東日本大震災の発生前に、大気中のラドンガス濃度が昨年6月から半年間増加していたそうです(MSN産経ニュース)。この結果は、福島県立医科大学にある非密封放射性同位元素使用施設内の排気モニターの計測データを分析することで、この施設から半径30キロ圏内の地面から大気中に出たラドンガスの濃度を調べたものだそうです。その結果、季節により規則正しい増減傾向を示す大気中のラドンガス濃度が、平成20年ごろから数値が乱れ始め、昨年6月から12月初旬まで増加。その後急激に減少し、東日本大震災発生までの約3カ月間、通常よりやや低い濃度レベルを維持した停滞期間が続いたそうです。さらに、阪神大震災の際も今回の震災と同様に、地震発生の前年から、ラドン濃度に異常な増加が認められたそうです。ひょっとしたら、大気中のラドン濃度を分析することで、地震予測が可能になるかもしれないですね。
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