糖尿病治療のため、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った膵島をサルに移植し、血糖値を下げることに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。5年後に患者に移植する臨床研究を始めることを目指しているそうです。膵島は、膵臓にある細胞の集まりで、血糖値を下げるインスリンを分泌します。研究では、人のiPS細胞で作った膵島数万個を極細のチューブに封入し、糖尿病の小型サル「マーモセット」3匹の腹部に移植。数日後に血糖値が正常値に下がり、20日後まで持続したことを確認したそうです。糖尿病治療では、脳死した人からの膵島移植が行われているそうですが、提供者が不足しているそうです。iPS細胞を使えば、人工の膵島を大量に作れる可能性があるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170306-OYT1T50048.html
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