千本というと、西陣華やかなりし時代、旦那衆は北へ上がった
上七軒で遊び、お付きの者や職人たちは千本で遊んだ。
ここは旧五番町。突き当たりの千本日活のネオンが色っぽい。
あそこにはかつて検番があった。
一度来たかったヘルメス。この明かり、ムード満点。
ここは数万枚ともいわれるレコード盤があり、リクエストに応じて
即座に引っ張り出して来るという特技?がある。
客はマザーの歌詞カードを見ながら、マイクで一緒に歌うだけ。
勝新太郎の若い頃のような、井上ひろし
3人ひろしなんてことを言った。守屋浩と井上、水原弘。
♪ やっぱりオ~レは~~菊正むふねぇ~
の菊正 CМでおなじみ西田佐知子。関口弘のかみさん。
あらためて、声が独特で得難い魅力。
すごいすごい、カウンター内になければ、裏へ引っ込み、
2階へ行って早ワザで探し出して来る。
小ぶとりの友人、顔見世興行中の歌舞伎役者も加わる。追悼の気持ちでフランク永井の一連の大阪もの、藤山一郎「夢淡き東京」、暁テル子「東京シューシャインボーイ」「ミネソタの卵売り」・・・出る出る。
改めて、我々の時代、歌謡曲の黄金時代だったのだと知る。
♪ 流れる雲よ城山に 登れば見える君の家
明かりが窓に灯るまで 見つめていたっけ逢いたくて
のちに宝石商として成功する梶光夫の「青春の城下町」。
わが青春の(ホントは子供時代の)思い出の一曲である。
橋幸夫、西郷輝彦、舟木一夫の御三家。遅れて、三田明。
愛田健二、望月浩・・・ロッテ歌のアルバム。司会の玉置弘。
女性では渡辺プロ華やかなりし頃。伊藤ゆかり、中尾ミエ、園まり。
中村晃子、小川知子ら夜ヒット組が出てくる前の話・・・
小柳ルミ子、南沙織、天地真理が出てくるのはもっと後。
興奮さめやらず、地元のカメラマンH巨匠の行きつけ、
木屋町二条のバー「K6」でクールダウン。
六本木育ちの歌舞伎役者さん、ボクと同じ名前で気になってたと
お気に召した様子。
ハイボールに、食べなくてもいいのに、玉子サンド。
大原の有精卵を使用。
隣り合った女性客。お連れが眠ってしまい困り顔だった。
昭和歌謡な晩のシメは、スパイシーに・・・
食べなくてもいいのに、カレーうどんを。
京都できつねというと、普通にきざみが出てくる。
甘ぎつねカレーは大阪風の甘く煮たきつねが2枚。
甘いきつねは、カレーにもおつ。
ルーは11種類のオリジナルブレンド。
角煮カレーうどん 細うどん、ラーメン風
深酒でダレ気味の内臓にパ~ンチ!!
いやぁ~、深夜のカレーうどんは染みるわい!
バーヘルメス 上京区上長者町
バーK6 中京区木屋町二条
カレーうどん味味香 中京区西木屋町六角