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Shurmurが帰ってきた

2013-01-21 21:29:00 | イーグルス
 一人だしどーにかなるだろうと予約もしないで出向いたフットボールラウンジ、始発で行ったのに見事に席は埋まっていました・・・結局2試合目を予約していた席に座って1試合目を見て、仕事などで1試合目終了で帰った人の席で2試合目も見れました。
 ドームでやったらSFよりATLが絶対に強いと予想していたのですけれど、ATLのディフェンスがスロットレシーバーの前にバンプ要員を置かずに好きに動かせた事、なんでブリッツ入れたすれ違いのランサポートをいつまでも置かないのか理解不能。結局、足の速いQBにスパイを付けるとどこかに穴が開くのを修正しきれずに同じパターンをやられ続けました。
 NEが負けるとしたら理論で勝って理論を越えた何かに負ける形なのでしょう。前半あれだけ押して6点差で終わった事、脳震盪ファンブル、チップされてのINTと運に見放されてのターンオーバー以外は支配していたはずなのですけれど。最後NE取っておきのオンサイドキックの秘術でも見れないかと楽しみに見ていたのですけれど・・・


 さて、Chip Kellyの組閣人事、元QBコーチでSTLでOC、CLEでHCをそれぞれ2年勤めたAndy Reidの弟子Pat Shurmurがチームに帰ってきました。OCとしての起用だと思いますが正式な役職は発表されていません。
 ShurmurはReidの秘蔵っ子でコーチ見習いからTEコートを経てBrad ChildressがQBコーチからOCに昇進すると同時にQBコーチの後を継ぎ、STLに引き抜かれるまでQB育成を主任務にしてきました。STLではSam Bradfordの育成をしましたが、怪我が多く結果を出せないまま終わります(その後それなりにやっていますし、悪くない基礎段階の育成はしたものと評価します)
 そしてMike HolmgrenのGB人脈と言う事でしょうCLEにHCとして招聘されます。Tom Heckertらとともに2年9勝23敗で解雇されています。

 Spagからオフェンス丸投げで引き受けたSTLにHCとしてChldressとともにオフェンスを指揮したCLE時代、師匠Reidの劣化コピーを見るような3rd7で5ヤード投げるを何度もコールしていました。そういう点から見ればプレイコールよりもQB育成だけやっていたほうが良いタイプにも見えます。
 ここで問題になるのはKellyがShurmur就任前にOregon大でもプレイコールはしていなかったしプレイコールはOCに任せる。と発言している事。つまり、Shurmurがプレイコールをする事になるでしょう。WCO畑のプレイコールとQBオプションのシステム、そういう意味で上手く行くかどうかは未知数のギャンブルになる危険が有ります。ただし、私は大きな心配はしていません。あくまでもKellyのカレッジでのシステムにNFL流の味付けをする程度でしょうから。KellyがShurmurに色を消されるような事はないと推測します。
 それよりも、NFL経験が無いKellyにOC・HC経験者のShurmurを付ける事、Eagles出身と言う事で大きく入れ替わるコーチ陣と選手のパイプ役と言う点で大きなプラスになると考えています。OCと言う肩書きの実質QBコーチとしての起用だと考えればShurmurの招聘は素晴らしい一手のはずです。
 Michael VickとNick FolesをKellyのシステムで動かす際にQB育成の技術を活かすことになるでしょう。もちろん、QBを新加入させるとなっても、QBの基礎講習能力は持っていると評価しています。

組閣が遅れてます

2013-01-21 00:01:00 | イーグルス
 Chip Kellyの周りを固めるアシスタントコーチの組閣が予想より手間取っています。
 DC候補としてNYGのLBコーチJim Herrmannと面接をするようです。Michigan大で20年のコーチキャリアが有り、2006年からNYJのLBコーチ、2009年からNYGのLBコーチを務めています。NYJ時代は3-4、NYGでは4-3の経験を持ちます。Spagとは入れ違いなのですけれど、DL強調型4-3のNYGシステムはタレントをそのまま活かす意味では好都合でしょう。

 Kellyがオフェンスの専門家なのでクローズアップされていませんが、OCが誰になるのか、QBコーチをどうするのかも決まっていません。オフェンス側の選手を見て一番不安なのがQBなのですからここを指導するコーチの人選は重要だと思うのですけれどDC選びに比べて名前が挙がらないのは問題でしょう。


 Andy ReidがKCに移籍し、Marty MornhinwegはNYJのOC、Juan CastilloはKCのOLコーチ、Todd BowlesはARIのDC、そしてBobby AprilはOAKのSTCと主要なコーチ陣はそろって移籍する事になりました。ポジションコーチもめぼしい所はKCに連れて行きましたし、個人的に最重要案件だったトレーナーのRick BurkholderもKCに行ってしまいました。
 Kellyの元部下でそこらへん固める事になるのかもしれませんが、あまりKelly色に染めるのも良い事ではない気がします。


 キャップの事で昨日書き忘れたことが有ったので補足しておきます。放送権料の更新があるので2014年からはキャップ枠が跳ね上がるでしょう。その為に、今年のFA戦線は加熱する事になるはずです。サインボーナスをたっぷり払って1年目のベースサラリーは少なめの良くあるFA契約にすれば、今年のキャップヒットを少なくして枠が広がる来年以降にキャップヒットを後回しにする事が出来ます。必然的に今年のFAは大金を貰う事になると言う訳です。FAになる選手はけして多くないのですけれど、すでにキャップ超過している事を考えると今年のFA戦線は苦戦する事になるでしょう。