健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

日本の宇宙開発の行方

2010-09-02 08:08:23 | 宇宙
先日、政府の宇宙開発戦略本部(本部長・菅内閣総理大臣)は、国際宇宙ステーション(ISS)への参加を予定より5年間延長し、2020年まで継続することを決めたと発表されました。最近、若田さん、山崎さん、野口さんと続けて日本人宇宙飛行士が滞在したISS。日本人宇宙飛行士が滞在するとマスコミに取り上げられるので、この一年間で随分と身近な存在になったのではないでしょうか。さて、このISSには多額の維持費がかかり、関連する国や宇宙機関が分担して負担しています。日本も毎年、ISSの維持管理を負担し、かつ研究開発などをあわせると約400億円を投じているそうです。各国とも経済が停滞しているためにこうした負担が国の財政に大きな負担となっているのです。当初、ISSは2015までの運用としていましたが、5年間の延長が決まりました。ただ、負担金を拠出している各国が追認しないと2020年まで運用できるかどうかはまだ不透明な状況でした。おそらく、2020年まで運用が継続されることは間違いないと思います。また、今後はアジア各国など負担金を拠出する国を増やして費用負担を軽減を目指すということです。また、国内産業の振興につながる実用的成果を目指すとも。でも、宇宙での技術が即座に現代社会に還元されるとは考えにくく、還元されるまでには5~10年はかかるのではないでしょうか。いずれにしても、今後日本の宇宙開発をどうするのか、しっかりとしたビジョンの提示が必要だと思います。
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