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日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

井沢式 新ニッポン風土記 著:井沢元彦

2022-06-07 22:57:53 | 読書

  4日間に渡り、少しずつ読みました。常に2~3冊、読みかけの本があるのですが、「新・風土記」は、どこから読み始めてもOKな半面、一気読みするタイプの本ではありませんので なんと526ページです! ハードカバー製本です! 分厚いです❣ でも、かなり読み応えあり!です。 自分が住んでいる土地から読み始めるのもあり、ですが、取り合えず最初のページから読みました。第一章は、五幾 (大和国、山城国、河内国、和泉国、摂津国)

 そうです! 明治維新の、昔の日本地図ですね👍 井沢さん曰く、県民性を語るより、

「一千年以上前から存在しているお国柄の気質を語る場合、日本古来からの【途中、分かれたり色々あるが】で捉えた方が良い?」

シドニーのお土産屋さんで働いていると、日本人観光客から

お国は何処?」と、質問されたことがありました。思わず、

「日本です」と答えると、

「日本は分かってる。日本の何処? お宅も東京?」

「いいえ、福岡です」

「福岡って、九州の? (他に何処に福岡がある!?)訛ってないね!」

私に質問された方は、ご年配(自分の両親くらい)でした。

この年代以上の人にとっては、今も 昔の「国」の感覚も残っているのかも。

 

少し地元について書いてあったところを紹介すると、

筑前国(博多など主要部)、筑後国(柳川など南西部)、そして自分が暮らす豊前国(中心地の小倉城~城下町)関門海峡という要衝を守る軍事基地として、武士の街というイメージ。保守的な小倉・豊前に対し、革新的な博多・筑前。

ご当地で有名なのは、剣豪、宮本武蔵。ご当地作家、火野葦平(あしへい)『花と龍』に登場する玉井金五郎;気は荒く、がさつだが義理と人情に篤い。同じくご当地作家、五木寛之「青春の門」 214ページまとめ

松本清張、漫画家、松本零士さんも…豊前国の人。三谷幸喜さんは福岡だけど、どのあたりなんだろう?

 うー--ん、やはり「県民」より60以上ある「お国」の方が、土地柄やお人柄が見えてくる⁉

 今から12年程前、『東京ルール』『大阪ルール』『名古屋ルール』etc 本が流行したこと、覚えていらっしゃいますか? 書店へ行けば、平積みされていました。 地元の『博多ルール』については、シドニー時代のホストファミリー、つまり、下宿人であった、トオルや雄一郎の名前まで登場し、詳~しく、実体験も交えた本の感想を書いております👌 興味がある方は、どうぞ~ 自分で言うのも何ですが、面白いです。はっきり言って30代の頃の自分の方が、文章力あったと思うし…💦

東京土産、福岡土産!?

 ところで井沢さんの初歴史ミステリー『猿丸幻視行(げんしこう)』、江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューされたのですね。158ページに書かれてあり、( ..)φメモメモしました👍

 井沢さんの『新・ニッポン風土記』には、武田信玄も愛読したという『人国記』(著者不明)からの引用が度々登場します。辛辣なものが多いのですが、中にはその通り!と笑えるものも…(具体的には書けない💦)

 

 最後に。井沢さんのご友人で、一流作家さん(名前は記載されておらず)の体験談を~

 「〇〇さんが〇〇賞を受賞したらしい」と、聞けば、九州あたりであれば、地元が大いに盛り上がり、お祭り騒ぎになるだろう。しかし、彼の地元では、 「あの賞も大したことねぇな!」という反応が返ってくるらしい。しかも、一人や二人ではない反応だというから…驚いた! (序章より~)

 

 補足ですが、かなりの部分は、『逆説の日本史』シリーズの方で詳しく書かれた歴史です。「詳しくは、「逆説の日本史①巻をお読み下さい」といった記述が結構あります。 二十数巻まで現在、刊行されていますが、分厚いシリーズすべてを読む時間が取れない方、『新・ニッポン風土記』で、大まかに重要な部分を知ることが出来ますよ👌

 

 (今年84冊目)

 

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ビートルズとは何だったのか 著:佐藤良明

2022-06-07 18:25:41 | 読書

\Yesterday エレクトーン( ヴァイオリンの音色で~メロディーのみ演奏)🎸🎹🎷等で、伴奏を弾いて下さる方👌 OR 🎤歌って下さる方、WANTED!

