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正式にMcDermott昇格

2009-07-25 23:06:00 | イーグルス
 癌の治療の為に休職中のJim Johnsonの代理を務めていたSean McDermottが正式にDCに就任する事になりました。Johnsonの処遇に付いては日本時間で深夜に行われる就任記者会見で明らかになるでしょう。
 McDermottは35歳、1994-97年にWilliam&Mary大でDBとしてプレイし、卒業後は1年母校でのコーチ見習いを経て1999年にEaglesのスタッフに加わりました。Andy Reid就任とともにチームに参加したスタッフと言う意味では、35歳ですがチーム最古参の1人と言う事になります。2年間HC補佐を務め、2001年からディフェンスのアシスタントとしてJohnsonに師事する事になりました。最初はDBのアシスタントとして現MINのDC Leslie Frazierのアシスタントとなり、FrazierがCINのDCに引き抜かれた後はDBコーチに就任します。2007年にはNYGのDCとして引き抜かれた現STLのHC Steve Spagnuoloの後任としてLBコーチに移り、2008年はBALのHCとして引き抜かれたJohn Harbaughの後任としてDBコーチに戻っています。常に引き抜きによって出来た穴を埋める役割を任されてきました、引き抜かれると言う事は能力を高く評価されたスタッフが抜けると言う事ですしその穴を埋め続けてきたのですからMcDermottは高く評価されていると考えて良いでしょう。Johnsonが10年で排出したHC.DCは上記のFrazier.Spagnuolo.HarbaughにCHI.SDのDCを務めているRon Riveraと4人とも大成しています、最後まで手元に残ったMcDermottが5人目のJohnson門下として成功してくれると期待します。

 昨シーズンも序盤ランディフェンスが酷かったのがシーズン後半までに立て直しています。全体的なシステム作りは師匠から教わっているでしょうし(多分シニアアドバイザーのような形で雇用して医療費を支払うでしょうから)助言を得る事も出来るでしょう。ただ、試合中の駆け引きや采配、また怪我などに対応する事が出来るのかと言った面はMcDermottの能力の有無が試されます。そして、現在ディフェンスのアシスタントは急遽獲得した前DALのDC Brian Stewart以外は本当にコーチとしてのキャリアが浅いですからMcDermottに掛かる負担は大きいでしょう。こう言う事態になるのならばBrian Dawkinswp手放す手は無かったのですが、もうこれは仕方がありません。残ったメンバーでMcDermottをサポートしていくしかないです。
 
 2年位前からJohnsonの気力体力の衰えが表面化していましたし、Spagnuoloの引き抜きで最後の愛弟子になったMcDermottを引き抜かれる前にDCに昇格させるべきだと書いてきました。そう言う意味で今回の交代も時間の問題ではあったのですが、こう言う形で緊急登板する事になるとは思っていませんでした。スターターで抜けたのはDawkinsだけですし面子は揃っています、去年同様のヤード・失点共に5位以内を目指して頑張ってもらいましょう。


新加入選手達

2009-07-24 23:58:00 | イーグルス
 ルーキーと若手選手は26日の日曜日にキャンプ地Lehigh大に集合します。そこに参加するであろう新加入選手をおさらいしておきます。

