健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

学科閉鎖と退職勧告

2010-06-26 06:47:47 | 日記
大学にとって学生募集活動は一番大切なものと言えます。というのも、どんな良いカリキュラムを組んでいても、どんな良い教授陣を持っていても、そしてどんなよい教育ができていても、学生が確保できなければ全てが水の泡だからです。しかし、大学において実際問題として学生募集活動を考える場合、やはり一般企業と同じように広告宣伝費として考える傾向にあるのかもしれません。もちろん、何が効果的な募集活動なのかがわからないため、何とも言えないところがありまうす。さて、姫路獨協大学は学生が集まらず、学科閉鎖とそれに伴う教員への退職勧奨を行っているというのです。YOMIURI ONLINEによりますと、姫路獨協大学には外国語学部あり、2007年度までは独、英、中国、日本、スペイン、韓国語の6学科体制であったそうです。しかし入学者が減少し、2008年度に学科は外国語学科一つに統合し、外国語と日本語の2専攻に再編。そして定員も300人から150人に減らしたそうです。しかし、今年度の入学者数は定員の半分以下の70人。現在の4年生が卒業すると旧6学科の学生がいなくなるため、外国語学部の6学科を今年度で閉鎖するというのです。これに伴い、閉鎖する外国語を教えている30~60代の教授ら10人に退職勧奨しているということです。そして、もし応じない場合は退職を通告するという。他人事ではありません。一人でも多くの学生に入学してもらえるように、教員も常に考えていかなくてはいけないと思っています。でも、教員は自分たちの業務ではないと考えている人が結構いるのも現実です。今回の姫路獨協大学の退職勧奨の件は、今後他大学へ広がっていくかもしれません。
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