マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

揺れるまなざし…高槻ひでぇ目に

2018-06-19 02:24:38 | 大阪 北摂

いっぺん寝たら、何があっても起きないような男なんだけど。

この朝は跳ね上がるようにして飛び起きました。

6月18日(月) 朝8時ちょい前。

 

ドンと突き上げられるような一発が来て、その後はどどどどどどどどどど・・・・!

向こうの方から、家人のギャ~という叫び声。 

なんぢゃこりゃ!?



感じたこともないパワーの地震!

10秒も続いただろうか。

地震があると震源地はどこや…と、TVをつけるのが常。

けれど、停電してる。

廊下へ出てみる。 誰も慌てて家を飛び出すヤツはいない。

とりあえず、周囲に火事などの気配はない。 平穏すぎる。





 

 


駅では梅田行きの電車が停まったまんま。

出勤の人たちでホームはあふれているが、

停車したまま復旧を待つのか。


東棟と南棟をつなぐ、渡り廊下があり、そこは地震があった際、

揺れのパワーを吸収する装置らしきものがあり、

そこがこの有り様。







地震のパワーに改めて驚いた。

元理事長としては気になるので、下まで非常階段で下りた。

なかなかこれがホネである。

理事会の連中、だれ一人来ないぢゃないの。

しばらくして停電が復旧。

とたんにいろんなことが分かってきた…。



 

 


夕方、水でも買いに行ってみるかと、出てみたらば。

そこら中の自販機から、水は品切れになっていた。

店という店は、食材が揃わない、店員が来れない、で臨時休業の貼り紙だらけ。

いつものスーパーによると、インスタント麺の棚は、この有り様。





 


何日間かぐらい、武士はくわねど高楊枝。

買いだめに走るのなんざ、無様だからやめとこうと思ったが…

この余りにリアルな情景に、徐々に不安感が芽生えて行く。

いやぁ~よくない。



お惣菜もどんどんなくなっていく。

トンカツを買ったし、家カツカレーとする。

これがホントのハウスカレー。



カツに足したい…ツバメのオリソース。




 

 

ラップを皿に巻いて使うのは、先の阪神淡路の震災時に覚えたテクニック。


水不足には有効なのだ。 

 

 

 

 
しかし、こんなことで高槻…日本一有名な町になってしもたがな。

 

 

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ひ志お、なる調味料

2018-06-11 00:58:06 | 和歌山


昔、大鵬柏戸全盛時代、じいさんが夕方になると決まって大相撲観戦をしていた。

塩撒いて、ソンキョして、制限時間は今よりもっとのんびりしてたのではあるまいか。

取っ組み合いが始まるまで、子供には退屈でしょうがなかったが、

今はその退屈さがいいのだ。 じいさん譲りの血脈というものだろうか。

 



居酒屋、立ち呑み屋では相撲放送やってたらしめたもの。

酒場のBGMとしては最高だと思うな。

てなことで、かみさんがちょこちょこ出してくれる肴をやりつつ、相撲見物。

平和である。



最近、冷ややっこに載せるのはこれ。 ブルーベリー? ちゃうちゃう。

銚子山十という店が作る、発酵調味料「ひ志お」。

醤(ひしお)、醤油の原型ですな。

中国の豆豉が日本に伝わって大徳寺納豆、浜納豆。 これの濡れタイプ。





これが醤油かけただけでなく、なかなかいいんですよ。

刺身に載せても、炒め物などに使ってもいいらしい。

山十の岩崎家は紀州から銚子に醤油造りを伝えた紀州移民だったが、

室井家に経営が移り、すでに紀州系ではないが、室井社長は事情通である。

銚子の醤油のことをいろいろと親切に教わった。


ロケに行ったスタッフが買ってきてくれた。






ヤマサ・ヒゲタ・山十・ヂガミサ・亀甲萬・キハク・ジュウジュウ・・・

幕末の元治元年(1864)瓦解寸前の江戸幕府は、この7銘柄を「最上醤油」とした。

吸収合併したり、廃業したり。 

ヤマサやヒゲタのトレードマークに「上」の文字が付く。 それはこの最上醤油の名残り。

千葉と紀州、地名もそうだし、方言も似ていたり、人の交流があったとのことでおもしろい。

 

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天王寺にて好日点心。

2018-06-09 00:25:06 | 大阪

茫日、文化センター参加者を引率して、天王寺。

旧天王寺公園、現てんしばから見上げた「あべのハルカス」。

通天閣の約3倍の高さだが、そんな低かったか?通天閣。

ハルカスが日本一なのは結構だとして、近鉄にゃ悪いが横から見ると貧相。

余りの薄っぺらさに、ポッキリ折れるような妄想を抱いてしまう。







これを左手に、つまり北側に目を向けると、通称茶臼山城。

冬の陣では、徳川家康の本陣があり、

夏の陣では真田の本陣があった茶臼山。

その手前にあるのが、こちらの城。 







カメラをひくと・・・







ただのラブホ。

その名もホテル醍醐。

地方人をだますには丁度いい。「あれが大阪城…」

お城に興味のない人なら、しばらく引っ掛かってくれる。




さて、茶臼山城をば過ぎて、だらだらと北上するってぇと、

四天王寺への参道にさしかかる。

そのとっかかりの場所にあるのが、点心の店「外灘紅緑灯 本館」。

まず、中国読みができないが、「ワイタンホンリュウドン」と読む。

昔の商人宿みたいな建物。







前菜三品。 蒸し鶏・クラゲの醤油和え・干し豆腐の千切り

クラゲは、異常発生したエチゼンクラゲをぶった切ったような塊り。







名物・上海焼き餅。 パリパリでこれは小気味いい!



 


東坡肉(豚角煮)。

中国の政治家、蘇東坡が作ったといわれる料理。








柚子風味の海老マヨネーズ。 通称海老マヨ。

海老マヨを発明したのは、周富徳という話がある。

懐かしいね、周さん。 私も何度か取材させていただいた。

「ご飯食べた?」があいさつの国。 スープのお椀と皿が渡されて、

料理人たちの賄いに混ぜてもらったことがある。

急に人が増えようが、中華料理とはビクともしないものを感じた。








小籠包(ショウロンポー)、ティンダイフォンとは比べようもないけど、

 ニューオータニの大観苑よりよかった。






こちらはプリプリの海老ギョーザ







青々とした空心菜。






ジャンボニラ餃子。 

たしかに食べでがある。







銀魚生菜粥  シラスのおかゆかな…?

シラスが塩分を、揚げワンタンのかけらが脂分を補う。






杏仁豆腐がデザート。

ああ、結構でござんした。

参加者の皆さんも満足なご様子。

アルバイトの留学生、劉さんに下見の際、雑談してたら

直接習ってる教授が、知り合いだった。

世の中、せま過ぎる。 

 

 

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