デビュー時、吉本ばなな。
その後、ひらがなの よしもとばなな とペンネームを変えた時期にかかれた小説です。
まだ、読んだことがなかった!
吸い寄せられるように、今の時期、手に取ったのも、
何かの縁か、奇跡か。
「なぜ、夏の貴重な時間を 見も知らぬ人のために、空けておかなきゃいけないわけ?」
「しかも、遺産相続でごちゃごちゃしたらしい、そんな面倒な人を...」
「夏はかき氷やさんだって、忙しくなるんだから!」
そんな娘に母は言います。
「祖母を亡くして傷ついているところに、親戚が押し寄せてきて... 海が見える場所でひと夏過ごしたら、心のリハビリになるでしょう。観光案内してあげて」
親戚ですらない、母の昔の同僚の娘の為に、自分が?
そこまでしてあげる義理がある?
最初は 面倒、ただ面倒だと思った主人公。
そりゃ、そうだよね。
分かる。
人によっては、友人のためでも、わざわざ自分の時間を割きたくない人もいる。
例えば、品物を探して店内をウロウロしているお婆さんがいる。
店員が声をかけて案内する。
手には買い物リスト。
ついつい、他の物についても、見てあげる。
「でもね~ そこまでされると、私たち、困るんだよね~
だって、お客さんから、私たちまで そこまでのサービスを求められるようになるから。
真っすぐ行って、右です、くらいでいいよ」
お客さんとスタッフ両方を満足させるのは難しい。
また、例えばこんなケースも。
海外のスーパー。
お店に水を買いに来る人がいる。
ある日、連絡先を渡された。
退職したスタッフに連絡して、ホームパーティーをする。
買いものと手料理。仕事が終わってから、大学が終わってから、いつもバタバタ。
住まいも世話をして、値段交渉して。
店員がお客さんに、そこまでする義務があるのか?
今、ふとそう思う。
私はどちらかといえば、主人公の母に近い人間なのかもしれない。
小さな親切、大きなお世話、となってしまう。気付かぬうちに。
「海のふた」
面倒な来客者だった筈なのに。
知らない人同士。
見た目は火事のヤケドのあとで、ぎょっとした(らしい)
でも、 目に見えるものでなくて。
心で感じるもので。
対話しているような二人。
「お店、手伝うよ!」
「お客さんに、悪いよ、そんな…」
最初は戸惑いながらも、手伝ってもらう。
いつの間にか、「自分の店」って言ってる!
お客さんなのに!
やがて彼女は避難場所だった海から去っていく。
すぐ近くへ越してくることが決まって。
やりたいことも見つけて。
知らない者同士。
ひと夏の後は、かけがえのない親友同士。
この先も物語は続いていく。
喧嘩だってするだろう。
子供じみた絶交宣言だってあるかもしれない。
でも時間は確実に流れていく。
新たな人と関わって、新たな友情も芽生えて。
海のふたは開けても、また閉じて。
自然に感謝して~
所詮、自然の恵みは借り物だから。
間もなく2021年の、新たな夏がくる...
よしもとばななさんペンネームが一応変わっていたのですね~
知りませんでした。
自分は16年前くらいに会社辞めたんですが
今度勤め人になるときは,サービス業みたいなのやってみたいと思いましたね~
損得とかお金になるならないとか関係なく。
只単にお客様に喜んでもらえるような。
現実は厳しいんでしょうけどね~
自己満足でOKでは?自己中な優しさ大いに結構?
(笑)
まあ相手がありがた迷惑だったら確かに考え物ですけどね~
他の働く人との関係もあるので中々大変ですね~
以来、彼女のファンです。
一時期、全部、ひらがなにして、
再びデビュー当時に戻りました。
作品自体に変化があるわけではないですけど...
でも、「キッチン」が一番好きだな~
福祉・教育もサービス業とも言いえるので、ずーっとサービス業ですねぇ、私。
次に勤め人になるときは、サービス業!