 ドラフトで加入したのがJeremy Maclin.LeSean McCoy.Cornelius Ingram.Victor"Macho"Harris.Fenuki Tupou.Brandon Gibson.Paul Fanaika.Moise Fokouの8人、Maclinのみまだ契約していないので契約が済まない場合にはホールドアウトと言う事になります。ドラフト組は何度も取り上げているので名前を挙げるだけにして置きます。
 去年PSに居た選手にはWR Shaheer McBride.CB Trae Williamsが居ます、他にも数人居たのですが1月の時点で再契約した選手も今年のルーキーFAと契約する中で解雇されたりしています。McBrideは6-2のサイズが有るのですが、今のWR陣の充実を考えるとPSにもう一度戻るのすら難しいでしょう。TraeもCBは4番手まで実績有る選手が居ますから53人枠に抜擢される可能性はほとんど有りません、去年JACの5巡指名でファイナルカット後になぜかJACではなくうちのPSで契約した選手ですし、元5巡と言う点ではPSでもう少し育てるのではないかと推測します。
 PSからシーズン後半怪我人の補充等で53人枠に上がったものの、ほとんど出番が貰えていない選手にはWR Danny Amendola.OL Chris Patrickが居ます。AmendolaはDALのPSに居たのですがシーズン終了後に再契約してもらえずに居た所を拾いました。Patrickは元々2007年のルーキーFAでNYGと契約して以来5チームを経て6チーム目として契約しています、30ポンドの増量に成功していますし課題のパワーアップが出来ているならば5人も居るルーキー・2年目のドラフト組と53人枠の最後を争えるかもしれません。
 他チームのPSからシーズン終了後に契約した選手にはRB Eldra Buckleyが居ます、ドラフトでのMcCoy指名まではそれなりに記事になっていたのですが、最近はすっかり情報が無くなってしまいました、PSには残ると思います。
 他チームから解雇され1年以上のブランクを経て今年契約した選手にはCB Dimitri Patterson.S Byron Parker.P/K Ken Parrishが居ます。Dimitriは26歳で2005年にルーキーFAとしてWASと契約し、その後KCで7試合に出場しています。Byron Perker(Byran Smith.Juqua Paekerと同名が居るのでフルネーム書かないと紛らわしいですね)は28歳で2006年にDALと契約しましたがキャンプ中にカットされています。Parrishは2007年SFのルーキーFAでしたが、カットされ警察学校に通っている所オファーを受けて契約しました。CB陣はEllis HobbsのトレードとJack Ikeguwounuの復活で層が厚くなりましたし、年齢から見てもPSに置いて育てる事はしないでしょう、キャンプでベテランを追い抜かない限りカットされる事になります。PはSav Roccaが成長中ですしParrishは警察学校に逆戻りすることになるはずです。
 去年卒業したのですが、そのままどことも契約しなかった選手を今年になってから契約したのがTE Eugene BrightとSS Reshard Langfordです。BrightはカレッジではDEでしたが高校時代のTEとして契約しました、TEが手薄な事も有り53人枠に残る可能性も有りますし、PSには残ると予想されています。
 Langfordはこれまで一度も取り上げた事が無かったので調べてみました。最近NFLに選手を送り出すようになったVanderbilt大出身でSとして4年間スターターで2005年にはSECのフレッシュマンファーストチームに選ばれています。4年間で247タックル11INTを記録していますが特別表彰は受けていません。高校時代にはRBとして1459ヤード30TDを記録して州のファーストチームに選ばれています。Sも上位3人は確定済みです、4番手をルーキーHarris.OAKからFAで契約したRashad BakerにByron Parkerで争う事になります。CB出身でINT能力が高いHarrisと去年良い所でINTを決めたBakerの争いでしょう。
 ルーキーFAはKR Marcus Thigpen.FB Marcus Mailei.DT Jervonte Jacksonの3人しか居ません。キャンプ時のロスター人数でNFLE派遣枠が撤廃された事と、上記したように純粋なルーキーFAではなく回り道組が今年多い為にルーキーが少ないのでしょう。WR/KRのThigpenはPSに残れるかと言った所でしょうし、MaileiがPSに残れるかは53人枠にFBを2人入れるかどうかが影響するでしょう。Jackson弟は手薄なDT陣で4番手争いをするかもしれませんが、PS行きが濃厚です。
 他にカナダのプロリーグCFLからLB Charleston Hughesを獲得しています。Northwood大で45試合に出場して372タックルを記録し2007年DETのルーキーFAとして契約しましたがカットされ2008シーズンはCFLでプレイしていました。66タックルはチーム2位で5サックも記録しています。

