痛風の治療薬として米国で50年使われている一般的な薬が、炎症性腸管障害やクローン病の症状も緩和できる可能性があるとする研究論文がScience Translational Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、パンを作る際に使われるイースト菌の一部菌株は、腸で炎症性腸管障害による痛みや下痢、けいれんを悪化させる恐れがあるそうで、こうした炎症性腸管障害は、米国で約160万人が罹患しているがその治療法は確立していません。研究では、大腸炎を発症したマウスに痛風の治療薬「アロプリノール」を投与したところ、腸疾患の改善を確認することができたというもの。尿酸値を減少させるこの薬は1966年から一般的に使用されているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3120745
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