健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

院内バー

2014-08-11 08:30:48 | 日記
考えさせられるニュースです。フランスで現在、末期患者の生活の質の向上を目的とした「バー」を病院内に開設する計画が進行中だそうです(AFPBB NEWS)。仏中部のとある大学病院は今年9月、苦痛緩和ケアセンター内でバーの運営を開始する予定でm患者は友人や家族を招いて、一緒にワインやシャンパン、ビール、ウイスキーなどを楽しむことができるようになるというものです。もちろんフランスでもこうした施設は国内初だそうで、困難な日々を過ごす患者たちを元気づけて、生活の質を向上させ、与え、受け取ることの喜びを感じてもらうことによって、患者たちに人間らしさを取り戻してもらうことが目的だそです。病院の職員らは開設に向け、バーに来る患者への対応の仕方について、社会人類学者から特別な訓練を受けるとも。
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脳信号で大衆の好みを予測

2014-08-10 08:30:28 | 研究
コマーシャルやテレビ番組の試験版を少数のグループに見せて脳内の活動をスキャンすることで、より幅広い層の視聴者がどのような反応を示すかを予測できるとする研究成果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、19歳~32歳までの被験者16人にテレビを視聴させ、脳信号を記録したそうです。被験者には、米人気テレビシリーズ「The Walking Dead」の2010年のエピソードと、アメリカンフットボールの2012年と2013年のスーパーボウルで初めて放映された複数のコマーシャルを視聴させたそうです。脳波記録センサーを被験者に装着して、脳内のさまざまな部位の電気的活動を観察し、同時に脳血流の位置を特定して脳活動のマッピングを行う機能的磁気共鳴断層撮影法(fMRI)を用いて被験者の脳をスキャンしたそうです。その結果、見ているものに対して被験者が完全に集中または「熱中」していることを示す強い相関関係が、脳信号のいくつかのパターンに存在することが分かったというもの。被験者の興味レベルは、より幅広い範囲の大衆が番組やコマーシャルに示した反応と一致したそうです。いろいろなことが分かるようになるのは・・・・・。
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緊急事態宣言

2014-08-09 08:30:25 | 研究
国連の世界保健機関(WHO)は8日、西アフリカでこれまでに1000人近くが死亡しているエボラ出血熱の流行について、国際的な公衆衛生上の緊急事態と宣言したそうです(AFPBB NEWS)。WHOは、世界の医療専門家や政策専門家などから成る緊急の委員会で、今回の史上最悪規模のエボラ出血熱の流行について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したというものです。日本ではあまり報道されていませんが、世界のニュースを見ていると主要ニュースとして連日取り上げられています。
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肥満児が急増する!

2014-08-08 08:30:15 | 研究
2012年に全世界で計4400万人だった肥満児と過体重児が今後急増し、2025年には計7500万人に達する恐れがあるとの調査報告を、世界保健機関(WHO)が先日発表したそうです(AFPBB NEWS)。WHOによると、肥満児と過体重児合わせて全世界で3100万人だった1990年以降、2012年までにアフリカだけでもその数は400万人から1000万人に増加。今後、増加のペースはさらに加速するというのです。過体重の子どもは、糖尿病やがんなどの重い病気を発症する可能性が高いですが、今すぐに行動を起こすことで将来、医療制度にかかる多大な負担を回避できるかもしれないそうです。社会科学者、公衆衛生専門家、臨床科学者、経済学者などが一丸となり、入手可能な最良の証拠を組み合わせて一貫性のある計画を策定する予定があるということです。考えさせられますね。
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イヌの嫉妬

2014-08-07 08:30:30 | 研究
イヌは、飼い主が他のイヌに見える物と遊んでいると焼きもちを焼くとの研究論文が、先日PLOS ONEに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究結果は、嫉妬の感情が生存本能に根差している可能性があることを示唆しているそうです。研究は、イヌ36匹とそれぞれの飼い主を対象に、イヌの前に置かれた3つの異なる物と遊ぶよう飼い主に指示。1つ目は、ボタンを押すとほえたりしっぽを振ったりするおもちゃのイヌ。飼い主には、本物のイヌと遊ぶのと同じようにイヌのおもちゃと1分間接するよう指示されたそうです。2つ目は、ハロウィンカボチャのおもちゃのバケツ。これも同様に、飼い主には本物のイヌと遊んでいるように演技させたそうです。3つ目は、開くと絵が飛び出し、曲が流れる子ども向けの絵本。飼い主にはあたかも小さな子どもに対して、お話を読み聞かせるよう絵本を音読させたそうです。その結果、飼い主がおもちゃのイヌと遊ぶ場合、その他の物と比較して、イヌにはある特定の行動がはるかに多くみられることが確認できたというもの。例えば、かみつく、飼い主やおもちゃのイヌを押す、飼い主とおもちゃのイヌの間に割り込もうとするなどの行動は、他の2つに比べて発生する割合が高かったというのです。イヌが飼い主を押す行動は、飼い主がおもちゃイヌと遊んだ場合の78%でみられたが、これはハロウィンカボチャの場合は42%、絵本では22%。また飼い主とおもちゃのイヌの間に割り込もうとする行動は全体の約30%でみられ、おもちゃのイヌにかみつく行動は25%だったそうです。実験では、ダックスフント、ポメラニアン、ボストンテリア、マルチーズ、パグを含むさまざまな犬種を対象としたそうですが、半数近くは雑種だったそうです。
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理化学研究所からの訃報

