イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ブリッツ、ブリッツ、ブリッツ

2008-09-23 07:46:56 | イーグルス
 レギュラーシーズン第3戦のPIT戦は15-6で勝利し、2勝1敗となりました。

 序盤Brian WestbrookがTRAの足を踏むアクシデントで足首を捻挫しそのまま退場する事になりました。すぐにレントゲンが撮られ骨折ではない事が確認され、翌日のMRIでも靭帯の損傷は軽度と診断されました。下手をしたらシーズンエンドも有ると危惧していたのですが、早い段階で復帰できそうです。
 後半開始と共にDonovan McNabbからKevin Kolbに代わりましたが、不運なINTの次のシリーズではMcNabbが復帰しています。腰の怪我と言う事ですが、試合中いつ負ったのかは分かりません。
 見ていて気が付かなかったのですがもう1人、L.J Smithも試合後半に退場したようです。

 オフェンスはWestbrookを失い、Shawn Andrewsが腰の怪我で最初から出ていない事を考えれば2試合30点以上を連発したのに15点しか取れなかったのも仕方が無いと思います。やはり代役Max Jean-Gillesは押されない物の押せない事が多くAndrewsとの格の違いを実感する事になりました。その中で10回43ヤードを走り、6回44ヤード1TDレシーブの数字を残したCorrell Buckhalterは使ってもらえれば仕事が出来る事を証明しました。Lorenzo Bookerはランは5回持って11ヤード、パスは2回で5ヤードと共に不満足な数字に終わりました、Westbrookが欠場した時のサードダウンバックとしては大きな期待は出来ないでしょう。
 何度か危ない場面は有りましたが、OLはMcNabbを守りました。危惧していたインサイドからのブリッツは少なく2サックだけで済みました。Andrewsが帰ってくればランブロックは改善されるでしょうし、それなりの評価はしていいと思います。
 McNabbは調子の目安になるショートパスが上に抜ける事も少なく、まずまず調子は良かったと思います。ただ、ショートを繋いだ後のディープが通らず、ロングを残した場合にサードダウンはJason Avantのパターンを読まれているように見えました。サードダウンでAvantが最も信頼できるレシーバーなのかもしれませんが、もっと投げ分ける事が必要です。
 毎度恒例の終盤手詰まりがこの試合でも見られました、ディフェンスが完封したので大きな問題にはなりませんでしたが、最後まで逆転される危険を残したのは問題です。本来圧勝すべき試合でした。

 ディフェンスは常に2枚のブリッツを入れ続けるような状態でした。投げられれば多士多才のレシーバーを相手にしきれないとDAL戦で学んだ事がこの試合生きました。ただ、FAで弱体化し続けるPITのOLだから出来た事で、DAL相手にこのブリッツを入れてもこの結果は無かったでしょう。そう言う意味では弱い相手を圧倒し、強い相手には歯が立たないいつものパターンが良い方に出ただけかもしれません。
 ブリッツ多用でディープを投げさせず、ショートを多用させる事が出来ました。その事で浅めのゾーンを引き、ラッシュから逃げつつターゲットを探すBen Roethlisbergerとレシーバーの間にディフェンスが入るような形が出来上がりました。高さ勝負で放り込めばよかったのでしょうが、数少ないディープをAsante SamuelがINTした事で投げる場所を失わせる事になりました。ブリッツにはスクリーンとブリッツが届く前のショートパスで対抗するのが基本なのですが、うちの小さいDB相手だと大きいレシーバーに浮かせたパスを放り込むのが実は正解で、Heath Millerを上手く使われたらここまで一方的にOLを壊す事は出来なかったかもしれません。
 相手の弱点を見つけた場合、そこを突き続けるAndy ReidとJim Johnsonのプレイコールが成功しましたが、裏表を使い分けるのは下手ですしてこの試合は上手く行っただけで強力ディフェンスとは考えないほうがいいでしょう、先週は43点取られたのですから・・・

 終盤オフェンスが出なくなった危機をSav Roccaが救いました、先週に続き好パントを連発しています。ディフェンスマッチになった場合のスペシャルチームの優劣は勝敗の直結する事を実感させられました。Roccaの成長とリターナー陣の刷新は接戦に弱いチームを変えてくれるかもしれません。

