マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

投票、始まってます!

2008-07-30 16:43:29 | カントリー

おぬしら、ワシのことをただ手から口へ物を食うだけの、卑しいオッサンと思ってないかへ? しぇ~かい!なんでやねん、笑止千万。

                      

ウェスタンスイングの伝道師、つまりはミュージシャンよぉ。
忘れちゃ困る。困るようにしたん誰だぁ、オレだぁ。

そこでたまには、ミュージシャンらしいことをしてみた。

暑さに頭がやられた? ま、ちょっと近い。

  
         


実は・・・今ひとつ実体が飲み込めないうちにエントリーしている

eo-music tryオーディションってなものがある。

オーディションの先に何が待ってるか、まったく知らねども、

パンアメリカン航空で夢のハワイ旅行でも

夢の超特急ひかり号で伊勢まいりでも、やるというなら

なんでも頂きませう、食いませう、呑みませう ・・・また、そっちか!

てなことで、そのインターネット投票というのが始まったのです。


ま、せいぜい、どこか大きなステージで演奏できるってぐらいでしょうが


                 


賢明なるマイミク諸兄姉、どうかひとつご投票くださいまし。


 「ご通行のご婦人、手を振ってのご声援有難うございます!

 『マーベラス桜井&ホット・フィドル・バンド』あと一歩のところです!」


市会議員に出た時にはどうぞ落っことして下すって結構ですから、

その分、こっちへご協力ください。

親戚一同、過去帳一切、友人知己、チェーンメール、不幸の手紙・・・

いかなあざとい手を使っても、と楽団一同チカラ入っております。(あ、練習しなきゃな、練習…)

アナタの一票が「二度づけ禁止の青春さ」をメジャーにする!


え? まだ、この曲に関わってるのかって?

あたぼうよォ。世間的には、まだデビューしていないも同然!!


めざすは一芸名人、東京コミックショー・ショパン猪狩だ。


こちとら、こ・れ・し・か・ねぇんだぃ!!


応募ホームページは、コチラ↓
http://<WBR>eonet.<WBR>jp/mus<WBR>ictry/<WBR>catego<WBR>ry/det<WBR>ail.ph<WBR>p?arti<WBR>st_id=<WBR>6

Thank You!
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うどんとギョーザ

2008-07-27 17:17:46 | 

高槻で生まれたローカル食に、「うどんギョーザ」なるものがある。
最初聞いた時は、うどんにギョーザが乗っている類のものか、或いは
ギョーザの皮の中にうどんが入ってる、そば寿司的なものかと思った。



これがうどんギョーザ。高槻の立ち呑み屋「だるまや」で発見。


高槻富田辺りの主婦が昔、家庭用に作り、子供にウケたので、
近所のお母さん同士、口から口へと伝播していったものらしい。
周囲の高槻ロコは誰も知らないかったので、ごく小さいコミューンの
中のヒット作でとどまったと思われる。


この口コミ料理っていうのはバカにできない。
おかずの定番、帆立と大根のサラダ(缶入り帆立の汁と少々の塩、
マヨネーズで和えたもの)などは、主婦の口コミから流行った。


とある番組が火を点け、当の高槻人たちが知らずに、
なんぢゃこりゃ~っ!?的なリアクションのもと、いっぺん作ってみたろ
と、こうした形で不思議な復活を遂げていたのは、面白い。


材料は、ギョーザのあんに、うどんだけなんだけど、それで繋がるのかな。
少々小麦粉でお好み焼きの生地的なものがいる。
うどんを適当な長さに切りながら、餃子あんと一緒にお好み焼きのように両面焼いたら出来上がり。胡麻油かラー油を少々垂らし、酢醤油かポン酢で食す。ここはギョーザを守りたいところ。
ガチッとした定型がないのだから、自由に解釈して作ればいい。


