先日、気になるニュースが報道されていました。2013年度から5年間の宇宙開発の指針となる政府の「宇宙基本計画」に、国際宇宙ステーション(ISS)の経費削減など有人宇宙活動の縮小方針が盛り込まれたそうです(毎日新聞)。財政状況厳しい折「産業に役立つような成果が明らかでない」というのが理由だそうですが、「カネに換算できない意義がある」との反論もあり、評価は分かれるとも。ISSについてはこのブログでも何度か扱ってきました。ISSは高度約400キロで地球を周回する。日本、米国、ロシアなど15カ国が共同で1998年に建設を開始。日本は実験棟「きぼう」を建造して生命科学などの実験を行い、無人補給機HTVで物資補給も担っています。これまでISS関連で約7100億円を投じてきたそうです。宇宙基本計画を議論した首相の諮問機関「宇宙政策委員会」委員の一人は「(ISSは)国民に夢を与えた面で多少意義はあったと思うが、巨額の費用を使ったのに検証もしていない」と指摘したそうです。これに対し、「アルツハイマー病治療薬の候補物質など(きぼうでの実験から)役立つものも得られている。分かりやすい収益が上がる部門ではないが、知識や技術を継承するためにも放棄してはならない」と理解を示す委員も。ただ、難病の筋ジストロフィー治療薬の候補物質を発見しても、患者対象の研究(治験)には多額の費用が必要で、製薬会社が二の足を踏み、実用に結び付かない例もあるとも。こうした非効率性を改善するため、実験テーマの選定から製薬会社や素材メーカーが参画する取り組みが始まっているそうです。さて、どうなりますか。そもそも国際的ないや米国のISS計画が気になるところですね。日本だけでは運用できそうもないので。
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