健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

低炭水化物ダイエットの危険性

2013-02-02 08:30:46 | 研究
ご飯やパンなどの炭水化物の摂取が、長期にわたって少ない人は、多い人よりも死亡率が高まる可能性があるとする調査結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。米国と欧州で、70代~30代の男女20万人以上を26~5年にわたり追跡した住民健康調査などのデータを解析した結果、総摂取カロリーに炭水化物が占める割合が40%以下と、低い人の死亡率は、炭水化物の摂取割合が高い人(同60%以上)の1・3倍だったというのです。炭水化物を抑えた食事は、短期的には血糖値が下がり、コレステロールの値が改善するなど、心疾患のリスクを下げるとの報告があるそうです。ところが、今回の解析では、長期間の低炭水化物食が、心疾患のリスクを下げる傾向は見られなかったそうです。低炭水化物食は短期的には減量などに効果があっても、長年続けることには慎重になった方が良いと指摘しているようです。炭水化物の摂取を極力控えるダイエット法に一石を投じる成果ですね。
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