自分の人性を、途中に還ってやり直せるなら、一体どこいら辺に行くのだろうか?じっと考えてみるが、今のままがいいように思う。どこかを元にし直しても、それは必ず、違った方向に行くだろうし、自分の望みのとおりには、いかないようにも思える。零れた水は、元の場所には落ち着かない。
この格言は、商王朝を滅ぼした太公望に、元妻が復縁を迫った時、盆に水を湛えてこよ。と、持ってこさせたのだが、あっという間に太公望は地面に逆さまにした。そうして、砂に吸い込まれた水を、元のように盆に戻せるなら、そなたの願いを聴こう。と、云ったとか。
元妻は、容姿も、美しく洗練されていたのだが、苦労貧乏が厭だった。愛想を尽かすのも、相手を見極める必要がある。一国の王となったから、妻の座も元にしてくれると思ったのは、甚だしい勘違い。戦国時代の中国では、夫に仕えることは、苦難の道を共に歩むこと。
金の切れ目は、縁の切れ目。と言うが、他人の物をあてにしてはいけない。況してや、個々の単位ではない。一国の主ともなれば、財産は国民の物だ。私利私欲を肥やしたり暴言を吐いたり、幼稚な行動で品位を落とすことでもない。時代が変わろうと同じである。
そろそろ、金星が宵の明星で観えてきている。一際、艶やかで眼を惹く。夕方の宇宙に、月と並ぶ日も間近です。お月見は、旧暦でしましょう。薄の穂が出ていない。暑さがぶり返しましたね。彼岸までは暑いのですよ。
アケビが熟れる頃には山は危険です。足元に注意して、アケビを採ります。これは、咳止めになります。焼酎に漬けるのがいいでしょう。薄めて嗽で使いますが、咽喉の腫れにもよく、湿布でします。友人の掘ってくれた、シモツケです。周りはドクダミだらけ。
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