アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day)。あまり聞きなれない言葉だと思います。地球が1年間で再生できる自然資源の今年の割り当て分が人間の活動によって既に使い果たされる日のことだそうです。今年のアース・オーバーシュート・デーは8月19日だったそうです(AFPBB NEWS)。これは、人類が地球に与える影響を監視する国際環境NPO、グローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network、GFN)が報告した者。このアース・オーバーシュート・デーの到来は毎年早くなっており、1993年は10月21日、2003年は9月22日、そして昨年は8月20日だったそうです。この報告書によると、現在の再生可能資源の消費を支えるためには、地球が1.5個必要との計算になるとも。
先日、ある意味衝撃的なニュースが報道されていました。再生医療の実用化につながる幹細胞に関する論文数で、日本は中国に抜かれ、3位になったとする調査報告書を特許庁がまとめたというものです(YOMIURI ONLINE)。幹細胞研究を巡る国際競争が激しくなる中、首位の米国と中国が、幅広い分野で論文数を伸ばしたのに対して、日本はiPS細胞(人工多能性幹細胞)以外の分野が伸び悩んだことが影響したとみられるそうです。この報告書は、特許庁が世界の医学論文が登録された米国立医学図書館のデータベースを使い、2008~2012年に発表された幹細胞関連の約1万7500の論文の筆頭著者の所属する機関の国籍を比べたところ、米国が5129本で首位。1640本と数を伸ばした中国が2位。日本は微増の1350本で3位だったというもの。2004~2009年を調べた前回調査で日本は2位だったそうで、当時中国は4位だったそうです。
「研究」とは?どんなことをすればよいのか?という研究についての様々な悩みをお持ちの方も多いと思います。今回は、「現場の問題点」を解決に導く研究について話をして見たいと思います。あくまでも個人的な意見ですので、特定の大学や組織の考えを代表するものではありませんので、予め承知してください。特定の大学や組織の考えを代表するものではありませんので、予め承知してください。
既に現場で働いている方で、大学院での研究を考えている方も多いと思います。「現場」では大学などで教わってこなかった問題や教科書やテキストにも書いていない問題に遭遇することも多いことと思います。そして、こうした「現場の問題」を解決に導く研究をしたいと考える方は多いです。でも、ここでよく考えてください。そうした「現場の問題」はこれまでにも多くの先人が経験し、同じようなことを考えているはずです。それでも、未だ解決に至っていないということなのです。つまり、そう簡単に解決する問題ではないということです。ではどうすればよいのでしょうか。それは、その「問題」の根底にあることから1つ1つ確認し、不明な点を見出し、その部分を研究の対象にすべきなのです。どうしても、表面に出ている問題点にのみ目が行きがちですが、実際にはその背景に多くの問題が潜んでいるのです。
以前に、「骨格筋の廃用性萎縮」について触れましたが、効果的な訓練方法を見出したい、あるいはある方法の有効性を検証したいと考える方は多いです。ですが、そもそも骨格筋萎縮のメカニズムや萎縮筋の再成長のメカニズムがそもそも完全に解明されていない現時点において、上記のような研究課題は正直よい研究とは言えないと思います。ですので、大学院などでは、まず基礎的な部分の再確認から行い、基礎的な部分における問題点の解決を目指すべきと思っています。でもそれでは、「現場の問題」の解決にならないと考える方がいると思います。でもそれは間違いです。こうした基礎的な研究の積み重ねこそが、「現場の問題」の解決策となるのです。つまり、「エビデンスのある実践」ということです。基礎的な研究は敬遠されがちですが、非常に重要なのです。
一緒に「骨格筋の萎縮」や「萎縮筋の再成長」のメカニズムを解明しませんか?
