マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

堺の“ちゃん系焼肉”がスゴイ! ~地の巻~

2017-08-28 22:32:33 | 大阪 堺&以南

もうちょい続行するぜぃ、肉まつりの夜!

ここ十数年で成り上がったホルモンに、ハラミがある。

ハラミをタレで、白メシ食って最後の晩餐にしたいという奴がいるほどだ。







ここにも、おさむちゃんの庖丁ワザが生かされる。






今後の焼肉のスタイルとして、主人が塊で適正調理したものを、一律客に提供する。

こういう方法が増えて行くのかもしれない。







蕩けるような食感ではなく、噛んで楽しいのがハラミの魅力。







バカでかい、天城産のワサビを大胆におろして。

脂があるので辛味は感じない。それより鮮烈な風味。







脂が抜群にキレイな、小腸。

直前にタレに揉み込む。







シメに、掃除したタンツラなどを8時間煮込んでスープ。

名物ピリ辛クッパ。肉が続いた最後に、この温かいスープご飯は有難い。 

この3倍は食いたいが、ここでガマン。


めしが足りないらしい。







いやぁすごいです。

予約がとれないことだけがシャクの種。

今や一日4回転してるらしいっす。

今、もっとも旬な食べどきの店。スゴイよなぁ~。


 

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堺の“ちゃん系”焼肉がスゴイ! ~天の巻~

2017-08-23 23:55:42 | 大阪 堺&以南

親爺がご厄介になっているホームから、ときどき引っ張り出しては、

実家に連れて帰る。 その道中にある、なんとも小さな店。

店は目視していたが、何処から見てもそんな実力店に見えなかった。

その名も…『生ホルモン処 おさむちゃん』

なにしろ予約がとれないらしく、声かけてもらってから、半年ぐらいたってようやく。



 



JR阪和線の津久野~鳳の間あたり、常浜線の南側。

僅か3.5坪のちっぽけな店だが、いやいや、

人を見かけで判断してはいけないのと同様、


店も見かけで判断しては早計である。




 



店内、こんな具合。 カウンター7席に無理やり8人入ったような感じ。







え?外観どうりだって…?  そうかもしれない。



 



まず豆モヤシ。 キムチ(大根・キュウリ・レンコン・キンカン・イチゴ)まで。 新鮮なツカミ。

写真撮らなかったが、本編に入る前に数品のお肉で、かる~いジャブをかましてくる。 



 


 
おさむちゃん主人 内山修ちゃん。

これがまた…喋り出すと止まらない、冗談口調で軽口をとばし、独壇場で客を掌握する。

宮崎牛のハネシタ。


そして、 べっろ~~~ん!!








なかなかグロテスクであるが、これがタン(熊本産)。

しかも表面の黒いのは黒毛和種である証拠。 国産牛は白タンといわれます。

昔はホルモンに分類されるも、今や取り合い。

黒毛和牛のタンなど、なかなかお目にかかれない。





 

皮を剥き、タン先の堅いところや筋を削ぎ落して行くと、これぐらいしか残らない。 







この隠し庖丁こそ、いい肉を生かす、おさむちゃんの真骨頂。







しかも塊で焼く、タンステーキに。

客の目を一手に集め、自在の焼き上がりにコントロールする。








ひと口ぢゃ少ないけどさ。 表面はカリッと焼き、中は驚くほどジュージー。

そして・・・・

ヒウチ(熊本産)。

後ろ足の前側につく、トモ三角という部分。


この細かいサシ。








人数分、切り分けて行く。







これが、ペタリとまな板にくっつくのだ・・・。



 



客の撮影はウエルカムだが、どこを切り取ってもオサムちゃん本人がウルサイほど入って来る。

これが作戦と見る。 クレジット替わりにあえて登場しているものと思った。

肉がSNS上を賑わせる回数だけ、自分の顔がアップされ、宣伝につながる。

おさむちゃん、なかなかのビジネスマンと見た。



 



ヒウチのしゃぶ焼き。

ニンニクチップとワサビを巻き込んで。

こりゃ、たまらんわい!
 



~~後編に続く 



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とろふわっ…歯なんていらない、大阪・関東焼き鰻の雄!

2017-08-22 02:26:59 | 大阪

まだまだ暑い。こうなりゃ、食べ物で体を起こしてやるしかない。

以前もアップしたが、谷町4丁目「鰻 にしはら」へ。







谷町4丁目で降りて暫時徒歩。 一帯は遊ぶところでは無く、ビジネス街。

目の前には北大江公園の緑が、おつな潤いになっている。





 

最初は、鰻の骨せんべい。 外国人なんかが見たらグロテスクに思うのかもしれない。

まぁ食ってみな、クリスピーだろぅ? 