見え隠れするにょろ~っとしたうどんの姿は、どう見ても全国区でウケるというものではないけれど、なんでもMixにしてしまうのが、大阪風というところだろう。


これがなかなかどーして、ちょいとおつなアテになるのだ。


店主も半信半疑で、「高槻名物?うどんギョーザ」と書いていたのが
奥ゆかしいではないか。


       立ち呑み「だるまや」    高槻市城北通り


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南地 九郎右衛門町

2008-07-26 10:53:36 | 

九郎右衛門町あたりから、千日前通りを日本橋に至るまで
ズラッとお茶屋が並んでいたという。この辺りが格が一番上で、
東に行くほど、大衆的になって行ったといわれる。




折敷にある見事な鯛の絵は、現主人の筆による。





タマメダイ  目が出た夏の高級魚





障子塩焼き
鯛の中骨を炙ったもの。めちゃくちゃ美味い。
酒飲みなら、これをしゃぶりながら、グイグイいける。
酒は惣花(日本盛)。

 




松茸英ちゃん漬け 
初代が考案した珍味。14年物の松茸の漬けもの
なるほど珍味・・・ヨードっぽい味がする





タマメダイ  関西では何より白身が好まれた。





しめ鰯  
大阪ではそもそも小肌は寿司ネタとして歓迎されなかった。





たいちり 
ちり酢は毎年秋に600キロも手絞りにする。





とろ・腹身  黒門市場から仕入れる。
戦前は人足の食べ物だった鮪の脂に目をつけ、戦後、店で
使い出したのは、ここがかなり早かった。





淡路の海胆





牛とろ
江戸前の職人が見たら、怒るだろうな。
これはツレが頼んだもの。生の牛肉とご飯、私はパス。





穴子のえり巻き寿司 
播州高砂の穴子。浅めに煮て、
ツメを塗ってから焼き上げ、クルリと巻いてから寿司飯を
詰める。こいつは手づかみで。腹ふくれるー!





鉄火巻はイチから包丁で鮪をたたく。





せんいに沿って刻んだ葱(わけぎの白い部分)が一緒に
巻き込まれる。薫り高い海苔。
パリッ、ムシャッ、シャリッとした変化する歯ざわりが楽しめる。
葱とろ鉄火。





ねぎま汁  ねぎと鮪の腹身 山椒がきく。
味噌は八丁味噌など3種類をあわせる。





名物英ちゃん太巻。

他にも名物があって、鯖の棒寿司は初代から伝わる逸品。
出来上がってから6時間後に美味しくなるので、店では一切
出さない。

先代英ちゃんはへんくつで知られた名人気質の親爺だったらしい。
「コレ食うてみい!」という調子で客に寿司を出した。
その頑固なところを客は面白がったという。
大阪にはこの手のうるさい寿司屋の主人が何人もいて、古川ロッパは
自作の中で批判している。

その傍若無人ぶりはいただけないが、それだけ自信と自負を
持って商品を出していたということだ。
その唯我独尊的な、みなぎる覇気は、今となってはめったに
お目にかかることはできない、昔かたぎということなのだろう。
創業大正6年 90年になる大阪のにぎり鮨の老舗。

店先の辺り、界隈に、ほんの少し。
そんな九郎右衛門町とよばれた時代の名残を感じた。






    英ちゃん冨久鮓    中央区道頓堀2

 

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天神祭には鱧

2008-07-19 18:30:44 | 


祇園祭が終われば、大阪は天神祭。
祭の時期に欠かせない味というと、鱧(はも)である。
強靭な生命力を持ち、鋭い歯で漁師の指を噛み切ることぐらい
厭わないので、噛む、転じて食む、はむ、鱧となったという。





梅雨の水を飲んだ鱧は美味しくなるという。
だが、京都の鱧料理屋の主人は、人間の方が夏に向け、
鱧のようなこってりした魚を欲しくなるのでしょう、と言ってた。

というわけで、今宵は鱧鍋を食べに。
平野に、夏ははも、冬はてっちりの知る人ぞ知る店がある。





肴にたのんだ、おから。ウェットタイプもまたよし。
卯の花とも、包丁を使わないことから「きらず」とも呼ぶ。
たくさんはいらない、ほんの少しだけ欲しい。





鱧の煮こごり、卵の流し羹  ふり柚子

よくある鱧ちりが見られなかった。大阪で言う鱧ちりとは、
はもの湯引きのこと。身がちりちりと縮まるからそう呼ぶのだろう。
大阪ではどちらかというと、大衆の味。
京都に行くと、葛を叩き吸い地を張って、高級なお椀「牡丹鱧」になる。
同じ鱧でもずいぶんと扱いがちがう。





