アルツハイマー型認知症の治療薬「塩酸ドネペジル」に、心臓病の予防効果があることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。研究では米国の認知症患者のうち、塩酸ドネペジルを服用した患者としていない患者を計80人比較した結果、服用したほうが心臓病発症の危険性が半減することがわかったそうです。アルツハイマー型認知症では、脳のコリン作動性神経の障害が認められるそうです。コリン作動性とは、アセチルコリンという物質を使って、神経機能を発現するということです。この塩酸ドネペジルは、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害することにより脳内アセチルコリン量を増加させて、コリン作動性神経系を賦活するという作用を持っています。アセチルコリンは心臓に対しては抑制性に働くと考えられており、日本国内ではこれまでアルツハイマー型認知症患者のうち、心臓病患者への使用は控えられてきたそうです。しかし、心筋細胞内にアセチルコリンが存在していることが発見され、動物を用いた研究で塩酸ドネペジルは機能が低下した心筋細胞のエネルギー効率を改善して細胞死を抑え、血管の新生を促すことが確認されていました。したがって、心臓病を予防、治療する薬としての可能性が探求されていたそうです。これ以外にも、以外と身近なところに、我々が見過ごしていることがたくさんあるのだと思います。
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