いいと思いますよ👍
関わる人、全員を満足させるなんて、所
詮無理な話なんですよね。
ある日、こんなこともありました。
入居者様がスタッフに用事がある時は、ブザーを鳴らす、ってことになっていて、
Aさんの部屋のブザーが鳴るたびにスタッフが行く。
でも、
「何でもないって言われた」
と戻ってくる。
「じゃぁ、今度は私が行ってみる」
と、私が行く。
すると、Aさん、
「ほかの人がすると、痛いから、あなたが来て。今度はブザーを押さないから、19時になったら、部屋にきてね」
「はい、分かりました」
と、部屋を出ようと後ろを振り返ったら、さっきのスタッフが戸口に立っていて、すべて見て聴いていた。
その後、このことが施設長の👂に入り、
叱られたのは私。
「あなたじゃないとだめ、という状況を作らないで欲しい。いつも24時間、あなたが勤務するわけじゃないから、他のスタッフが困る」
その通り、ですよね。
ただ、他の利用者さんも、
「ほかの人がカットバンをはがす時は、バッとするから痛いけど、あなたは、そ~っとしてくれるから、痛くなくて。」
そういう細かい事なんですけど...
赤ちゃんも、特に高齢者は皮膚が薄いというか、
自然とやってしまうだけのことで、他のスタッフの迷惑になると考えが至らない。
そういうところ、大変かな。
カエサルじゃないけど、
「始めたときは(何かをするときは)善意。だけど、結果は最悪」
これが多いのが私ですね...
でも、サービス業は、人に喜んでもらえると思えば、楽しいです。
私も友人間ではよく言われます。
『shimaさんはなぜそこまでやるのだ?・・』と
そして彼らはこうも言うのです。
『それだけ尽くしてもsimaさんが大変な思いを
するだけで相手は何も感じないかもしれないのだ』と・・・。
私は見返りや感謝されるためにやっているのでは
なく、自分ができることなら少しでも役に立ちた
い・・という気持だけなのですが・・・
「困った時の便利屋」的なことに特に喜びを感じ
ますので、損か得かなどは私にとっては問題では
ないのです。
そんな気持から「海のふた」を読んでみたくなり
ました。
次回、図書館へ行くときには是非・・・
今、カレンダーにメモをしました。
福祉・教育もサービス業ってお姉ちゃん、サービスの神🎵
私はシステム講師になった頃1番最初に「いい講師は辞め方上手」と言われました💧
ヤマハはどこに行っても同じ教材・カリキュラムで進めているから、あなたじゃなきゃダメという指導は引き継ぐ講師に失礼だし、生徒が辞めてしまえばその子の音楽人生を終わらせる事になると…(私が辞める場合・生徒が引っ越す時など)
そんなドライな関係が出来ないので、辞めた訳ですが…
今もとっくに辞めたのに連絡くれたり、受験で辞めた子が進学後復活したりとベッタリです😅
引っ越す生徒には引っ越し先の教室を調べて講師に連絡、引き継ぎ書を渡すというのは個人教室の講師では珍しいみたいです😋
親切かおせっかいか、こちらの自己満足かもしれませんが💧
再び、こんばんは。
自分が置かれた状況によって、読後感も違ってくるものです。
「海のふた」は、自分にとっては、こういう物語ですが、(記事に書いた通り)
>私は見返りや感謝されるためにやっているのではなく
...ということが主題の物語ではないことをお知らせしておきますね。
仕事については、一年生さん宛てに書いた通りですので、ここではプライベートな友人・知人関係について少しだけ...
私はプライベートでは、慎重派です。
簡単に連絡先を渡したくはありません。
99%相手の方に求められてから...です。
来るもの拒む、ケースの方が多いです。
人見知りですし...
それでも相手が自分に関心を持ってくれて、しかも好意的に...
