絶滅が心配されている魚の生息数を計測するための新たな手法を公開(AFPBB NEWS)。この手法、繁殖期の魚たちのラブコールを盗み聞きして、その個体数を推定するというもの。水中マイクと数理モデルを使い、カリフォルニア湾)のニベ科の魚「コルビナ」の生息数を割り出したそうです。この方法は、その他にも、ニシン、イワシ、タラ、ハドック、ニベ、ハタ、スズキ、フエダイ、ナマズ、チョウザメなどでも適応可能とのこと。コルビナの成魚は毎年春、繁殖行為のためにコロラド川デルタの浅い河口に集まってくるそうです。その数約200万匹とも言われているが、通常この水域には、その1%足らずが生息しているのみだそうです。コルビナの繁殖行動では、雌を引き付けるために雄がラブコールを発するそうです。そのコールはすさまじく、人の耳をつんざくほどの大音量だそうです。コルビナにとって不幸なのは、このラブコールによって自らの位置が漁師たちに分かってしまうことだそうです。約3週間の繁殖期の間に、漁師たちは100万匹以上のコルビナを捕獲。だが今後は、このラブコールをコルビナを救うために利用できるようになるかもしれないという。コルビナは国際自然保護連合(IUCN)による世界の野生動植物の絶滅危機の度合いを示す「レッドリスト)」で「危急種(Vulnerable)」に指定されているためだそうです。この新たな手法では、数理モデルを使い、魚が出す音のレベルから魚群の密度を決定。
http://www.afpbb.com/articles/-/3131977
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