昔なじみというのは、いいもんだ。
上馬の家へ泊めてもらい、ひるめしに三軒茶屋へ。
蕎麦がいいなってことで、『安曇野』へ。
昼時、西友の側というのもあって、いい塩梅に賑わっている。
あっちではカップルが、こっちでは家族連れが、と百貨店の蕎麦屋みたいだが、
そのくだけ感も悪くない。
酒は初孫(山形)の燗酒に。
これが酒にバツグンだった。
そばの実の葱味噌和え 520円
蕎麦の実をつまみにする工夫は、玄そばから自家製粉する店なら
真似してもおかしくない、佳肴であった。
いぶり鴨 940円
こちらも非常に結構。
さて、蕎麦は二色にした。
一茶庵系なのかな、見事な太打ちとせいろが合い盛りになる。
つゆもキリリと江戸前で大層結構。
するすると喉ごしよく、消えて行くせいろ。
しっかり噛むごとに蕎麦の香りが鼻へと抜けて行く、田舎。
これでまた飲めたりするので困る。
二人でひるめしだってのに、3本もやっつけてしまう。
ついでにいうと、友達のごちになる。
高層ビルの足元には、昔ながらのせせこましい飲み屋街が
若い経営者たちによって健在喜ばしい。
アクセスもいい、三軒茶屋辺りに住みたがるわけだ。