既に現場で働いている方で、大学院での研究を考えている方も多いと思います。「現場」では大学などで教わってこなかった問題や教科書やテキストにも書いていない問題に遭遇することも多いことと思います。そして、こうした「現場の問題」を解決に導く研究をしたいと考える方は多いです。でも、ここでよく考えてください。そうした「現場の問題」はこれまでにも多くの先人が経験し、同じようなことを考えているはずです。それでも、未だ解決に至っていないということなのです。つまり、そう簡単に解決する問題ではないということです。ではどうすればよいのでしょうか。それは、その「問題」の根底にあることから1つ1つ確認し、不明な点を見出し、その部分を研究の対象にすべきなのです。どうしても、表面に出ている問題点にのみ目が行きがちですが、実際にはその背景に多くの問題が潜んでいるのです。
以前に、「骨格筋の廃用性萎縮」について触れましたが、効果的な訓練方法を見出したい、あるいはある方法の有効性を検証したいと考える方は多いです。ですが、そもそも骨格筋萎縮のメカニズムや萎縮筋の再成長のメカニズムがそもそも完全に解明されていない現時点において、上記のような研究課題は正直よい研究とは言えないと思います。ですので、大学院などでは、まず基礎的な部分の再確認から行い、基礎的な部分における問題点の解決を目指すべきと思っています。でもそれでは、「現場の問題」の解決にならないと考える方がいると思います。でもそれは間違いです。こうした基礎的な研究の積み重ねこそが、「現場の問題」の解決策となるのです。つまり、「エビデンスのある実践」ということです。基礎的な研究は敬遠されがちですが、非常に重要なのです。
一緒に「骨格筋の萎縮」や「萎縮筋の再成長」のメカニズムを解明しませんか?
現生人類が鳥肉を常食するよりもはるか昔から、ネアンデルタール人たちは野生のハトを捕らえ、食用処理し、調理していたとする研究がScientific Reportsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によりますと、英海外領ジブラルタルの洞窟で発掘された6万7000~2万8000年前のカワラバトの骨1724個を精査した結果、切断された痕跡や人の歯形、焼いた痕などが見つかったそうです。これはハトが食用処理され焼かれていたことを示唆する証拠だとつことです。この洞窟には当時、ネアンデルタール人が暮らしており、後に現生人類が暮らすようになったそうです。ですので、ネアンデルタール人らは現生人類と同じように骨を引っ張って解体し、柔らかい肉にかぶりついていたとみられるということに。これまではヒト科で初めて鳥肉を常食したのは現生人類だと考えられていたそうですが、この洞窟でネアンデルタール人は4万年以上にわたってカワラバトを食料としていたということに。最古の痕跡は6万7000年以上前にさかのぼるそうです。しかも、ハトの調理は洞窟内の異なる広い場所で繰り返し行われていた痕跡が見つかっているそうで、散発的なものではなかったとも。
1日に4マイル(約6.4キロ)以上走ると、健康的ではない、つまり「運動のやり過ぎ」になるかという論文が先日発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は、心臓発作を経験したことのある2400人を対象に行われ、運動量と比例して心臓発作による死亡リスクが減少することが確認。しかし「ある点」を境に、運動によって得られる恩恵が少なくなることがわかったというもの。研究によると、週30マイル(約48キロ)以上のランニングおよび週46マイル(約74キロ)、1日6.5マイル(約10キロ)以上のウオーキングがその「境界線」だったそうです。つまり、ランニングやウオーキングは無限に恩恵をもたらすのではなく、一定レベル以上になると、例えば週30マイル(約48キロ)以上のランニングは、危険性を大幅に高めるというもの。競技のランニングも急性事象のリスク増加を示しているとしています。同時に、この研究は心臓発作の生存者を対象にしたものなので、統計結果は集団全体には一般化できない可能性があるとも。一般的に、週2時間30分程度の適度な運動、または週75分程度の激しい運動を心臓および体の健康のために奨励されているとも。さて、どこから運動のし過ぎなのでしょうか?興味深いですね。
中国・南京で今日から開幕するユースオリンピックで、エボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカ諸国の選手が一部の競技に参加できないことが決まったそうです。エボラ出血熱の感染が確認されている地域からの選手は格闘技とプールを使用する競技種目に参加できないそうです。これは、大会に参加する全ての人々の安全を確保するための措置だそうです。この措置に該当する選手は格闘技で2人、プールを使用する競技で1人だそうです。また、西アフリカ諸国からの代表団は選手以外のスタッフらも、大会期間中は定期的に体温測定と健診を受ける必要があるととも。その上で、エボラ出血熱の確認例はなく感染の恐れは限りなく低いとのお墨付きを保健当局から得たとも。8月16~28日まで中国の南京で開かれるユースオリンピックには、14~18歳の選手3700人以上が参加する予定だそうです。
