「ブルータス、お前もか」
という台詞が有名なシェイクスピア 『ジュリアス・シーザー』の演劇、というだけでも充分魅力ですが、NHK朝ドラ「花子とアン」に伝助役で出演された舞台俳優、吉田氏が北九州に来る! ということが父の気を惹いたようで、図書館にチラシが置いてあったからとってきた!と手渡されました。 チケットの一般発売日は8月31日。 夕方だったので、もう無いかも…と駄目もとでアクセスしたら、3階席の、しかも一番後ろの席が3つ空いていました。 一人4000円なり。 これならば我々にも手が届く金額....かなぁ。 映画テルマエ・ロマエ以来、すっかり阿部寛氏が古代ローマ人に見えるのですが、今日の演技も最高でした。 NHK新撰組で沖田総司役をした藤原達也氏も来るんだ~と、両親が伝助目当てならば、私はこちら(苦笑) いや、伝助も阿部寛氏も、その他、ローマ市民一人ひとりから兵士役まで、3階からは全体がバランス良く見渡せて、テレビドラマとは全く違う楽しみ方が出来ました。 生の演技って 素晴らしい。 役者さんの声がバンバン響き渡り、心に直球で届く感じ。 そそのかされるブルータス、だがこれが正義と信じ、シーザーをあやめる決意をするまでの彼の悩み、、、アントニオの苦悩と悲しみ、、、、民衆の心を動かす彼の演説。 テンポ良くすすんでいき、あっという間の3時間。 階段で剣を交える姿にハラハラドキドキさせられました。
幕が降り、役者さん全員が挨拶。 カーテンコールに答え、一度引いた幕が再び上がり、私達も大拍手!!! そして幕が下りる…。
「あ~良かったねえ…」
と、余韻に浸りつつ、拍手を続けていた、その時、再び幕が開くではないですか!!!
伝助さんが2階、3階席の方を見上げ両手を振ってこたえてくれました。勿論、他の役者さん達も。感動、感動、波のように感動が押し寄せてくる、そんな夜になりました。
いやあ~生の演技っていいですねぇ。
母は 「演劇は子供の頃から何度も見たことがある」らしいのですが、私は人生において、今夜がまだ2度目でした。 生まれて初めて演劇を見たのは、中学2年生の頃、「サーカス」という劇でした。あの時も、物凄く興奮したのですが、遥か昔のこと。 もう、あの感動は忘れかけていました。 父が伝助さんの演技に惹かれ、チラシを持ちかえらなかったら、今夜、あの感動の舞台を観ることは無かった筈です。11月が誕生日の父には良いバースデイ・プレゼントとなりました。
こちらはリバーウオークの噴水。
リバーウオークにはNHK北九州、朝日新聞社も入っており、号外記事も頂いてきました。
勿論、ホークス日本一、おめでとうセールも開催中でした!
店内50%引き ワゴンの品、ストール3000円が1000円等など。
品定めをする家族の手だけ右端に写っていますが・… ((+_+))
芸術劇場(6階)の白壁には 落書きコーナーらしきスペースが… 右は長い列に並んで待つ間に撮影した夜景。
そういえば、昨年の今頃は15年ぶりにブロニカと東京で再会し、渋谷の夜景を撮影していたんだった! あれから早一年とは! Time flies!!!
では、ホークス日本一の余韻。。。ジュリアス・シーザーの余韻に浸りつつ、明日はボランティアにて子供達と元気に遊ぶことにします。