糖尿病の人には朗報です。鼻の奥にある神経の元になる細胞である神経幹細胞を使って、糖尿病の症状を改善させる成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。この実験のきっかけは、ラットの神経細胞でインスリンの分泌にかかわる遺伝子が働いていることに注目したそうです。実際、鼻の奥や脳にある神経幹細胞を特殊な方法で培養すると、効率よくインスリンを分泌したそうです。培養した神経幹細胞を、糖尿病のラットの膵臓に移植したところ、15週間血糖値が下がり続けたそうです。また、移植細胞を除くと血糖値は再び高くなったそうです。移植した神経幹細胞は神経細胞に変化するそうです。もし、移植しないと、ラットは約8週間後に死んだそうです。鼻の奥から神経幹細胞を採取することは大がかりな手術を必要としないそうです。患者自身の細胞を移植できるため、拒絶反応の心配もないそうです。移植した神経細胞がより効果的にインスリンを分泌するようになる薬剤の開発を進めるそうです。人への応用は意外と早いかもしれません。
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