健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

身体の病気と精神的苦痛

2015-05-21 08:30:21 | 研究
身体に疾患を持って治療をしている人は心理的苦痛も高くなっていることが確認されたそうです(財経新聞)。研究では、東日本大震災で甚大な被害を受けた沿岸地域において3,032人を対象に、循環器疾患、がん、高脂血症、肝臓病、腎臓病、糖尿病などの疾患の治療の有無と心理的苦痛の関連を検討。その結果、心筋梗塞・狭心症治療者及び肝臓病治療者は、治療していない者に比べて、高い心理的苦痛を有する者が多いことが明らかになったそうです。また、がん、高脂血症、腎臓病、糖尿病の治療をしている者は、治療していない者とくらべて、高い心理的苦痛を有する者が多い傾向が示されたとも。被災地においては、身体疾患の治療を受けている者に対して、厚く心理的サポートをする必要があるということですね。
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