近付いてきましたね、クリスマスが。
東京にいるとFENがやたらクリスマスソング特集をし出すんですよ。
それがなんだかバタくさくて、入らない関西人には羨ましかった…。
バブルの頃を東京でおくっていた私なども、「どこがバブルなもんか…」と
貧しい芝居屋していながらも、どこかで浮足立ってたんですかね、
テッペン越えて六本木で深夜タクシーつかまえようったって、つかまるもんですか。
仕方なく朝方まで遊んでたようなことで。金が無いのにどうしてたんだろう。
今やクリスマスの喧騒はハロウィンに移ったかのようですな。
さて自分なりにもっとも感動的なクリスマスを求めて、あちこちの教会やら、
山へ登り関東平野見下ろしたこともあるし、湘南あたりにオネーチャンと車ぶっ飛ばしたことも。
でも一番印象的なクリスマスは、なんにも起こらない、ごくフツーのクリスマスでした。
子供の時分から雪が降って一面銀世界になればいいなと思ってましたが、
大阪ではついぞ、そんなロマンチックなことになりませんでした。
毎年TVではクリスマス特別企画なのか、洋画の「ホワイト・クリスマス」、「わが道を行く」 、
「34丁目の奇跡」なんかもやってたような。
そういうものが視聴率戦争関係なく、たぶん良心で流してくれてた訳。
そんなわけで、ビング・クロスビーの歌には親しんできました。
食べ物ばっかりで歌のことを一つも言わねぇぢゃねぇか…と思われそうだから、
今回はビングのLPを。
動画なんかくっつけねぇよ。YouTubeでもどこでも覗いてくんねぇ。
このレコードが、言うまでもなく大ベストセラーにして、ロングセラー。
何枚ものクリスマス・アルバムは買ったけれど、やっぱりこれに戻るのね。
表題のWhite Christmasはもちろんのこと、Silver Bell、 The Christmas Song、 Mele Kalikimaka、
この頃思い出していたのは、 It's Begining to Look Like Christmas (クリスマスらしくなってきた)
ビングの歌だけぢゃない、コーラスのアンドリュース・シスターズがいい。 楠トシエが3人組んだみたいだ。
ストリングスのアレンジがまた素晴らしい。
ま、一度は騙されたと思って手にとってご覧なさい。
クリスマスぐらい、昔と同じがいいと思うんですがね~
そんな訳で、クリスマスが近づくにつれて、我が鼻歌もFEN化するのでありますよ。
Chestnuts roustin' on the open fire~~♪
今夜は冷えそうですぞ。