ふと大根とイカの煮物が食べたくなった。いや、待てよ、
里芋とイカの煮物も旨そうだ。 しかし両方は芸がなさすぎる。
クックパッドなんぞをたよりに、野菜を剥き、下ゆでなど始める。
イカの皮がまぁやすやすとは剥けてくれない。 布巾で簡単に剥けるように料理番組は言うが。
格闘中に帰って来た家人に、
「ええっ!まだ野菜できてないの?何時になったら食べられると思ってるの!」
となじられ、亭主台所を追われる。
よ~く考えりゃ、イカは皮付きの筒切りでよかったのだ。 ああ、あとのまつり。
家人のリカバリーにより、みるみるうちにおかずのテイとなる。
その手早さに、抵抗をする気も失せた。
私が意地を通していたら、あと2時間はかかったかもしれない。
イカの風味が沁みた大根うまし。
里芋は単体の煮っころがしに。 なかなかどうしての味。
残りのイカは夜半、一人で塩辛にする。
1日2日で食べごろになる。 柚子コショウと自家製味噌がポイント。
いや、ホントにすべての料理人と主婦に頭が下がった思いである。
ぐやじ~が。