 

さて、ここには酒肴に おつなアテがある。

かみしも盛り ¥600

左から、ヒレ巻き・向こう骨巻き・かぶと焼き 

 





キュウリと一緒に、うなぎ味噌。







少しつまんではクイッ・・・ 酒は紀州の黒牛など。

よくぞ日本人に生まれけり







白焼き ¥3200 は日本酒をふりかけて、炭火で焼き上げる。

山葵と九州のチョイ甘めの醤油だった記憶。

酒肴には最高。


そして…うな丼(中) ¥3600


ここでは通常竹串を5本刺すところ、ここでは6本。

柔らかいので、職人の手元が丁寧なのだ。

余りに柔らかくて、身割れを起こしているのが残念。






木のスプーンはついてくるが、何も考えず最初から使うなと言いたい。

やはり箸を使って、うなぎの身もほどけてから、使うべきだ。 けど付けて来るのは親切だな。




花山椒は自分でミルでひく。 これも最初からアホほどかけてる奴を見たら

腹が立ってくる。






しかし、この王道さかげんはどうだ。 

味蕾から鼻へと抜けて行く醤油の香気。

そして、口の中で蕩けて消える、官能の食べ物となる。

こいつは是非いっぺん味わってみてもらいたい。


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東西の若旦那お連れして、関西風地焼きの店へ

2017-08-22 01:56:54 | 大阪

茫日、朝まだき、都島区の鰻の老舗、「魚伊」へ。

この日は月刊あまから手帖の撮影でやんす。 

 



江戸から続く老舗ですが、厳密には川魚の卸として。

パイロットショップのように、隠居所を直して食べられるようになり、

がぜんその名を知られるようになった。

関西焼だが、東京の若旦那がこれって関東風…?って、見間違ったぐらい。

大体が関西風は庶民の味で、市場で焼いてたりするもんだから、手荒い。

手を掛けて、大事に扱ったら、輝きを増すというものかもしれぬ。







こいつは撮影の合間の昼ごはん。

ほんとは丼を持ってがっつきたいところだが、 郷に入ればなんとやら…。

ええ、お重だってね、いただきますとも。







上方落語を代表する若様ってぇと、やはり、この人をおいて他にいないでしょう。

 桂 米團治

江戸落語からは、この人も血統からいって若様だよなぁ。

 林家 正蔵

お二人の父親、米朝・三平…なんと、これが同い年でグルメでもなんでもなかった。

というのが可笑しい。

今回は、「鰻・天ぷら・そば」のことで張り合っていただいた。


さてこの「魚伊」、隣りに立て場を持ち、各地から送られて来た鰻の泥を吐かせる。

社長に聞いたが、泥を吐かせるというより絶食状態でないと、鰻は運搬で死んじゃう。

その興奮状態を、冷たい水にさらすことで落ち着かせ、ストレスを和らげてやるのだそう。








いい鰻のことを青手とか青うなぎ、なんてことを言うが、

これが青手である。 ちょっと群青色してるでしょ。

だけど、これ見て、「うまそ~」って奴は聞いたことが無い。






顔がネズミみたいだから嫌だとかね。

小骨、ぬるっとした皮目、泥臭さ…このあたりが嫌いな理由ベスト3。

皮目と身の間にコラーゲンと脂肪があり、こいつを炙ることによって沸き立たせ、

うま味に変えてやらないといけない。その辺りが焼きの技術なのだ。








正蔵さんの手ぬぐいと扇子。

ちゃ~んと手拭いにはうなぎの絵が描いてあって、

こういうさりげない気遣いが粋ってもんぢゃないのかい。え、おまえさんよ。


てなことで、あまから手帖8月号は、絶叫発売中~~~!!







遅れに遅れ、周回遅れみたいなブログだが、

やっと今回は追いついた。



賢明なる読者諸兄姐…アタシの実力はこんなもんぢゃありません。



鰻の記事は続くヨッ!




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暑いから、千林大宮にて堂々ひる酒

2017-08-11 17:52:12 | 大阪

茫日、芸術創造館にマチネ観に行き、早めに終わったので

では「かる~く、行きますか…」って感じで。

千林商店街の気になる一軒へ。



 



商店街でも一軒だけにぶい光を放つ店。 覗くとオッサンたちがいい具合にやってる。



 



ビールに、たことワカメの酢のもの。  分厚いタコで疲労回復のタウリン充填~!







肉肉しいどて焼き。 真っ赤に七味を掛けたのは言うまでもなく。

まぁ別にカプサイシンだへちゃちゃだのは、どうでもいい訳だけど。







ハラミ焼きうまし。







商店街を少し離れると、何やらすごい行列。

「ああ、ここにあったのね…」

それにしてもうだるような暑さの中、かき氷・ソフトクリーム・冷コーヒを求めて、

これだけの行列を作るとは、なんたる情熱!







さらに行くと、またまた行列。 

「カドヤ東店」 先の角屋とは姉妹店ではなく、さかのぼるとルーツとなる「かどや」

からの暖簾分けという。 都合6軒あり、それぞれにこだわりがあり、ファンがいるそうな。

されでこちらは飲みモードであるから、かき氷の入るすき間がない。 また来よう。

カドヤ東店の斜め前、大衆酒場「松久」の暖簾をくぐる。







おおっ、横からフレームインしたニイチャンがポーズ。


店に入ってから、ここの若主人だと気付いた。 たぶん三代目の松村くん。







自家製オイルサーディン

 





店主オススメ、タイのムニエルどうですか?と言われて。

シャレたこともやるんですな。 ブールブランも手作り言うてたような。

うまし!



 

 

これ、ナンダ? イカ下足卵焼き みたいな感じだったかな。

メニューの中には「松久のタレ」なんてあり、ここのホルモン焼きのタレが評判よろしく、

これだけを持ち帰る客がいるのだという。

まだまだ全貌の一部を垣間見ただけ。 大衆酒場としての力は計り知れない。


 

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