谷町六丁目にある、「中華そば・うえまち」。
主人は著名なる「カドヤ食堂」の出身。
近年、ラーメンの世界も生き残り競争激しく、醤油・味噌・塩だけでなく
鶏塩、どろどろのポタージュ系 、魚貝スープ、炙りチャーシュー、レアチャーシュー…
様々なことが試されている。
だからといって、基本のキは忘れちゃいけない。
中華そば・醤油 ¥780
このレベルの中華そば、どれだけの人が作れるだろうか。
落語でいう古典落語。 ここを押さえてからの、新作なのではあるまいか。
新しもん好きのラーメンブロガーではないので、それほど精力的に追いかけるモチベーションも
持ち合わせていない。
スープを一口…久々だが、相変わらずの美味さである。
まずスープは非常に神経が行き届いている。 温度帯がぬるいという人もいるが、
私にはこんなもんで文句は無い。
これ以上熱いと、温度が下がり快適に食べ進むまでに時間がかかり、熱すぎるとうま味を感じにくい。
中太のストレート麺。
葱は小口に切った白ネギと、斜め切りの青ネギ。
チャーシューは持ち味の違うバラとモモの2種類。
メンマが細いので、やや弱い印象だが、これはこれでいいかも。
黒豚の炊き込みご飯 ¥350
昼限定とあっちゃ、たのまねばならない。
限定に弱いおばちゃんみたいな気持。
白菜漬けも悪くない。
もちろん全汁残さず…。
みんな行儀よく、黙々と喰ってるのが心地良い。
べちゃくちゃ喋ってる奴はいない。
昼どきである、外へ出るとこのありさま。
女性も美味しく食べられるのがここのイイところ。
あんまり一面背脂みたいな、ギットギトは女性たちは好まない。
この丁寧な仕事をいつまでも続けて欲しいと思いつつ、後にする。