韓国の方では、豚の大腸焼きのことをトンチャンとよぶそう。
名古屋に来ると、豚のホルモン焼きをトンチャンという。
ところが、近江高島のトンチャンは「鶏」なのであるぞよ。
ところ変われば…でオモシロイぢゃないの。
元祖の店とされる、「鳥中本店」。
普通の民家に見えるが、一階が鶏肉店になっている。
看板のごとし。高島では〝味付けかしわ”のことを指す。
親鶏、若鶏とあって、もちろん親がヒネ鶏なので、味は濃いだろうが固い。
その辺りはおまかせした。
そこのボウルに入った独自のブレンド赤味噌で、鶏肉に味をつける。
そいつをテイクアウトする。
ついでにセセリも。塩焼きで十分旨いと勧められ。
近在の人間は琵琶湖畔でバーベキューする時に、ここのを買って行くのだという。
なるほど、そいつは羨ましいロケーションである。
その日のうちに、セセリはビールと共に、胃袋の深いところへ消えて行った。
翌日、とんちゃん登場。 バカうま。 ビールにも飯にもよし。
なんとも説明のしようがないが、甘辛い濃い味がたまらんクセになる。
湖西を走る道路で事故があったとて、帰りにまぁひどい渋滞に巻き込まれるのだけど。
道路に恨みはあっても、とんちゃんに罪は無い。 まぁ湖西の北方に行くなら是非お試しを。