枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

梅雨明けに

2012年07月18日 | Weblog

 夏日です。容赦なく降り注ぐ、太陽光線にたじろぐ。暑いが、夏である。当たり前のことです。夏に体が涼しかったら、病気でしょう。体を冷やすグッズには、たいした意味もない気がする。要は売らんかな、の根性だけ。首も腕の関節も、冷やすのはよくないのよ。

 腰痛の原因になったり、体調が狂ってきて、お腹が痛くなったり、便秘になったりする。食欲不振もそうだ。頭痛も然り。足がだるかったり、歩行困難を引き起こすこともある。夏にはその季節の装いがいいのよ。そして汗をしっかりとかくのだ。

 枇杷葉茶をしっかりと飲もう。朝か、夕に煎じておき、一旦冷ませてから冷蔵庫へ入れ、保存するが、枇杷葉の葉は、直ぐには取り出さない。1回につき3枚程度で、5回は煎じる。その後湯舟に浮かべる。肌がつるつるして、体中の角質が剥がれます。

 他のお茶類とブレンドしても佳いが、農薬たっぷりの市販品とは、一緒にしないのがいい。却って体内に毒素が溜まる。枇杷葉は、元々殺菌作用もあり、農薬をかける必要はない。我が家の庭の生き物は元気です。農薬はかけていません。

 枇杷葉茶を煎じると、青酸配糖体の活躍によって、体内の毒素を排出する働きが出ます。これに蒟蒻を温めて使うと、更なる効果がみられ、癌細胞に効くのです。自然の力には、計り知れないパワーが含まれていますので、諦めないことも大切です。

 漢方でも、枇杷葉は古来三千年の歴史があり、お釈迦さまの慈悲深さを物語っていますが、キリストも足萎えに触れ、立てと言うと歩いた。との聖書の件があります。日本では、中国から渡ってきたとされ、夏場の時期には、枇杷葉売りが江戸の町を歩いていました。

 昔の人の知恵でしょう。生葉は独特の匂いがあるので、寒中に採った物を、陰干しして乾燥させ、夏場に煎じて用いています。この時代には、庶民は化粧代は贅沢ですから、枇杷湯の残りをおかみさん、もったいないと顔に塗ったものかも。

 金星と月が西の夕空に浮かぶ。その煌きに、命を与えられた者として、地球に棲む意味を考えた。

 

コメント
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