肉が食いたい…! 焼肉はすっかり日常食となった。
ちょいとスペシャルな気持ちになった時は、ステーキである。
昔でいうと、ビフテキ。もっと昔はビステキ。 焼いた肉をしっかりと噛みしめたい欲求。
だけど、北新地などのステーキハウスは高い。それに、あそこまでの脂の乗りはボクには不必要だ。
どこへ行こうかと考えて、堺筋本町の「ビストロ・ル・ヌー・パピヨン」 へ!
パリの下町風。 市松模様の床がシャレてる。
最近、こうしたビストロや個人店でシンプルなステーキを競い合う傾向がある。
肉好きには喜ばしい。
店主のダイガクさんに、ステーキが喰いたい旨を伝える。
まずはシャルキュトリー、加工肉。 生ハム。
ラタトゥイユ。 心地よく冷えていて美味。
この夏は自作する余裕なかったなぁ…。
野菜のマリネと魚のエスカベッシュなんかだったっけ。
アスパラとカニだっけ、ご機嫌な味だった。
さてオーダーしたのは、阿蘇あか牛を400グラム。
じっくりと火入れしてある。 今年、北島亭から来たシェフは
肉料理を得意とする。こいつを連れとシェア。
塩コショー、マスタードぐらいありゃ、十分。
すぐ軟らかいなんて言う、TVレポーターは嫌だな。
噛むことで持ち味が染み出して、広がってゆく。
この噛む美味さは、焼肉みたいな薄い小片には出せない。
エスプレッソで満足。
もう、デザートが入る余地なし。
それでよし。