健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

出前授業

2010-06-14 05:23:39 | 研究
年間3000万円以上の国の研究資金を獲得する研究者に、一般向けの講演会や小中学校での出前授業などを事実上、義務化するそうです。講演や出前授業などの活動実績を研究プロジェクトの中間評価や事後評価の対象となるということです。この義務化の対象となる研究者は約3500人ということに驚きました。こんなに多くの研究者が、年間3000万円以上の研究資金を獲得しているとは思いもよらなかったです。それを考えると・・・・・・。この研究者への義務化に関しては、もう1つ大事な付帯事項があります。それは、研究者が講演会や出前授業を行いたいと思っても、そうそうできるものではありませえ。講演会や出前授業を行うためには、自身の研究のPRと積極的な売り込みが必要となり、かなりの負担が新たに発生します。そのため、こうした研究者の負担を軽減するため、研究者が所属する大学や研究機関には、地域との連携などの支援体制を強化するように求めるということです。こうした取り組みはよいことだと思いますが、安易な成果だけを求めるような研究や一般受けするような研究ばかりになったりしないでしょうか?
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする