イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

振り返ると素直に取ってるのかも

2011-04-25 22:59:00 | イーグルス
 今年のポジションニーズはCB>OL>DLなのは何度も書いています。例えばLBがニーズだとしてもLBの1巡指名は勿体無いから3巡程度で良いと言う事もあるのですけれど、CB.OL.DLは1巡でエリートを取りに行くに価するポジションですから素直に指名してくれると良いなあと思っています。

 過去のドラフトとニーズを考えてみます。去年はBraian Dawkinsを放出後に後継者育成に失敗した為にSが最大のニーズ、次にDEとOLBと言う感じでした。結果はトレードアップしてBrandon Grahamを取り、2巡でNate Allenと素直にニーズを埋めたドラフトでした(トレードアップした時はEarl Thomas指名を期待したのですけれどね)

 2009年はDrian Dawkinsの後継者、Brian Westbrookの後継者と怪我の多いKevin CurtisとReggie Brownの代役と言った所がニーズでした。結果はJeremy Maclinをトレードアップして取り、2巡にLeSean McCoyとニーズを埋めたものの、3巡以降はトレードダウンを繰りかえしてDB補強は5巡のVictor Harrisまで待つ事になります。素直にニーズを埋めたと言えなくは無い、と言った印象ですかね。
 Jason Petersを1.4.6巡とトレードで獲得しています。

 2008年はTRAとJon Runyanの後継者でOL、Javon Kearse放出でDEとラインニーズの年でした。1巡をトレードダウンして1巡コンビが最盛期だったDTからTrevor Laws(デプス補充もニーズでした)とDeSean Jacksonを指名します。結果的にスターターに成り得ているJeff OtahやSam BakerらをパスしてのトレードはDeSean獲得で大成功、Peters獲得でLTの穴埋めは翌年しています。
 ポジションニーズよりも能力重視のドラフトでした。

 2007年はトレードダウンしてKevin Kolbを取った年です、Donovan McNabbが怪我で後半欠場しJeff Garciaがチームをプレイオフに導き、QBをどちらにするかで悩んだ結果McNabbを選んだオフにMcNabbの後継者候補を取る、McNabbを信用しているのか居ないのか良く分からない指名となりました。
 ニーズとしてはDonte StallwaorthからCurtis(当時はSTLの3番手でした)に入れ替えたWR、Dhani Jonesを放出したOLB、KearseとJerome McDogleが怪我続きだったDEでしょうか。Kolbの後はVictor AbiamiriとStewart Bradleyを指名した。Garciaがスターターを求めた為に放出しバックアップQBが必要だったと言えなくもないですしニーズ重視の年と言えるのかもしれません。

 こうして見直してみると、毎年ドラフトに不満を持っている割に素直にニーズを埋めるドラフトをしているような気がするのが不思議です。高齢化が進むTRAとRunayn.Dawkinsらの後継者を取らず、弱点であるのは分かりきっているWRを取らなかった事などが不満の原因だったのでしょう。今年はドラフトで取れなくてもFAが後の為に即戦力で埋める事が出来るのでニーズよりも能力重視でも大丈夫なのですけれど、最近の素直に取る流れを見るとCBとOLにDLを1-3巡で指名するのかもしれません。

CB指名にこだわらなくてもいいのかも

2011-04-25 07:04:00 | イーグルス
 オフェンスで1.2巡指名を使うような要補強ポジションはOLでしょう、DCが首になったディフェンスの改善には戦術面の更新だけでなくタレントの補充も必要です。これまでAndy Reidはディフェンス重視のドラフトをしてきました、過去の1巡指名は圧倒的にDLが多いです。それが、最近は少しオフェンスに選手を上位指名するようになったように思えます、これはDonovan McNabbから次世代のQB(結果的に上手くいかなかったKevin Kolb)への移行の為に補助するタレントを取りに行ったのではないかと考えています。

 普通に考えると本人は現役続行を希望しているそうですが事実上キャリアエンドのEllis Hobbsの代わりを務めたDimitri PattersonはSTとしては十分でしょうけれどCBとしてはニッケルが精一杯でしか無い事が明らかで、長い間ニッケルCBとしてスターターの代役が出来ると見ていたJoselio Hansonもニッケルですら不十分な動きしか出来ないシーズンを送りました。そして、Trevord Lindleyもスピードに欠けてニッケル以上には使いにくいのが明らかになりました。つまり、RCBはスターター候補すら居ない、成長を待つ若手すら居ないのが現状です。
 誰もが今チームで最も大きな穴がAsante Samuelとコンビを組むRCBに有るのは認めているでしょう。即戦力のCBを上位指名するのは必須です。たとえFAで補強する事が出来るとしても1.2巡でのCB指名が無ければ失敗ドラフトと言われるでしょうし、私も失望のドラフトになるでしょう。


 Nate Allenの膝の怪我は開幕に間に合う予定ですが、トレーナーと接触出来ないのでどの程度回復しているのかは報道されません(選手→医者→チームと迂回する形で情報が流れているとは思いますけれど)そしてQuinti MikellがUFAとなります。Mikellに対して引きとめるつもりならば3月になる前に再契約をする事も出来ましたがUFAとして新年度を迎えています。Braian Dawkinsさえ放出したチームですしベテランとの再契約の可能性は低いでしょう。
 Kurt ColemanとAllenで2年目コンビを組めば良いのかもしれませんし、若手に偏る現状では中堅のFA補強が正解なのでしょうからドラフト上位でのS指名の可能性は低いと考えます。上位でCB、下位で2人目のDBをドラフトすると予想します。


 LBを重視しているのか、軽視しているのか良く分からないReid政権なのですが、2.3巡指名を結構使っています。なぜか2巡指名は大失敗、3巡指名はスターターとして残る(最近のOLB/DEは失敗してます)印象です。チーム事情を見てもStewart Bradleyを引き止める事が出来れば大きな問題では無いでしょうし、4-5巡での指名になると考えます。


 そして必要と言えば必要だし、どうにかなるといえばどうにかなるのがDLです。これまでCBとOLが圧倒的だった1巡予想にDLが混じるようになって来ました。
 DEはなんと言ってもBrandon GrahamのACL手術でシーズン全休の可能性が有ると言う点が問題です。Trent Coleのバックアップに収まったDarryl TappとJaqua ParkerをLEで使うようにTappを左右入れ替えれば、Coleはどうせ出っ放しなのですからGrahamの回復を待つのには下位指名でデプス補充をするか、1年限りのベテランFA補強でも十分と見る事も出来ます。
 しかし、ColeとJaqua共に前半の9月10月と後半11月12月を比べてサックは半分以下になっています。DBの弱体化も影響はしているでしょうけれど、使いすぎでスタミナ切れを起こしたと見るのが普通でしょう。
 そして、DLコーチの入れ替えでLEのセットの位置がRTの前からTEの前に変わる事が予想されています。ダブルチームを打ち破る大型DEを欲すると言うよりもRTよりも抜くのが楽なTEを相手にする事でパスラッシュを強調する事になります。

 DEが外に出る事、これまでのパスラッシャーにもランディフェンスを要求する意味不明の戦術から、DEはパスラッシュを主任務になるであろう今年の戦術への移行で最も影響を受けるのはDTと考えます。
 1巡コンビのMike PattersonとBrodrick Bunkleyのコンビ、Pattersonは足の衰えが酷いですしBunkleyは腕の怪我の為か不振でスターターから降ろされる事になりました。Bunkleyが復活出来るのであれば大きな問題は無いでしょう、Antonio Dixonと3人で通常営業をしてTrevor Lawsをサードダウンで使う形を取れば特別に補強が必要とは思いません。が、Bunkleyの不振がシーズン終るまで続いた事、Pattersonが前に出る足を失った事を考えると、世代交代を考える時期かもしれません。300ポンドで激しく動かなければならないDTの膝や腰などの寿命はそれほど長く有りません。
 今年のドラフトはDL豊作と見られています、23位でも良い選手が残っているでしょうし、その時点で指名出来るベストの選手を選ぶとなるとDLの1巡指名を考えても良いのかもしれません。


 人材不足が顕著なCBの上位指名は必須です、しかしReidの志向と今年のドラフトの状況を考えるとDLの上位指名が有るかもしれません。現段階でFA補強が終っていれば絶対にCBから取るべきですが、FAでのリカバーを考えればポジションにこだわらない指名が成功するようにも思えます。