健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

不安な気持ちを書きとめると成績アップ!?

2011-01-17 07:27:13 | 研究
一昨日、昨日とセンター試験が実施されました。これから本格的に大学入試シーズンが始まります。こんな時に、驚きのニュースが。試験の直前に、不安な気持ちを書き留めるだけで、重圧に負けず本来の実力が発揮できるという研究結果が報告されたというのです(YOMIURI ONLINE)。しかも、この研究結果あ、サイエンスに掲載されたそうです。これはすごいです。大学生87人を2グループに分け、2回にわたり数学テストを実施し、2回目は好成績の場合に報酬を約束するなど、できるだけ緊張感を高めたそうです。2回目のテストの直前10分間、テストへの気持ちを作文に書くよう指示されたグループは、1回目より成績が向上したのだそうです。中でも「怖い」「間違えそうだ」など、不安な気持ちを書いた人の向上が目立ったということです。一方、静かに着席してテストを待ったり、試験と無関係な日常の出来事を書いたりするように指示されたグループは、1回目より成績が下がったということです。また、高校の最上級生106人を対象に、期末テストで同様の実験を行っても、ほぼ同じ結果だったそうです。試験前の作文には、過去のつらい体験を文章にして心の傷をいやす心理療法と似た効果があると考えているようですがが・・・・・。でも、米国の学生を対象にした研究ですので、日本人の学生にどの程度当てはまるか・・・・・。でも、学生は学生だし、テストはテストですから・・・・・。

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