ウマは耳で意思疎通!?というニュース記事(ナショナルジオグラフィック)を紹介します。最新の研究報告によると、ウマは大きくてよく動く耳を使って仲間の注意を一定方向へ向かせることができ、食料のありかを教えたり、敵の居場所を知らせているのではないかというのです。人間と同じように、ウマも社会性動物だそうです。同じ種同士の群れで暮らすことは、難しい面もあるが、利点も大きいく、互いに助け合い、群れの一部が敵の見張り役をしている間、他の仲間は食べたり食料探しに専念できるそうです。しかし、このシステムが機能するためには、同じ種の他のメンバーたちに情報を伝える手段を持っていなければならないですね。そこで、ウマたちが耳の向きを変えて仲間に方向を指し示したり、周囲に何か注意を払うべきものがあるかを知らせているのではないかと仮説を立てたそうです。この仮説を実証するために、牧場で餌の入った2つのバケツを置き、そのうちの1つを覗き込むウマの姿を写真撮影したそうです。それらの写真をグループ分けし、第1グループの写真ではウマの耳をマスクで覆い、第2グループではウマの目をマスクで覆ったそうです。第3グループの写真は、頭のどの部分も隠されていないもの。次に、これらの写真を等身大に拡大し、別のウマに見せてから、餌のバケツ2つを選ばせたそうです。過去に行われた実験で、ウマは写真に写っている別のウマを認識できることが証明されているそうです。目と耳が覆われていない第3グループの写真を見せられた時、ウマは75%の確率で写真のウマが覗いていた方のバケツを選んだそうですが、目または耳のどちらかが覆われている写真を見せられた時、バケツの選び方は不規則だったが、耳が出ている写真を見た時の方が、目が出ている写真の時よりは少しだけ好成績を出したそうです。
メキシコ政府は先日(7月15日)、蔓延する肥満問題に取り組む一環として、清涼飲料水やスナック菓子、その他の高カロリー食品のテレビ広告を規制する方針を発表したそうです(AFPBB NEWS)。規制は直ちに発効したそうです。平日は午後2時30分~同9時30分、週末は午前7時~午後7時の間、対象となるコマーシャルは一般の地上波放送やケーブルテレビから締め出されることになったそうです。映画館での広告上映も規制対象となるとも。メキシコ政府によると、同国の国民のうち成人では70%、子どもでは30%が過体重もしくは肥満だそうです。また甘味飲料水の1人当たりの年間消費量が163リットルと世界で最も多く、同国料理には揚げ物が非常に多いとも。さらにメキシコは、経済協力開発機構(OECD)加盟34か国中、糖尿病の発症率が最も高いそうです。各国、いろいろな対策を考えていますね。日本では必要ないでしょうか。
ロサンゼルス市の「Cash in Your Lawn」と題されたプログラムでは、芝生を撤去し、代わりに乾燥に強い植物や岩、砂利などを導入すると、1平方フィート(約929平方センチメートル)あたり3ドル(約300円)の報奨金が支払われ、最大6000ドル(約60万円)まで支払われるそうです(AFPBB NEWS)。3年前から続く渇水に改善の兆しは見られず、州の人口3800万人に供給する水資源は危機的状況にあるそうなのです。当局も芝生への水やりを週2回までに制限する緊急の措置を講じているそうです。環境意識の向上と水道料金の高騰を背景に、ロサンゼルスの高級住宅地では「庭の砂漠化」がじわじわと広がっているということです。
ゾウはこれまで生物種で確認された中で最も強力な嗅覚の持ち主の可能性があるとする論文が、先日発表されたそうです(AFPBB NEWS)。アフリカゾウのゲノム(全遺伝情報)には、においを感じ取る嗅覚受容体の遺伝子が2000個近く含まれており、これは動物の中で最多だそうです。これは、ゾウの嗅覚能力が人間の鼻の5倍、イヌの鼻の2倍で、動物界でこれまで最も優れた嗅覚の持ち主とされていたラットの嗅覚さえもしのぐことを意味するものだそうです。嗅覚受容体遺伝子がどのように機能するかについてはよく分かっていないそうですが、ゾウが長年にわたり生息環境の中で生き抜き、進むべき道を選ぶ助けになってきたと考えられるそうです。ゾウの嗅覚受容体遺伝子を、ウマ、ウサギ、モルモット、ウシ、ネズミ、チンパンジーなど13種の動物の遺伝子と比較したところ、霊長類と人間が持つ嗅覚受容体遺伝子の数は、他の動物種に比べて非常に少ないことが分かったそうです。これは人間の視力が向上したために、嗅覚への依存度が減少した結果かもしれないそうです。