健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

小鳥のようにさえずるマウス

2010-12-22 07:49:45 | 研究
小鳥のように囀るマウスが遺伝子操作によって生まれたそうです。マウスは基本的に「チュウチュウ」に近い声を出します。でもあまり鳴きません。と言うのは、「チュウチュウ」と鳴くのは主に痛みを感じた時なので、通常の飼育状態ではまず聞くことはありません。では、普段は鳴くことはないのかというとそうではないそうです。マウスは我々の聴覚で聞き取れない周波数帯域(超音波)で鳴いている、さえずっているそうです。ところが、今回の遺伝子操作で生まれたマウスは、ヒトの可聴域でさえずるのだそうです。驚きですね。そして、このマウスを通常のマウスと一緒に飼育すると、通常のマウスは超音波でさえずらなくなるそうです。つまり、一匹が突然変異を起こすことで、周囲の個体に影響を及ぼすということです。動物の進化と関係がありそうですね。ちなみに、このさえずりは「ピピピッ」というものだそうです。小鳥のような囀りですね。
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