高槻という処、気のきいたピザ屋がない。
やるならピザ屋だと思っていたが、ようやく出来たのは去年11月。
しばらくは様子見で、そのうちクチコミで知られるところとなり、
ご婦人たちが詰めかけ、ワイのワイのとカフェ使いしてる様子。平和で結構ぢゃわい。
で某日、「ピッツェリアvivo」へ出かけてみた。
こういう処でワイン片手にアンティパストをチョコチョコと摘まむのは
ささやかな喜びである。
カウンターにスネ置いてるので、ハモンセラーノを 780円
イタリアンなんだからパロマ産プロシュートと行きたいところだが
堅いことは言いませぬ。
数種のキノコのアーリオオーリオ 400円
快適に冷えた白ワインG480円によく合う。
こういうのを作り置きしておき、オーダーと共にカポッと盛れば
わけないのである。
グリーンサラダ 680円
もっと盛りはよくしてもらいたいが、これだって腹は立たない。
サービスの女性がスマホを眺め出した。
たぶんお客の質問に対し、必要事項をネットで確認しているのだろう。
おそらく。そう信じたい。
薪窯で焼くピッツァはかなりのお値打ち。
マルゲリータ 650円!
そう、そもそも街のピザ屋の値段は高くないか…?
真に適正価格か…と疑念を抱いて来たので、この値段は嬉しい。
結構待たせて出てきた、マルゲリ~タ
え…?
火事でもあったか…?
結構焦げとります。
時間かけたら焦げるのは当たり前やろ。
まぁギリギリ許容範囲。
まだピッツァヨーロが馴れていないだけの話だろう。
枚数を焼けばこんなことも起きるまい。
わたいでよかったら実験台にしなはれ。
スパゲッティ・ボンゴレ・ロッソ 900円
殻付き浅蜊は好みではないものの、トマトソースはよくパスタに絡み
皿に残らない適度なもの。
まぁ目立ったおコゲ以外は、そこそこいい感じで使わせてもらえそう。
地価もバカにならないJRと阪急の間の土地。
しっかり、市場調査も行った上での出店と見える。気合いも入っている。
ここで店は変わる・・・。
同じ地元でも下のようなアンティパストを出す店があり、
この1600円には、「は?」と思わされた。
海老が高けりゃ外せばいい。そんなものイタリアンでもなし。
生ハム、玉子焼き、ポテサラ、カポナータ、塩トマト、オイルサーディン、
リエットやら塗ったトースト、オリーブのフライ…
なんぼでもあるやん。
これを二人で行ってる客に一つ出すかね。
出来合いのものをさっと盛り合わせて出し、本編への期待を盛り上げる
前菜とはいわば予告編なるぞよ。本編への期待をしぼませてどうするよ。
人間は死ぬまで勉強。立ち止まれば後退あるのみ。