マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

絶賛!ふぅ~ふぅ~小田巻むし

2022-02-19 15:37:31 | 大阪ミナミ
  
おなじみの道頓堀「今井」。2019年の朝ドラ「おちょやん」でも
出てまいりました。元は道頓堀の芝居茶屋でおました。
今も玄関先に歌碑などあって昔が偲ばれる仕掛けになってます。


  

 焼失した中座のとなりにありました。戦前は楽器屋に転業。
 ウインドーの中に輝くサックスに憧れた人は多く、服部良一も
 その一人やったそうです。

  


 肌寒い間はずっとやっててほしいメニューが小田巻むし。
 小田急は関係おまへん。
 書いてはりますな、うどんの茶わん蒸しです。


  

 
 今月のおすすめ品となってるように、ひと月間だけ。
 どうも、うどん屋で酒いうモードにはならんのですが、
 ここは蕎麦屋でっさかい、とりあえず一杯を。


  


 ほどなく、出てまいりました。


  


 笹巻寿司がひとつ付いてきます。
 中は一塩した鯛ですな。木の芽をはさんで
 防腐効果のある笹で巻いた寿司。


  

 小田巻むしの登場。
 見た目にも美しい。

  

  


 茶わん蒸しいうだけでもごちそうですわ。
 豪勢な具が載っております。
 これ一つ一つで一杯やって・・・


  


 仕上げに底に沈んでるうどんをスルスルいただくという塩梅。 


  


 寒い時期が身上です。こういう古い種物をきちんと伝えている
 店がほんまにいい店やと思います。
 東京の蕎麦屋でもやってるそうですから、是非、お寒いうちに。

 
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これぞニッポンの洋食ぞよ

2022-01-28 22:10:17 | 大阪ミナミ
親の墓参りの帰り、心斎橋で降りてこちらへ
なんとなく、それがコースになってしまった

  

 
 グラスワインを所望すると、小さなおまけが付いてくる
 これがばかにうれしい


  

 カキフライ
 タルタルうれし



 白子フライ
 大根おろしに合わせ醤油かな

  


 赤をたのむと、今度はカニのカクテル
 次は何がつくのか、延々たのみたくなる
 酒飲みごころわかってるなぁ~勝井さん

 さて時間帯は昼どきを外したが、まだ混雑していて
 店前で10分、15分待った
 メニューはランチの中から…
 家人はエビフライを選んだ



 アタシはこれぢゃわいな 




 ハンバーグのランチセット
 ちょっと子供っぽいか? かまうもんか
 味噌汁にごはん、梅干し こういうところも手を抜いていない
 ごはんに合うのが日本の洋食だと断言したい

   


 見よ、デミグラスソースの中、半熟卵の黄身が流れ出すさまを
 テレビなら間違いなく視聴率が上がるポイントなんだけどな

 肉をキレイに食べた後は、ごはんをここへ投入
 ソースをからめ、余さず食った
 この一匙たりとも残さないのが厨房への賛辞だと思っている

 日本の洋食に飽き足らず、すぐにワインに合うビストロみたいな
 ことをしたがる料理人が多いように思う
 来る日も来る日も揚げ物やデミグラスの寸胴をかき混ぜるのに
 いやになり、洒落た方へと行きたがる

 分からないではないが、ちょいまち草
 常日頃、食いたいのはフレンチだろうか…そうではなかろう
 しっかりと美味しい洋食が喰いたい人は多いのだ
 美味しい洋食喰って、午後からまた頑張ろうという人も多い

 実感として洋食屋が減っているから、ひしひしと思う
 われわれコックさんといえば、洋食屋のコックさんだったのだよ
 日本人を支えてきた洋食。若いコックさんには、是非洋食を
 再発見してもらって、あすの日本をひらくお手伝いを
 胃袋は俺にまかしとけというような、希望を作ってもらいたいもんだ

 
 
 
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思い出すのは…未だこんなになる直前の晩さん

2021-04-23 03:11:56 | 大阪ミナミ
まさかね、こんなに長引くなんて誰も思っていなかった。

もうちょっと早くカタが付くはずだった。

だいたいだらしねぇったらないね。 どうしても五輪やるなら

世界のみなさん、ワクチン回してくださいな…ぐらいのこと

なりふり構わず、頭下げてもいいのではないか。

まあ、いいや。

ホントに、こんなになる直前に関東から帰阪した友人と

食卓を囲んだ晩めしを紹介し、備忘録としておくね。

場所はミナミ。長堀橋に近い「洋食Matsushita」。

    