 リードした状態で終盤ボールをキープ出来ない事が次の試合への課題です。この試合も第4Qにもう少しボールを持ち続ける事が出来れば楽に勝てたはずですし、ディープに浮かされた時に一発を貰う恐怖は付きまといます。ランしかない場面でもランを出す工夫をする事が安定して勝つために必要でしょう。

負けられません

2008-09-22 05:25:11 | イーグルス
 1勝1敗の3週目はPITをホームに迎えます、先週の敗戦はアウエイですし許せるのですがこの試合はホームですし落とすわけにはいきません。

 ハンデは3点有利
 ESPN 4-5
 USA Today 7-1
 TSN 6-2
 ハンデはホームの3点分ですし、ほぼ互角の勝負と見て良いでしょう。

 Shawn Andrews欠場は大きなダメージですが、PIT側もDE Brett Keiselが欠場、CB Deshea Townsendも金曜の練習を欠席したようです。Townsendが欠場する事になればCBの数が足りなくなりますから3WRセットが威力を発揮するでしょう。Brian WestbrookとCorrell Buckhalterを同時に入れ、Westbrookをスロットに入れるような奇襲も効果的だと考えます。

 この試合は勝たなければなりません、良い勝負をしても負け越しては意味がないですから。先週競り負ける原因になったパスラッシュ不足とラン+スクリーンの地上戦の開拓をどこまで修正したのかを見る事になります、ここでまたディープに一発を貰いランが出ないようだと不安定な一発屋で終わる可能性が高くなるでしょう。
 内容と結果の両方が求められる試合です、先週と何が違うのか何が変わらないのかを見たいと思います。


3-3-5ニッケルを使えるか

2008-09-21 08:55:03 | イーグルス
 先週のDALほどではないのですが、PITも大きいTE,スピードの有るWRに競り合いに強いWR,そして優秀なRBと苦手なマッチアップの連続になります。特にSantonio HolmesのスピードはSheldon Brown、Asante Samuelどちらが付いてもディープに走る余裕を与えれば付き切れないでしょう、ダブルチームもHeath Millerを抑える為にSを1枚使わなければなりませんし、付いた所でカバーの役には立たないでしょうけれど・・・。そう言う意味ではHolmesにはLito Sheppardを付けるのがベストの選択だと思いますが、どうもうちのコーチ陣は格とか序列にうるさく3番手扱いと決めた以上スターターとして使う事はしないと思います。そして時間を与えればHines Wardもディープに走りこんできますし、DBの奮闘を期待するよりもパスラッシュの強化が必要です。
 
 DL4人でラッシュが掛かれば問題ないのですが、そうならなかった時にどうするのかが見えません。相手が弱ければブリッツ(オフェンスはロングパス)連発で粉砕、強ければ何も出来ずにジリ貧がAndy Reidの致命的な所なのですが、Cris Gocongの有効利用をそろそろ考えて欲しい物です、去年のNE戦のような使い方をしてこそGocongは活きるのですから。
 
 Stewart Bradleyに無線を持たせたのは失敗だったのではないかと思うようになって来ました。4-3-4の基本体型では問題ありませんが、4-2-5ニッケルの時に外せない事でカバーの良いOmar GaitherとBradleyをLBで使う事になります。パスラッシュが必要なニッケル時にブリッツが本職のGocongを外さなければならないのは問題だと思います。STL,DALとWRの数が居ないチームとの対戦が続いた事も有るとは思いますが、ニッケルディフェンスでCB3枚投入の場面がそれほど多くない印象です。(ニッケルが少なくダイムが多く感じるのはダイムでSean Considineを使ってミスするのが目立つからなのでしょう・・・)ニッケル時にBradley(本当はGaitherのが良いのですけど)とGocongで組ませてGocongはブリッツ専任、その分を優秀なCB3枚でカバーするように調整して欲しいのですが、ほとんど見ることが出来ません。

 ブリッツをインサイドから入れる事、スピードが有るLitoを多用する事がPITのオフェンスを止める為に必要だと考えます。ディープに思い切りよく放り込んでくるBen Roethlisbergerに時間を与えてはいけません、後ろを厚くするよりは前に出るディフェンスをする決断が必要になります。

