イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ニーズに合った補強です

2008-03-25 22:28:11 | イーグルス
元INDのLB Rocky Boimanと1年契約で合意しました、6-4 236ポンドとサイズも大きくLB3ポジション全て経験が有るようです。TEN,INDでの6年はバックアップとスターターを行ったり来たりと言う感じで過ごし、STでの素晴らしいプレイを高く評価されています。TEN,IND共にLBの入れ替えが激しいチームですし、スターター起用されたのも引き抜かれて仕方なくと言うものが多い印象です。LB3ポジション全てプレイ可能ですがSLBga得意のようです、INDで去年はスターターでしたからゾーンカバー能力はそれなりに有るのではないでしょうか。LBの4番手に3ポジション全てのバックアップを兼任させるチームの伝統に沿った良い補強ではないかと思います。

 カバー2に移行するような補強を進めている割にLBにカバー2経験者を入れないと先日書いたのですが、INDから2人FAを入れました。これがカバー2移行に直結するとは思わないのですが、LBのゾーンカバーのシステム作りが上手くないJim Johnsonにはカバー2経験者の加入は大きなプラスになるでしょう。

 Takeo Spikesを解雇して若すぎるLBユニットだったのですが、7年目の中堅の加入はバランスと言う意味でも素晴らしいです。基本は4番手扱いになるのでしょうが、SLB Cris GocongをDEやWLBに回す事も考えられますし、パスプレイでGocongに代わってTEのマークを担当する事になるでしょう。
 長年のチームニーズであるTEをカバーするサイズを持ったSLBの補強ですし、1年契約なのが気になりはしますがこの補強は歓迎します。

WRよりはOLが先でしょう

2008-03-24 23:27:14 | イーグルス
 FBはDan Clecko加入の時に書きましたし、WRも結構書いたので後回しにします。

 今年のドラフトで必要なのか全く必要としないのか、首脳陣の考え方一つで1巡を使うかもしれないし全く取らないかもしれないのがOLです。去年のスターター5人が健在ですから即戦力の補強は必要ありません、問題なのはWinston Justice,Max Jean-Gillesが成長してこないバックアップの層の薄さとそれに伴うTRA,Jon Runyanの後継者と言う事になります。つまり、今シーズンで契約が切れる大ベテラン2人の今後をどう考えているのかでドラフトの方向性が大きく変わると言うことです。

 いくつかに分けて考えてみます、まずTRA,Runyanとの契約延長が有るかどうか、Justice,Gillesで穴埋めが出来ると考えているか、この2点から考えます。
 TRAは背中の怪我は慢性的に持っていますし最近は膝の怪我にも苦しんでいます、すでに前に出る足もパワーも有りませんからランプレイでは350ポンドの巨体をもてあまします。しかし、パスプロテクトではホールディング臭いけれどもなぜかフラッグが出ない見事なまでにすれすれのハンドテクニックでQBの背後を守り続けます。もうプロボウルに出る事は無いでしょうが、今でもパスプロテクトに限定すればリーグでも上位の実力者と評価して良いでしょう、そう言う意味では再契約をしても良いタレントと言えます。しかし、怪我とシーズン中に34歳になる年齢を考えても高額な長期契約はしたくない筈です、そしてTRAからすれば大金が貰える最後のチャンスと考えるでしょうから再契約は難しいと思います。
 Runyanは2年前の再契約時に金額で劣る契約でしたがチームに残ってくれました、今回も再契約してくれる可能性は有るでしょう。問題は現役2位の連続出場記録を誇る鉄人も怪我との戦いに勝てなくなりつつある事です、本来欠場するような状態でも記録の為に出てきてすぐに引っ込むような事が去年2度有りました、ラン・パス両面で穴の無いプレイ振りは堅実そのものですがプロボウル級のタレントではもう無いです。
 
 今居る若手が穴を埋めれるならそれに越した事はありません、LTでは酷い目にあったWinston Justiceですが、カレッジからのポジションRTではそれなりのプレイを見せました。フットワークの軽さが売りでパスプロテクトを期待されたのですが、NFLのトップレベル相手では通用しないようですし、比較的楽なRTに戻す事で生き返る可能性は有ると思います。
 でかい体は持っているものの足が付いてこない為にランプレイで押す事が出来ないGillesはダイエット出来るのかが全てでしょう。400ポンドでプレイしていたと言われるカレッジ時代から建前350ポンド前後に絞っている事になっていますが、もっと有りそうに見えます。本当に340ポンドくらいまで絞る事が出来ればNFLでも通用するだけの潜在能力は持っていると思うのですが、開花するかどうかは未知数です。
 この2人をコーチ陣がどう評価しているのかが全く読めません。建前では、3年目の今年が勝負だ期待している。こうなるのですが、もうダメだ次を探そうを思っているのか、まだ伸びしろが有ると思っているのかが判断できません。

