御所を鴨川へと近づくと荒神橋がある。
欄干の旧仮名づかいは知らないと読めず。
欄干の旧仮名づかいは知らないと読めず。
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このすぐ近くで文久年間から続く花屋「花政」の
藤田修作展「花を花とみて花と見ず」があった
藤田修作展「花を花とみて花と見ず」があった
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野にある花の生命のゆたかさを知らされる
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花を活けるというのは引き算なんだなぁ
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シンプルだからこそ、その奥に自然そのものを見たりできるのか
花も人間の手で加工したりするのがあるが、ああいうのは好かぬ
手を加えず、そのまんま手折ってきて投げ込んだようなのがいいが、
そう簡単にできるものではないのだなぁ
でも、おかげで野の花がすごく気になるようになった
花もよいが、腹ごしらえである
こっちの鼻はまあまあ利くのである
河原町通に面した麺処に入る。「自家製麺 天狗」
壁には桂米朝を筆頭にざこば、南光らの色紙あり、
米朝事務所御用達と見受けられた
うどんもそばも丼もあって活気のある、こんな町場の麺処が
各地にあったのだが本当に少なくなってしまった
京都はまだ健在だな
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京都はあんかけに、とじものも得意とする
一説に山国京都の冬はしばれるから。
相方がたのんだ、天とじ丼
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これ、お使いくださいと置いていったのは、がんずりのようなもの
生とうがらし、見た目よりはマイルド
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ぜいたくカレーうどん。小さなご飯付き
こちらの細麺はささめんという自家製麺
大阪池田の吾妻のささめうどんのような感じ
ほどのよい辛さ、うまさ
大騒ぎするようなものは何もない。日常めしとして結構なり
ラストにご飯をカレーの丼に投入。それも堂々としてはいけない
無作法を恥じて、店員のわからぬようにサッと入れてサッと食う
バレてるだろうが、バレないように努め、最後の一粒まで残さぬこと
言っておくが、ごはんの方にカレー汁をかけてはならぬ
ごはん茶碗までカレーで汚すのは邪道である