健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

8人に1人が大学を中退

2010-08-05 08:13:06 | 日記
大学に入学したが、学習意欲の低下や人間関係のつまずきなどから中退する学生が何と8人に1人も。この数値はNPOによる試算値です。国としては高等教育機関全体の退学者数を把握していないそうです。NPOは、文部科学省や日本私立学校振興・共済事業団などの調査を基に試算し、毎年約11万人が退学、大学では入学からの4年間で8人に1人が中退している計算になったというのです(毎日jp)。中退経験者101人へのアンケートでは、中退の3大理由は(1)学習意欲の喪失(2)人間関係(3)関心の移行となっていますが、注目すべきは1つの理由でやめる例は少なく「授業がつまらない」「友人がいない」など複数の理由が重なった退学者が多いということです。驚くべきことに、経済的理由による退学は1割程度にとどまるということです。経済的理由で退学した場合、奨学金制度などを知らずに退学している例もあったということです。年間11万人という退学者に対してのアンケートのサンプル数がちょっと少ないような気がしますので、全体の傾向を必ずしも反映しているとは限らないと思いますが・・・・・。大学中退者の約6割が非正規雇用に、約15%が失業・無職状態にあるそうです。さらに最終学歴が「高等教育中退」の人の約5割が中退直後から継続して非正規雇用となっているというデータもあるようです。また、全国に63万人(厚生労働省推計)いるニートのうち3割が高校、大学などの中退者という数値も。ニートに対する就職対策というより、こうした中退者を減らす取り組みの方が有効かもしれませんね。
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