一旦、心を開くと、自然と色々やってしまう傾向はあります。
勿論、一人のために、ではなく、まとめて10人以上のために、が多いです。
ホームパーティーなどは、そうですね。
料理などは、今から来てくれる人たちの顔を思い浮かべて作っている内から幸せです。
特に巻寿司は良く作りました。
外国人には綺麗な見た目で珍しがられます。
皆が帰ったあとは、お皿を洗いながら、
「心地よい疲れ」を感じ、ほんわかします。
幸せの絶頂かもしれません。
当時からの親友、二人とは今もFacebookでやり取りしていて、変わらない関係です。
思えば、この二人も料理上手で、私も作る、彼らも作る、という関係でした。
fumiel-shimaさんが仰る通り、得とか、損とか、そういうのは無いですし…
自然とお互いのために...そんな関係でした。
最初の頃こそ、私の方がメインで料理していましたけど...
出会った頃は、ジャガイモの皮むきと皿洗いばかりだと言っていた友人も、今ではシェフ!
永住権をとって、シドニーで暮らしています。
いつも、料理してあげるから、遊びにおいて~と言われるのですけど。
生きて会えるかなぁ...
つい先日も、チャットして楽しかったですし、ずっと良い加減で・・・・
いい加減ではなく。
そう思っています。
こちらこそ、素敵なお話をありがとうございます。
とみのん先生とは、波長が合うみたい。
何だか、似てますよねぇ。
私はグループホームで言われたんですけど、
ヤマハでも、似たようなことを言われるのですね。
個性も大事にしたいし、金太郎あめを育てる訳ではないのに...😢
とみのん先生を慕って、連絡くれたり、復学したり。
嬉しいことですよね!
何より、それが生徒さんにとってベストな先生だという証明ですもの☆彡
引継ぎノートも素敵です!
今、思い出したのは、とあるスーパーを退職するとき、引継ぎノートをA4サイズで印刷し、ファイルに閉じて、次の乾物担当者に手渡したら、分厚くて...📚みたい!
でも、とても喜んでもらえました。
前代未聞の引継ぎノートでしたけど...。
自己満足でもお節介でも親切でも。
自分を見失わないように 自分が信じたことをすればいいかな~と
お互い頑張りましょうね💕
おはようございます。
お花の名前スルーしてしまっていました。
すみません。
キンシバイの園芸品種でヒペリカム・ヒデコートと言う名前で流通しています。
我が家から出た府道に植栽されている花です。
今満開で、通るたびに見ています。
遅くなってすみません。(笑)
いえいえ、そんな...
大相撲が終わったばかりで、興奮冷めやらぬ状態でいらしたでしょうから~
私もです!
ヒペリカム・ヒデコート、という名前で流通...
そうなのですねぇ。
キンシバイは、割と覚えやすいですね。
ではないことは分かっていますが、
禁止ばい~ってなんだか博多弁に聞こえます。
こうでもしないと覚えられない...
わざわざ、ありがとうございました!
ありがとうございます!良い本に出会えました。
塩野さんの『21世紀にどう入っていくか』という本も良い本でした。非売品ですが。
バナナさんの本は北山修さんとの対談本しか読んでません。
お父様の隆明さんのものは背伸び!して高校時代読みましたけど(笑)『共同幻想論』
入れ違いになったようですね。
先ほど、ゆりさんの書評を読ませて頂き、感銘を受けました!
大切なポイントがよくまとめられていて、凄く分かりやすかったです。
本当に。
30年も前に書かれたとは思えない、全く古臭くない内容でしたよね。
歴史を吟味しつつ、時代を先取りしつつ…現代を紐解く。
そこが塩野七生さんの素晴らしいところですね。
30年前の日本も、現代の日本もカオス状態がさらに悪化しているような...
相変わらず世界で主導権を握ろうとはしない、観客席にいる...
五輪にしても、日本の五輪なのに。
この指導力の無さ。
そして現政府については...菅さん...くすっと笑ってしまいました。
ゆりさんが仰る通りだと私も思います!
吉本ばななさんのお父様の本は、一冊も読んだことがないのです。
どこから仕入れた情報か、記憶が定かではないのですが
お父様は左翼というか、進歩的文化人のイメージなのです。
実際はどうなのでしょう…?