あのアインシュタインが100年前に提唱した理論の一つを裏付ける現象を、ハッブル宇宙望遠鏡を用いて観測することに成功したとの研究論文がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、遠方の星の前を別の天体が通過する際に星の光が曲げられ、そこから天体の質量を知ることができる「重力マイクロレンズ効果」として知られる現象を初めて観測したということです。この重力マイクロレンズ効果は1919年、皆既日食時の太陽の周りで星の光が曲がったことで確認されたそうです。当時、この発見は、重力を時間と空間の幾何学的関数として記述するアインシュタインの一般相対性理論に対する説得力のある証拠の一部を提供したそうです。一方で、アインシュタインは、この現象を太陽以外の恒星で観測するのは不可能と考えていたそうです。その証拠に、1936年にサイエンス誌で発表した論文では、恒星同士が離れすぎているために「この現象が直接的に観測される見込みは全くない」と記しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3131260
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