  すでに図書館に返却した後ですが、研修課題に取り組む前に、急いで感想を~

ビートルズを通じて歴史を見る! 東大等で英語や音楽文化を専門に教える著者が、実際に学生を相手に講義をした際の記録です。

「では、次に映像を見て見ましょ~」と、ここで資料1&DVDなどで、ビートルズの演奏を視聴するらしいのですが、残念ながら、この本には映像まではついていません💦

でも、大丈夫です❣ 文字だけを追っても、充分、ビートルズ前と後、Before or After の違いは理解できます👌

 

 ビートルズの3人は、リバプール出身、ということは世代じゃない自分も知っていますが、当時のリバプールは港町で田舎? 4人共、決して裕福ではなく、ポールマッカートニーのお父さんは漁師。学校で音楽教育を受けることなく、革ジャンにボリュームあるヘアスタイルで、下々の人達が集まる(イギリスって、階級差別意識、強いよね💦 特に戦後すぐの話だし…💦)パブ等で🎸ギターをかき鳴らしながら歌っていたらしい。

 彼らが歌うPOPSとは、当時は 「泡のように、ぽっとでて、すぐ消える」 つまりは、一時的な音楽で、すぐに飽きられて忘れさられる、という意味のPOPSだったらしいです。 ほーっ! ポップスの語源?ってそのような意味だったとは~ ポップス好きな自分もびっくり!したわけです。

 当時のイギリスでは、上流社会の教養ある人々が聴く音楽は、クラシック。パブから横の広がりで10代の若者に人気が出ていた彼らの音楽も、親たちにすれば、眉を顰める音楽だったとか。

 ただ、彼らの音楽に商業性を嗅ぎ取ったジョージ・何だっけ? 名前? プロヂューサーとなる人が現れる! ビートルズの4人は、それまでの革ジャンを脱ぎ捨て、髪はボブ風に、おぼっちゃまヘア。清楚で純粋なイメージのボーイズに大変身! イギリスはもとより米国へ渡ると、そこでは「教養ある大学生はフォークソングやカントリーを歌うべし!」という学生たちにも影響を及ぼしたっていうから面白い!

 南北戦争や黒人差別問題(特に南部)などを抱える米国では、キング牧師の I have dreams..... そしてケネディ大統領のような、新時代の大統領が人気。 黒人の女の子4人組が歌う歌を、ビートルズの4人がカバーしたり、(黒人の女の子達の歌を白人の男子グループが歌うって自体、当時はかなりの驚きだったようです…)

ブルースの裏拍を取るようなリズムは、上流社会ではないリバプール育ち、しかも、音楽を覚えた場所はパブなどで、アイリッシュ音楽等土着の音楽。そして、米国輸入のエルビスプレスリーもしっかり聴いて育った彼らは、いわゆる学校教育で学ぶC調でないD調などを自然と自分たちの音楽に取り入れられたんでしょうねぇ。

 ちなみに、日本の小学校の唱歌は殆どハ長調じゃないでしょうか? これが音楽だと思って自分も育ちましたから~ どんな曲もハ長調に頭の中で、勝手に変換されて弾く傾向は、確かにありました。(幼児~6年生頃までの話です。以後、音楽とは全く関わり無し。中年になり、エレクトーンを買うまでは)

 

 ビートルズは 人種の壁、(黒人・白人)男女の壁、階級の壁(上流社会か否か)、あらゆる壁という壁を音楽で打ち破った! そういう時代の波の中で、どんどん新しいことをやってのけた。開拓者、でもあったのですねぇ。

 歴史的に見てもそうですし、音楽的にも黒人音楽との融合という意味で。 プロのソングライターが用意した曲は「歌わない。自分たちで作る!」と断り、2曲目が不発というか、まあまあな売り上げに留まれば、

「次は必ずヒットさせる!」とプロヂューサーに公言。 C調で主旋律を歌いながらも、裏拍で Come on! Come on! と、シンコペーションを使って歌う技あり! (詳しくは本を読んで~🎵 手元にないので、これ以上、専門的に解説出来ず😨)

 ところで、あのCome on, Come on, を出だしから何度も繰り返す曲のタイトルって何だっけ? The Beatles 世代の人にはお馴染みなんでしょうけど…。💦

 

 記事に貼り付けた動画は、先日、ウクレレで伴奏を弾き、エレクトーンで主旋律を弾いた訳ですが、Take 1のエレクトーンです。実際には、Take 2のショートバージョンに合わせて演奏することにした為、本来なら、削除され、日の目を見ることもない筈だったのですが…

 

 「(ウクレレの背後に流れているエレクトーンのメロディーは)自動演奏ですか?」

と、Youtubeのコメント欄に、質問が…。妹の2万円のキーボードにも、ボタン1つ押せば流れ出す自動演奏があります。でも、私が弾いているんだよなぁ。 自動演奏かと思うほどに上手ってことかしら? そうなら嬉しいけど…? 

 

(今年83冊目)

 

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