 TRAは契約で何度もごねています、希少なLTですが再契約は出来ないでしょう。Runaynは再契約に応じる要素は有りますが、補充の簡単なRTと言う事と35歳になる年齢を考えれば単年契約で怪我をしたら終わりのような契約が精一杯だと思います。若手ではJustice、Gilles共にまだ見捨てては居ないでしょうが、後継者として2人だけに全てを託す事はしないでしょう。
 
 もう一つ気になっているのはLGのスターターTodd Herremansの評価が低い事です。CB Sheldon BrownにLGを補強するべきだと名指して欠点に指摘されていますし地元紙での評価も低いです。これはShawn Andrewsと比べてランパワーが足りないという事なのだと思います、元々がLTですからLGにコンバートされて2年パワーアップを図っているのですがランプレイでは豪快に押す場面は見る事が出来ません、この事が問題点と指摘されるのでしょう。ただ、前記の若手2人もランブロックの良い方ではありませんし、交代要員は居ません。
 ベテラン・若手の問題を考えると上位指名でOLを獲得する条件は揃っているように思えます。1巡を使うのであれば指名すべきはJusticeで失敗しているLT候補です、RTならばFAでも探せますし下位指名からでも育てる事は可能です。しかし、Herremansのパワー不足を改善する事を考え、同時にHerremansをLTに戻す事を考えるのならば、OT/OGのランブロッカーを指名する事を優先するかもしれません。つまり、1年目はLGに入れて様子を見つつOTで使えるようならばTRA,Runyanの後継者として起用する、こういう選手の獲得が有るかもしれないと言う事になります。
 今年のドラフト1巡候補のOTはTop3で消えるであろうJake Longは19位では話になりません、2番手と見られるRyan Cladyも19番目には残らないでしょう。3番手4番手を争うと見られるJeff Otah,Chris WilliamsにOG1番手と言われるBranden Albertの3人が19位で指名出来そうなOLだと思います。個人的にはOtahが残っていた場合には指名するのではないかと思います、OTで使えないとしてもパワータイプはOGで使う事が出来ますしShawn Andrewsで成功したこのやり方を踏襲すると言う事です。残る2人も指名の可能性は有りますが、私はHerremansのLT復帰でTRAの穴は埋まると考えていますし、1巡で取るならばランブロック特化型して欲しいものです。

 OLが良ければRBは大きい穴を悠々と走り、QBは背後を気にする事無くディフェンスを見る事が出来て、レシーバーは2度3度とカットを切ってフリーになる時間を与えられる。これがAndy Reidの信念だと思います。RB,WRの補強よりも先にOL補強をするのは、これまでのドラフト・FA補強を見れば明らかです。WR1巡指名の予想が多いのですが、私はWRよりもOLを優先すると考えています。

必要だけど・・・

2008-03-23 20:26:11 | イーグルス
 オールプロにまで成長したBrian Westbrookはまだ契約が残りますが、シーズンが終わるとFAになる選手が2人居るRB陣は再編成の用意をする必要が有ります。

 怪我さえ無ければ全く問題が無いWestbrookですが、怪我が多い(と言うより、常に膝痛に悩まされ続けている)事は懸念材料です、Westbrookが潰れればMcNabbが健康であろうとチームは崩壊してしまうでしょう。問題は負担を減らすべき2番手がその役割を果たせていない事です。
 2番手はCorrell Buckhalterですがスターターで出た試合以外はほとんど使ってもらえませんでした。3度のシーズンエンドを乗り越えてきた精神力はチーム全体へ良い影響を与えているのでしょうが、試合に出れないのでは意味がありません。
 3番手を争うのはACLから復帰するRyan Moatsと期待はずれのルーキーシーズンを送ったTony Huntになります。Moatsは怪我からの復帰以前にポカが多くコーチ陣から干されていますし、Huntのスピードの無さはトレーニングで改善出来るものではないでしょう、この2人にも期待はしないほうが良いと思います。

 2007シーズンHuntはシーズンで10回しかボールに触らず、Buckhalterも1試合3回平均しかキャリーしていません。Westbrookが1試合20回ボールを運んで90回レシーブしていますから試合毎に25回ヒットを受けています。このバランスの悪さを改善する事がオフシーズン必要と考えていたのですが、FAでは補強しませんでした。
 2007シーズンWestbrookが乗り切った事で問題が表面化せずに済んだ致命的なデプスの薄さが表面化しない為にも、またWestbrookにもしもの事が有った時の為に2番手の強化は必要です。
 今年は史上空前のRB大豊作と言われていますし、2巡でも普段なら1巡指名するだけの能力を持った選手が残っていると考えられています。しかし、それだけのニーズが有るとコーチ陣が考えているのならばFAでも何らかの動きを見せているはずです。
 Westbrook、Moats,Huntが3巡、Buckhalterは4巡指名です、OLが良ければRBはそこそこでも走れると考えている節があるReidですし、今年1日目にRBを指名する事は期待しないほうが良いでしょう、3巡4巡辺りで1人取る事になるのではないかと予想します。

