健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

コレステロール値は高い方が長生き!

2010-09-03 06:48:11 | 研究
驚きの報告です。以前にもここで少し触れましたが、コレステロール値が高いことは必ずしも悪くなく、むしろ長寿かもしれないというのです。今日から開催される日本脂質栄養学会が正式に発表するようです(YOMIURI ONLINE)。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」とするものであり、衝撃的なものです。現在の基準は、LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上かHDL(善玉コレステロール)が40(同)未満、もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断されます。日本動脈硬化学会が作成した。メタボ健診の基準もこれを基にしています。日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」。コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究からまとめられたものだそうです。さて、今後どのような議論が展開されるのでしょうか。特に、コレステロールを下げるために治療をしている方はたくさんいると思いますが・・・・・。
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