健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

血中HIV抗原を感染から1週間以内に検出

2017-03-07 08:30:19 | 研究
スペイン科学研究高等会議(CSIC)は、AIDSの原因となるHIVを感染から1週間以内に検出できる検査法についての研究成果をPLOS ONEに掲載するとともに、その検査法の特許を取得したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。HIVが検出可能になるまでの期間は、これまでで最短だそうです。この検査法では、人の血液中にあるHIVの表面に付着しているタンパク質「p24抗原」を検出。そして、この検査方では感染後1週間以内、現在の技術で検出できる濃度の10万分の1という低濃度のp24抗原を検出するということです。さらに、結果が出るまでの時間は4時間45分で、検査当日に結果が得られる可能性もあるそうです。この検査の中心となるセンサーは、微小機械シリコン構造体と金ナノ粒子を組み合わせた米粒大のチップだそう。そして、このセンサーの材料は既存の技術を用いて製造されるため低コストの大量生産が可能だそうです。現行の抗原検査では感染から約3週間経過した後でなければHIVを検出できないそうです。さらに、血液中のHIV抗体を検出する検査は必要な待機期間が長い。RNA検査は感染から約10日後に血中のHIVを直接検出できるが高額な費用がかかるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118157
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