気軽に中華となると、餃子にラーメン、炒飯となる。
十年一日のごとく、そんな日本人化された中華に親しんでいるが、
時には老酒でもやりながら、少しずつつつきながら楽しめる中華があってもいい。
「一碗水」や「酒中花 空心」でそんなことをしたいが、予約して出かけるのであれば、
しっかり、食事となってしまう。
そうではない、チョイ飲み、チョイ食いできる中華が欲しかった。
鎮江黒酢の酢豚 S500 L700 大型の酢豚がゴロリ・・・
そんな私にぴったりなのが、ここ「中華酒場 CUMA-1」
ご近所を散策中、何度も前を通り気になっていた中華酒場だが、
出てくるものすべて、ほほ~ォ…と感心。
ピータン豆腐
上に刻んだのがのっかってくるのかと思ったら、豆腐を崩して炒めてある。
店主一人だが、鍋前から蒸し器、酒のサービスまで大車輪。
ま、私の行った時は正直ヒマそうでしたが。
店主尾木さんは、神戸元町の別館B出身。
千里阪急ホテル、エスト店の立ち上げにもいたそうである。
豆苗のあっさりいため
俗に、青菜炒めで中華のコックの腕が分かるという。
香り高く、シャキッとした歯ごたえを残すように炒めねばならない。
油をコーティングし、超高温で短時間で炒める。
これ以上炒めると、中の水分が染み出てくる。その手前で止める。
家人が作り方を教えてもらい、家でもしばしば登場するようになった。
プロのようにはいかないけども。
紹興酒もあるが、ワインをリーズナブルに用意しているのがいい。
カリフォルニアの赤が1種類。 値は恐るるに及ばず。
店主の親爺さんが心配して、いつもカウンターの隅で飲んでいるのが
ほほえましかった。
牛肉とピーマンの細切り炒め
野菜の香り、申し分ない。
香港風エビと豚肉の焼売も食べた。
ガッツリ行きたい向きには、焼きそばも炒飯もあるが、
何皿かとって、つまみにしながら一杯やる、
あたしゃ、そういう使い方をしたいな。
中華酒場 CUMA-1 高槻市城北町1 阪急高槻の西南裏手