 Moatsで失敗したWestbrookのコピーを狙うのか、Huntで失敗したパワーランナーを狙うのか、Buckhalterのようなバランス型を狙うのか、これは別にどういう特徴のRBでも良いのではないかと思います。Moats,Huntは外れですし、Buckhalterにこれ以上の上詰みは無いでしょう。契約も残っていますしチームカラーを考えてもパワーランナーをもう1人取る事は考えにくいですから、リターナー兼任のスピードタイプを狙うのではないかと思います。
 個人的には、豊作の今年素直にBuckhalterに代わるWestbrookの相棒を上位で指名した方が良いのではないかと思うのですが、そうはならないのでしょう。

QB指名は無いでしょう

2008-03-22 21:28:10 | イーグルス
 FA補強もほぼ終わりましたし、ドラフトに向けての話題が増えていく事になります。ワークアウトに誰を呼んだとか、何所のプロデイにAndy Reidが姿を見せたと言う話題も出てはいるのですが、全てが分かる訳ではありません。

 FAで動かなかったポジションのQBですが、Donovan McNabb,A.J Feeley,Kevin Colbの3人共に契約は2010年までです。
 McNabbが2007シーズン復調気配でシーズンを終えた事でMcNabb放出してFeeley,Kolbへチェンジする声は下火になりました、しかしKolbをドラフトした意図がMcNabb放出を織り込んでいるとすれば、Kolbに目途が立ち次第McNabbを放出する可能性は残ります。
 逆にMcNabbを使い続けるのであればFeeley,Kolbのどちらかを放出する事を考えるでしょう。Feeleyは無敗のNE相手に良いプレイを見せました、MIA,SDで落とした評価をまた上げつつあるでしょう。スターター経験がそれなりに有りますし、安価なバックアップとして売る事が出来ると思います。Kolbは1試合に出場してサックを受けただけに終わりましたが、スカウトチームでの練習では成長を見せているようです。このまま成長を続けてくれれば来年の今頃には売り物になるかもしれません、Kolbにバックアップを任せられると判断した時点でFeeleyを放出する事になると考えるのが普通だとは思いますが。

 ドラフトでQBを指名する可能性はまず有りません、ドラフト当日にMcNabbを売る事はしないでしょうしKolbは売り物になるような価値をルーキーシーズン見せる事が出来ませんでした。Feeley放出もKolbの成長とセットになるでしょうから、今の段階ではまず無いと思います。現状の3人で2008シーズンも戦う事になるでしょう。

 ただ、2008シーズンが終わった後に誰か一人放出する可能性はかなり高いと思います。その時の為にPSで1年寝かす事まで考えた上で下位指名する事は有るかもしれません。

今年はFAになる選手が少ないです

2008-03-20 22:00:21 | イーグルス
 FA戦線で獲得に動いていたWRもスターター級は全員行き先が決まりました。LBをもう一枚加えたいと私は思うのですが、その候補だったSTLのBrandon ChillarもGBと契約しましたしもうめぼしい選手は残って居ません。とりあえずFA補強は終わったと考えて良いと思います。

 チームに必要ならばFAになる前に再契約するので仕方が無いのですが、今年はUFAになった選手との再契約がまだありません。FA市場を試してみたいと市場に出てから再契約する事も多いのですが、今年は再契約に動いているという情報もありませんしこのまま全員放出になるのかもしれません。
 すでに他チームと契約した選手はFB Thomas TapehがMINに、CB William JamesはBUFと契約しています、カットしたJevon Kearseは古巣のTENに戻りました。スターター級の選手がFAになっていない事もあるのですが、何所とも契約していない選手がまだ少しですが居ます。

 PR Reno Mahe 彼を欲しがるチームは無いでしょう、9月になってPRを固定出来ない場合にはチームに帰ってきてしまう可能性が有ります。正直もうMaheの姿は見たくないですし、リターナーを固定出来るようにドラフトでしっかり獲得して欲しいものです。
 DL Kimo von Oelhoffen DT/DEどちらでもプレイ出来ますが去年はDTに入る事が多かったようです、DTの層の薄さは問題ですしチームは再契約を望んでいると言う噂も有ります。スターター2人は固定できていますが、3番手以降はレベルが落ちますし再契約するかもしれません。
 カットしたLB Takeo Spikesもまだ契約出来て居ません。シーズン終盤肩の怪我で手術をしていますし足も何度か怪我している事が原因でしょう。5ミリオンのベースサラリーが問題でした、怪我がシーズン開幕に間に合うならばもう少し安い値段で再契約する事が有るかもしれません。まあSpikesが居るとプレイオフに出れないジンクスを考えるとこのまま放出した方が良いのかもしれませんが。

 フランチャイズ指名したL.J SmithとRFAのミドルテンダーを提示しているJoselio Hansonとはまだ契約して居ません。L.Jもホールドアウトするような事は無いでしょうし、Hansonも規定通りの1年契約にサインする筈です。FA戦線が終わった事でL.Jに対しての長期契約交渉が本格化するでしょう、出来る事ならば5年契約くらいで確保しておきたいのですがL.Jが望む金額を支払う事が出来るのかが問題になりそうです。5年30ミリオン以下でまとまってくれると良いのですが、相場は上がり続けていますし難しい気がします。