2014-08-06 08:30:29 | 研究
昨日、驚きのニュースがラジオから聞こえてきました。理化学研究所の笹井博士が自殺したというニュースでした。すぐにネットで確認すると、ニュース速報が出ていました。まだ、救命処置中であるとか情報が錯そうしていましたが、結局自殺したという確定した情報が報道されていましたご冥福をお祈り申し上げます。STAP細胞の渦中にある研究者に起きた出来事なので、STAP細胞の件が関係したものと憶測できます。でも、なぜ。ショックです。レベルは全然違いますが、同じ研究者として非常に考えさせられます。多くの研究者はもちろん雑誌ネイチャーもコメント出しています。それほど科学界に大きな衝撃を与えた大きなニュースであることは間違いありません。
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米都市で水道水が飲用禁止に

2014-08-05 08:30:12 | 日記
米国オハイオ州トレドの当局は、同市と郊外の住民少なくとも40万人に対し、藻の繁殖によって発生したとみられる毒素「ミクロシスチン」が水道水から検出されたため、飲料用として水道水を利用しないよう8月3日に警告したそうです(AFPBB NEWS)。また、水道水を沸騰させることで毒素の濃度が増すとして、お湯を使わないよう呼び掛けているとも。この警告はトレド市の水道水の全利用者を対象としているそうで、当局は警告が解除されるまで水を使わないよう求めているそうです。地元の赤十字社によると、ミクロシスチンは吐き気や下痢を引き起こしたり、肝機能に悪影響を及ぼす恐れがあるということです。同市の水道水の水源となっているエリー湖では、流入した農業用肥料に含まれるリンやチッソによって藻が大繁殖したそうです。
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自殺傾向が血液検査で

2014-08-04 08:30:17 | 研究
自殺を図る人々が共通して持つとみられる遺伝子変異が特定されたという研究論文が先日American Journal of Psychiatryに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。その遺伝子とは、脳がストレスホルモンにどのように反応するかに関連する「SKA2」と呼ばれる遺伝子。このSKA2は、マイナス思考を抑制し、衝動的な行動を制御するために機能するそうです。SKA2が十分に存在しなかったり変異していたりすると、脳は異常レベルのストレスホルモン、コルチゾールを放出するそうです。自殺を計画したり実行に移したりする人々では、異常なレベルのコルチゾール放出が起きていることが、これまでの研究で明らかになっているそうです。研究では、自殺した人々から採取した脳サンプルを調査して、この遺伝子の変異を見出し、さらに自殺した人々はSKA2のレベルが健康な人に比べて著しく低下していることもこの調査で分かったそうです。自殺予防研究で325人から採取した血液サンプルを検査し、SKA2に存在する変異により、自殺願望を経験している人や自殺を図ったことがある人を80%の精度で予測できることが確認されたそうです。

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月がレモン形をしている謎

2014-08-03 08:30:57 | 宇宙
月に関するニュースを紹介します(AFPBB NEWS)。月は完全な球形からはかけ離れており、地球に面している側とその反対側が高く出っ張った奇妙な形状をしているそうです。ただ理論上では、約44億年前に形成されて以降、回転力によって完全な球形に成形されているはずだそうで、科学者らは数十年間、この謎に頭を悩ませてきたそうです。満月に別の角度から見ると、極めてわずかにレモン形をしていることが分かるそうです。月の地形上にあるこの出っ張り部分は、地球方向の軸上に並ぶこぶだらけの頂点を形成しているそうですが、この出っ張りはどのようにして形成されたおか不明だったそうです。そしてその答えが、月が超高温状態だった形成初期に地球から及ぼされた強力な重力にあるとする研究論文が、英科学誌Natureに掲載されたそうです。火星サイズの浮遊惑星と地球との衝突の結果として形成されたと考えられている月は、当初は溶岩の塊であったそうですが、後に冷えて固まり始めたそうです。月の重力が海の満ち干を起こすのと同様に、月の6倍の質量を持つ地球は、新たに誕生した衛星である月の状態が遷移しているこの時期に、強力な潮汐力を月に及ぼしたそうです。潮汐力は月を伸縮させ、この伸縮プロセスで摩擦による熱が発生。半流動体だった月は、表面が冷えている間にこの熱で暖められるというこの動的プロセスで生じた熱が不均一に伝播し、月の地殻の形成に影響を及ぼしたというものらしいのです。
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ランニングに寿命伸ばす効果

2014-08-03 08:30:30 | 研究
短時間のランニングにも長い距離を走るのと同程度の寿命を延ばす効果があるとした研究論文が、Journal of the American College of Cardiologyに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究論文によると、毎日5~10分程度の短時間のランニングを行うことで、心臓疾患や早死にのリスクを大幅に軽減することができるというのです。研究では、ランニングする人は、まったく走らない人に比べて、死亡リスクが30%低く、心臓疾患で死亡するリスクが45%低いという結果が得られたそうです。またランニングをしている人は、していない人に比べて、平均約3年長生きできる可能性があることも。さらに、走る時間や速度が違っても同様の効果が期待できることも明らかに。走る時間が週50分の人と週180分の人とを比べた場合でも、リスク軽減に関する結果に統計的な大きな違いは見られず、また時速10キロ未満でゆっくり走った場合と速く走った場合との間にも大差はなかったそうです。
この研究は、米テキサス州の成人(平均年齢44歳)5万5000人以上を対象に、15年間にわたる調査によるもの。対象者のほとんどは白人で、全体の約25%が女性。対象者は、ランニングをする人としない人で大まかに分けられ、その上で、走る時間や距離、頻度に応じてさらにグループ分けされ、最終的に6グループを対象に調査。また、ランニングとウオーキングを比較。その結果、5分間のランニングには、15分間のウオーキングと同程度の健康効果があることが分かったそうです。ちなみにLancetに2011年に掲載された論文では、15分のウオーキングによって寿命を3年延ばす効果が得られる可能性が示されていたそうです。推奨されるウオーキングの時間は30分だったそうです。
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