大体、平賀源内だか誰かが言い出したんでしょ、土用に鰻ってのは。
そんな混むような時に行くのは愚の骨頂。 仕事が荒れるに決まってます。
そんな混むような時に行くのは愚の骨頂。 仕事が荒れるに決まってます。
コロナ禍、いつまでたっても大手を振って行けそうにないので、
そっと行ってまいりました。
関西焼きの「魚伊」へ。 野江内代からふらふら向かうと、
鰻を焼く香りが漂ってくるのですよ。腹減らしてるとたまりません。
小上がりあるのですがね、焼き立てを間髪入れずに食べたいから、
カウンターが一番。
ただ、この日は、淡水魚の生臭さがちょっと鼻をかすめました。
この匂いは食欲を阻害します。
鰻の三種盛 くんせい・八幡巻き・やわらか煮 ¥1300
たわむれに頼んだ、レンコンのはさみ揚げ。
あとで考えれば、これだけ余計でした。
うざく ¥1120
きゅうりをもう少しいただきたい。バランスですから。
肝焼き ¥810 よろしゅござんすな。お酒が進みます。
さて連れ合いがたのんだ、うな重上 ¥2950
鰻が一尾の3分の2。
私はできるなら重箱は回避したいので、こちらの丼で出てくる特上。
この開ける手前が、実は一番のハイライト・・・・
見事な焼き加減。 焦げなどあるのは願い下げです。
雑誌の企画で桂米團治、林家正蔵さんがここで対談。すぐに関西焼きと
お二人とも解りませんでした。それぐらい柔らかく仕上げる技です。
これはもう、何がなんでも、雨槍降ろうが一心不乱に食べる!
奈良漬ではなく守口大根のような。ウナギに奈良漬付けたヤツは偉いね。
肝吸い。これもさほど美味しくないも、無けりゃ無いで寂しいもの。
さっとタレ焼きにしたのを入れても旨いんぢゃないの。
もはや、何も付け加えることなどなし。 けっこうなお点前でした。
食べ終わって、一粒もないのが旨かった証拠。つゆだくなどくそくらえ。
食べ終わって、一粒もないのが旨かった証拠。つゆだくなどくそくらえ。
一度、こちらで半助(鰻の頭)をたくさん買って帰り、焼き豆腐や葱と
一緒に炊いたんだけど、あんまりあっても有難くないね。
最後はしつこくて気持ち悪くなった。 あれは少しあるのがいい。
土用には行かないけど、 どうぞみなさんは行ってください。
夏場はこれで乗り切ろうという意見には大いに賛成いたします。