         

  なにがうれしかったって…




 
 ひさびさの顔が揃ったことかな…





   


 比較的、まだ元気…
 そんなうちに顔を合わせて、めし食っておかなきゃね。


  


 すぐまた、揃って行けるなどと思ってたら、大間違いだった。

   


  そこらへんがパンデミックの感染症の恐ろしいところ…

  
  


  この日、何が嬉しかったって…




  食べながら、「旨い!」という前に、声挙げて笑う奴がいたこと。

  人間ホンマに美味いもんを喰ったら、笑うんだというのを知った。





  ね?よござんしょ。 コロナが終わったらきっと行ってやるんだ!


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先月あらわれし、道頓堀だるま大臣像がスゴイ

2020-12-18 02:01:19 | 大阪ミナミ

 ほぼひと月前、道頓堀のビルのてっぺんに現れた、
  串かつだるまのマスコット…そんな可愛いもんか!だるま大臣
  頑固一徹ブレない男であってほしい。大いに怒って欲しい。
 (これは事前の完成予想図)



 
 プレス発表があるこの夜行ってみると「おお!点灯してる」


  
 
 
 宗右衛門町のドン・キホーテの布袋さんとにらみ合う位置。

 

 
 道頓堀商店会の会長でもある上山会長。
 勝尾寺の住職も来て、だるまに目を入れたりなんかしていた。
 大阪観光局の溝端理事は金ぴかの服着て、チョケていた。





 ブルーに染まったビルは医療関係への感謝の印とか。





 大阪陽性者激増!というニュースになればこのアングル。
 そんな戎橋の上から東方向へ、左方向へと目線を移すと・・・
 ああ、いつの間にかこんなに派手な看板だらけになってたのか。






 意外なほど、だるま大臣は小さく慎ましやかに見える。
  20メートルあるようには見えない。






 1時間かけて一回転。背中に串かつだるまの看板を背負う。

 ビルはまだ未完成。本格始動は2021年春と聞いた。
 大いに低迷ミナミの突破力になってもらいたい!たのむ!



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義太夫師匠大推薦、宝島探訪

2020-03-23 14:28:23 | 大阪ミナミ

 豊竹呂太夫さん、中村鴈治郎さん、藤山扇治郎さんにインタビューの仕事あり。
 過日、呂太夫さんを国立文楽劇場の楽屋に訪ねる。

 テーマは楽屋めしということで、師匠御用達の黒門市場 石橋食品。
 家族経営の総菜・弁当の店。
 お師匠さんは、ここの塩サバの焼き魚弁当が好み。
 それにおでんを数品。 
  

   

 
 中国人通訳がいて、ここによく観光客を連れてくるのだと
 言っていた。 まだこの時分は、黒門はインバウンドで賑わっていた。
 
 文楽劇場楽屋への通路に、人形が立てられている。
 ズラリ揃うと、なかなかの壮観。


   


  呂太夫師匠は浄瑠璃教室を熱心に主宰しておられ、そうして
  文楽のすそ野を広げる努力を惜しまない。

  舞台のある3時間前に食事をすると丁度いいとおっしゃる。
  義太夫語りの横にペタンと座る三味線が一対。
  実は義太夫語り、声が前へ出るような姿勢にするため、
  尻の下に尻敷という小さな腰掛を用いる。
  決してシビレ対策ではおまへん。


   


 師匠がシメで食べる「宝島」というものがあるというので、
 松竹座裏の「南たこ梅」へ。


   

 
 道頓堀の「日本橋たこ梅」の妹さんが起こした店。
 また違った魅力ある大阪の関東煮が味わえる。


   


 このしっかりと色の付くだしが特徴。
 それでいて、決して濃くない。


   


 呂太夫師匠はここの馴染み。
 誕生会などもここで催したことがある。


   


 ここで関東煮つつきながら、燗酒などこたえられない。
 やっぱり、大阪はミナミという気がしてくる。

 さて、シメに所望するのが宝島。  その訳とは…?

 お考え下さい。


   


 
 おでん屋の宝とは何か…ズバリ、だしである。

 大阪の符丁でごはんのことをシマ。 かつて堂島に米相場があったことによる。


   

 
 すなわち、おでんのだしかけ飯を、宝島という。

 な~んや、て言うなっちゅうねん。


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