都市の騒音公害と難聴の間には密接な関係があることが、それぞれに関する世界の大都市50のランキング調査で明らかにされたそうです(AFPBB NEWS)。中国の広東、インドのNew Delhi、エジプトのCairo、トルコのIstanbulなど、高デシベルの都市地域は、聴力低下のランキングでも上位に挙がったそうです。一方、スイスのZurich、オーストリアのVienna、ノルウェーのOslo、ドイツのMunichなど、騒音公害が少ない都市は聴力低下の少ない一群だったそうです。難聴は感染症や遺伝性疾患、早産、薬の服用に起因する場合もあり、都市生活の絶え間ない喧騒が難聴の主原因であることが、この統計的関連性によって示されたわけでは必ずしもないそうです。また、この調査結果は予備段階であり、論文審査のある専門誌に提出されたものではないそうです。このランキングの中で、スウェーデンのStockholm、韓国のSeoul、オランダのAmsterdam、ドイツのStuttgartなども騒音が少ない方にランクされ、逆に中国の上海、Hong Kong、スペインのBarcelonaはうるさい都市の上位にランクされたそうです。欧州で人口密度の最も高い都市の一つ、フランスのParisは、騒音都市として3番目にランクされたそうです。騒音と難聴に関するそれぞれの都市ランキングを2つ並べると著しい相似があり、偶然の一致以上の関連を示唆していると考えられるそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3119995
http://www.afpbb.com/articles/-/3119995