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初夏の白樺の林を描いてみました。
出不精に加えこのコロナ禍、季節の移ろいを肌で感じることがめっきり少ない中、
あっという間に5月も下旬になってしまいました。
初夏の爽やか感には“白樺”もいいかなと準備にかかっていましたら、
今年は梅雨入りが早く、お隣り静岡県まで既に宣言され、“オットットットット”と。
でも神奈川県は晴れ間がしばらく続くので宣言は遅れるとのこと、
“ヤレヤレ”の気分でアップしています。
“白樺”と聞いてまず思い出す歌は「♬ 白樺 青空 南風・・」です。
そう、千昌夫さんの「北国の春」(いではく作詞 遠藤実作曲)です。
この歌今まで、てっきり千さんの故郷である岩手あたりの情景かなと思っていましたら、
どうやら作詞担当のいではく氏の故郷長野県を連想しての歌詞だとか。
その長野県の白樺と言えば2009年夏、
白馬、上高地、乗鞍方面への旅行で見たのを思い出しました。
このとき、白樺のほかに“ダケカンバ(岳樺)”という白樺に似ているが
より高いところで生育する樹木があることを知りました。
両者の違いは高度のほか、見た目としては
白樺が比較的真っ直ぐなのに対し、
ダケカンバはかなり曲がりくねっていること、
そして枝の色が白樺が黒いのに、ダケカンバは白い、
ということで、本絵は白樺の方であります。
そして、この白馬旅行のとき(2009年)のある写真を見て驚きました。
ある写真と言っても、自分が写っている写真なのですが、
その時のシャツが、今こうやってパソコンに向かいながら着ているシャツと同じ!
まさかと思い拡大して見直しますが、やはり同じ!
“腰(?)回り”のフィット感がいいので、ほぼ毎夏着ておりましたが、
(少なくとも)12年以上も前からとは!。
道理で、“首回り”がかなり擦り切れておりました。
それを空、山、木々、草更に湖面も含めバランスよく一つ一つが見事に描かれていると思います。
野鳥の声が聞こえ、木の香りが感じられそうです。
白樺とダケカンバは何となく違いはあるだろう位に思っていましたが、毎回のことながら今回も良い勉強になりました。
私の場合、白樺といえば北海道の東、美幌・帯広・知床を思い出します。
大雪山麓はダケカンバ、知床は白樺、美幌・帯広は住宅街にも多くあり、その立ち姿は新緑も紅葉(黄色)も優美で目に焼き付いています。
この絵から受ける私のイメージは、北アルプスを望む湖畔の佇まいですが、いつまでも見ていたい癒しの絵です。