ぐじの幽庵焼き  ぐじ、関西ではアマダイをこう呼ぶ。





まながつお  淡白で品のある白身に濃い煮汁。
京の生鱈 奈良生まながつお・・・江戸時代の早口言葉。





はも鍋は骨から取っただし、あらかじめ煮た玉葱がプカプカ浮いていた。
淡路か沼島スタイルなのか、何故か鱧には玉葱なのだ。
淡路では同じ時期に双方とも、いやと言うほど獲れたのだろう。





ポン酢醤油にスダチを絞って食べるか、あるいは
梅肉というか梅醤の二通りで食べさせる。
鍋を梅肉で食べるのは初めて。



夏の鍋もいいもんだ。
お隣り、韓国には夏の熱には熱をもって制すという諺がある。

今年は、省エネにもなるし、クーラーを切り気味にして
熱には熱で対抗してみようか。



     割烹おおの   大阪市平野区背戸口2丁目


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なぜに貴女は拳闘を・・・

2008-07-18 00:17:19 | 芸能


大阪に力強い女性ボクサーがいる。その名を、好川奈々といふ。
まだ試合を観たわけではないので、余り偉そうなことはいえない。
だけど、この娘、めっぽう強いようなのである。



今年2月の全日本大会で2階級制覇を達成。
この日も試合が行われ、KO勝ちをおさめて来た。
もっとごつい女性をイメージしていたが、華奢だし首も細い、
大丈夫なのか。



この日は8月に中部カンサスシティで行われる
女子ボクシング世界大会の激励会ということで、
本町の「ラ・ココット」へ。


  ん・・・?


賢明なる皆さんは、奈々さんもさることながら、お隣りの
スキンヘッド氏が気になってしまうことだろう。さもありなん。
頭とスーツ姿がめっぽうそっち関係を思わせるが、さにあらず。
エングリッシュ・ファクトリー・ジムの平田会長。
押し出しはきくが、軽妙なトークもいける人物。
ジムの母体は英会話学校なのだ。健全だろ。隠れミノ?まさか(笑)


激励に訪れた50人ばかりの知遇。大学の先生、TV局報道局員、
制作会社D、有名スポーツ用品メーカーM、アマチュアボクシング協会のエライさん、フツーのおばちゃん・・・扇町方面のTV局はことあるごとに奈々さんを追いかけている。


さて、キッシュのアミューズブッシュに始まった、この夜のディナー。
魚介類のサラダ仕立て等をいただき、メインは牛頬肉のワイン煮。



頬肉食べながら、対戦相手にほっぺたドツかれたら、
さぞや痛いだろうなぁ、とシロ~トみたいなことを考えてしまう。

「なぜボクシングしたいと思うんですかねー、あんなに可愛けりゃ
いくらでも楽しいことあるんぢゃないんですか・・・」と、前に座られた
大学教授と意見が合ってしまった。

ひ弱な文科系がホザいてらぁ。

中シェフの料理は美味かったのであるが、
食事がメインなのだが、メインは奈々ちゃんなのであって、
味の記憶が薄い。心ここにあらずだったか。



バクバク食ってた奈々さん。減量は気にしてなさそう。
この表情、7月の「すぽると」観た人いるだろう。目に格別、力がある。

ちょっと笑顔がよかった頃の大石恵をホーフツとさせる。
「なんでこんなしんどいスポーツをやるのん?」って
聞いてみたかったが、やめた。

協会のエライさんは距離を取り、ポイントを稼ぐ近代ボクシングを、
と言ってらしたが、ボクはシロートである。
「相手を殺すつもりで、ぶっ叩いて倒して来てください」と言った。



同門の杉本理沙さんも一緒に渡米、トーナメントに参戦する。

奈々さんは「会長はまず一勝と言ってましたが、私は優勝するつもりで
います!」と断言した。
勝負師はそれでなくっちゃ。


戦う女性というのは、まことに美しいのだ!


   ビストロ・ラ・ココット  中央区北久宝寺町4




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