東京シリーズ続行。
日暮里駅周辺もガラリと変わった。 変わらないのはこの風景。
初音小路なんていう、小さな飲み屋街がある。
この奥、友人が連れて行ってくれた「C'EST QUI(セッキ)?」という店。これ誰?という意味か。実は関さんという女性がやっている。
こういう店があるところが街の懐の深さ。近所にあったら、風呂帰りに手ぬぐい片手に寄って、冷えたワインをキュッ・・・なんてやるだろう。
前菜の盛り合わせ 気取らない女将さん、気に入った。
オムレツライス(?) ちょいとキツネ色過ぎた。
でも実質的で安い、旨い。 中野からサックス吹きの友人も来た。
さて谷中・根津・千駄木、この一帯を通称“谷根千”とよぶ。
遊歩するには格別の楽しさがある。
テントが可愛い街の中華屋。
下町にゃ甘味処がつきもの。
お隣りはこんにゃく、寒天、ところ天を商う。
赤えんどうの塩茹でに寒天、黒みつ買えば、豆かんができる。
えんど豆を食いながら歩きたくなった。
ちくわぶ、東京だなぁ~
濃いおでんの汁で煮詰めて辛子で食うと、それなりに美味。
谷中銀座
谷中は古い寺院が多いから、大店舗の出店など叶わず、
いまだ小さな商店ががんばってる。そこがいい。
ほほぉ、肉屋の店頭に「谷中メンチ」とある。
そういえば、何かの番組で地井武男がメンチかじってるのを見た。
肉のサトー。取材された番組や色紙だらけ、これ逆効果なんだが。
まぁ、そう言わず食べておこうぢゃないか。谷中メンチ 150円。
しかし、なんで東京ではメンチカツとナマる?
こんがり、ほの温かい。
一口ガブリッ。サクッとしてる。 ふむ…平均的メンチではないかいな。
片手にメンチ、片手にカメラ、雑誌の袋ぶら下げ、肩からカバン、アゴで傘・・・まぁまぁ必死。我ながら怪しい姿だ。
数メートル行くと、おや、こっちにもメンチカツが・・・?
どっちが谷中銀座名物なんだか判らぬが、はずすわけにもいかない。
鈴木肉店の元気メンチカツ ¥200 購入。
しかし、持ち帰るわけにもいかない。
¥50の差か、かなり大判。アツアツをさっそく食おう。
衣はバリッという食感。ミンチは粒残し、大ぶりに挽いてある。
好みは分かれるだろうな。
かじりかけの2個のメンチを手に、商店街を行く。
・・・と、
またもメンチ。 1個¥100の大廉売。
谷中銀座はメンチの街というのはよ~く分かった。
だが、さすがにもう3個目は手が出なかった。
裏通りを歩きながら、残りのメンチをムシャムシャと食った。
さすがに、もたれた・・・。