左のラン>右ロールアウト

2008-09-20 09:01:10 | イーグルス
 腰を痛めているShawn Andrewsは練習に復帰する事ができずにPIT戦欠場が濃厚になりました、キャンプでAndrews不在の間代役を務めていたMax Jean-Gillesが出場する事になります。
 プレシーズンゲームでのPIT戦でもGillesはスターターで出ているのですが、プロボラーAaron Smithに簡単にひねられました。右側へのランが基本になるチームにとってこれは致命的な状況です。DAL戦の時も序盤に悪い所は出た方が良いと思っていましたが、ここでAndrews不在のシミュレーションをするのも悪くないと思います、キャンプ合流が遅れたAndrewsが1シーズン無事に乗り切る事は無いと考えていました。シーズンエンドの怪我ではなく、復帰出来るであろう怪我しかしなかっただけでも運が良かったと思います。ただ、去年TRAの代役で出てきたWinston Justiceのようなやられっぷりでは困るのですけどね・・・。
 PITのDLではREのBrett Keiselは出てこないでしょう、先週DeMarcus Wareを完封したTRAがOLBを完封し、Keiseiの代役をTodd Herremansが抑える事が出来るならば、久しぶりに左のオフタックルからMcNabbの右ロールアウトの流れが使えるでしょう。OLの左側が勝つ+McNabbが動ける、この2つが揃うのは何年ぶりでしょうか。

 私用で練習を休んでいるJamaal JacksonとGillesのコンビネーションに不安は残りますが、プレシーズンのPIT戦で一度同じ対戦は済ませています。ここをブリッツで狙われた時に不安は残りますしRBのピックが重要になります。McNabbを守る事が出来るならば、WR-CBのマッチアップで勝利する事は可能でしょう。

 Andrewsの不在は問題ですが、McNabbは好調ですしDeSeanのスピードに対処できるDBも居ません。終盤ランが出なくなり手詰まりになる危険は有りますが、好き勝手な空中戦が出来る序盤はある程度機能するでしょう。ランが出ない時にどうカバーするのかを考えなければなりません、スクリーンが止められると次が無いのでは進歩が無さ過ぎます。

休みなし

2008-09-19 06:35:58 | イーグルス
 マンデーナイトを終えてからPhiladelphiaに帰ってきて、休憩日を作らずに練習を再開しました。

 2試合欠場していたReggie Brownが練習に復帰しています、DeSean Jacksonとスターターコンビを組む事になるでしょう。
 DAL戦を途中退場したShawn Andrewsですがどこで怪我をしたのかが良くわかりません、前半のツーミニッツまではプレイしていましたし、後半は最初からMax Jean-Gillesに代わっていました。腰の怪我でAndy Reidはクエスチョナブルの状態と言う事です、MRIの結果も重症ではなかったようですしシーズンエンドと言うような怪我ではないのでしょう。キャンプに参加しなかった事で体が出来ていないのは仕方が無いですし、1週休ませて様子を見た方が良いと思います。
 他に2日間練習を休んだのはJamaal Jacksonですが、怪我ではなく個人的な理由のようですからPIT戦の出場には問題ないはずです。DT/FBのDan Kleckoが手の怪我で別メニュー、Trevor Lawsが太ももを怪我しています、層の薄いDT陣に怪我人が出ているのは問題になるでしょう、Darren HowardのDT起用が増えるかもしれません。
 
 T.Oとの1対1で千切られ、Jason Wittenにストレートスピードで負け続けたBrian Dawkinsに対する批判(と言うより、衰えに対する再認識でしょう)にDawkinsはまだまだプレイを続ける事が出来るし、チームに対して貢献が出来ると思う限りは来年もその先もプレイを続けたいと思っていると限界説を否定しました。
 ただ、本人にやる気があろうとDAL戦のプレイはキャリアの終わりが近い事をはっきりさせました。契約最終年度ですし契約延長を望んでいるのですが、早期の延長はせずにシーズン終了後に考える事になりそうです。

 サイズのあるDBを加える事が急務なのですが、コーチ陣は多分それをしないでしょう。やる気があるならばいくらでも手を打つことは出来たのにスピードを重視し続けたのですから。
 ただ、怪我を抱えている選手が多いのですが、まだFA市場に6フィート以上のSは何人か居ます。
 HOUで4年間プレイし、スターター経験もあるGlenn Earl、CARと契約した物のファイナルカットで解雇されているTerrence Holt、この2人はSean Considineよりはよほどチームに貢献してくれると思うのですけれど、入れ替える事は無いのでしょう。