苦楽園にあるイタリアン「イ・ヴェンティチェッリ」。 たぶん、意味はそよ風。
イタリアンでランチでもと友人から声がかかったので、気軽に考えていたが、
それは予想以上に足を止めて、パンチを打ちに来るものだった。
快適に冷えたスプマンテからスタート。
場所は苦楽園の駅からのんびり徒歩10分ぐらいかな。
さすがは洒落た店があるね。南大阪とはちゃうなぁ~
丹波黒のマルサラ酒漬けなどをつまみつつ。
稚内の若鹿と鶏肝のクスクス
この色彩には驚いた。赤ワインの色だ。
パサパサのクスクスの中にはキューブに刻んだ梨。
不思議な無国籍イメージ。フレンチのよう。
鴨なすのロースト キャッハ~ワイルドである。鴨の頭まで。
ツムラ本店の河内鴨。
頭は食べる肉がないけど、一応しゃぶっといた。
水ナスは塩麹でマリネしてある。
小型のイチジク、実山椒、乾燥トマト、ホウズキママレードのソース
シャルドネなどいただきつつ。
自家製フォカッチャ オッカチャ~~ン!
イベリコ豚のタンスモーク、モッツァレラチーズのズッパ。
青柚子、焼きなす。
イタリアンのストラッチャテッラというかき玉子のスープと、
中華のサンラータンをヒントになっている。
濃厚なのだが酸味がきいていて、美味い。
パスタは2種類あるのがうれし。
フレッシュ・ポルチーニの手打ちパスタ・ピーチ
トスカーナのパスタで、細うどんぐらいの太さで
シコシコといい感じ。
シェフ十八番 ピータン・カルボナーラ
玉子、腐乳、四川山椒、焼き甘海老などのソース
こりゃバカうま!
発想がめちゃくちゃ面白い。
神戸生まれのシェフ、中国料理にずっと親しんできたから
イタリアンに中華もそれほど奇異なことではないとのこと。
ロンバルディア産子豚のロースト 丹波栗のコンフィ
フライパンで焼きあげたもの。中華の焼豚のように皮目がパリッと焼けている。
栗は渋皮そのままに低温でじっくり揚げてある。
腹にガツンとくるボリューム!
おすすめの食べ方は、豚肉にアプリコット系のジャムをつけて。
甘いおかずなんてぞっとしないが、
こいつぁいける!
ワインが進む進む… 赤はカベルネソーヴィニオン
日の高いうちから、ちょっと後ろめたくもあるが、飲まない訳にいられないしね。
チョコレートケーキ バターナッツのパンナコッタ 巨峰
パンナコッタは甘くなく、しょっぱいのだ。
エスプレッソに
グラッパも所望!
マッチョな浅井シェフ、大胆にして細心な料理が彼の個性。
しかし、この日は聞かなんだが、今年いっぱいでこの店を閉めるとのこと。!!
な、なんと!
これが最後のランチとなってしまったのだ。
一旦、休憩して充電期間を置いて、次のステップを考えている様子。
力のあるシェフなので、次の展開が大いに愉しみである。