 これら若手の中から53人枠に残るのはドラフト上位組み数人だけでしょう、PSに残れるのもわずかな選手だけですしほとんどの選手はカットされる事になります。ベテランが来るまでの3日間でもこれらの若手にとって生き残りを賭けた激しい練習が行われるのでしょうね。

キャンプまであと4日

2009-07-24 00:17:00 | イーグルス
 1巡指名されたJeremy Maclinは今年ドラフトで指名した8人の中で唯一契約していませんが、26日から始まるトレーニングキャンプまでに契約がまとまる可能性は高そうです。すでにArizonaで行われていたDonovan McNabb主催のキャンプを終え、自宅からPhiladelphiaに移動してきています。キャンプが始まる4日前に顔を出したのは契約の為と考えて良いでしょう。
 まだ1巡指名選手は2人のQBしか契約していません、2巡指名の選手もLeSean McCoyを含めほんの数人しか契約していません。水面下である程度今年の契約がどれ位の金額になるのかは代理人とチームで把握できているはずです、キャンプ開始が迫っていますから数日中に契約ラッシュが来るのでしょう。Maclinもホールドアウトは考えていないようですから契約はまとまると思います。

 Marshall FaulkがルーキーRBの中でMcCoyが活躍すると予想しているようです、OLが良い事とMcNabbが居る事もプラスになると周囲が固まっている事を評価しています。そしてFaulkがRBの能力で重視するのがホールを抜けるスピードでそれをMcCoyは持っていると見ているようです。
 トップスピードよりもホールに飛び込むスピードを重視するのは近年のゾーンブロック全盛を見ても正しいのでしょうけれど、ホールに飛び込む前に一旦躊躇してしまうように見えるMcCoyにそれが有るのかは微妙だとおもいます。もちろん、ハイライト程度しか見ていないので(ハイライトでも外に外に逃げるプレイばかりなのですが)ためらわずに突進した時のスピードは素晴らしいのでしょう。または、ホールが開くまで我慢して、そこからの急加速を評価しているのかもしれません。OLの後ろで我慢出来るのか、思い切りが悪いのかはプレシーズンゲームを見れば分かるでしょう、上体が突っ立っているように見えるのも腰が高いのか視野が広いのか結果論で評価されるのでしょうから当たり前なのですが活躍すれば長所と言われ活躍できなければ欠点と言われるのでしょう。

53人枠を考える 2009

2009-07-22 06:56:00 | イーグルス
 キャンプまであと一週間になりました、53人枠を選んでみます。

 QB 3 Donovan McNabb  A.J Feeley  Kevin Kolb
 RB/FB 4 Brian Westbrook  LeSean McCoy
        Leonerd Weaver  Kyle Eckel
 WR 6 DeSean Jackson  Kevin Curtis  Jason Avant
      Jeremy Maclin  Hank Baskett  Reggie Brown
 TE 2 Brent Celek  Curnelius Ingram  
 OL 9 Jason Peters  Todd Herremans  Jamaal Jackson
     Stacy Andrews  Shawn Andrews  Nick Cole
     Max Jean-Gilles  Mike McGlynn  King Dunlap
 
 DE 6 Trent Cole  Victor Abiamiri  Jaqua Parker
     Darren Howard  Chris Clemons  Bryan Smith
 DT 4 Mike Patterson  Brodrick Bunkley
     Tervor Laws  Dan Clecko
 LB 5 Stewart Bradley  Cris Gocong  Akeem Jordan
     Omar Gaither  Tank Daniels  
 CB 5 Asante Samuel  Sheldon Brown  Ellis Hobbs
     Joselio Hanson  Jack Ikeguwounu
 S  4 Quintin Mikell  Sean Jones  
     Quintin Demps  Victor Harris
 ST 3 David Akers  Sav Rocca  Joe Drenbos

 この51人までは絞ったのですが、3人目のTEが誰になるか悩んだ結果TEは2人でPSにDEからコンバート中のルーキーEugene Brightを置くのではないかと考えました。その分OLかRBを1人増やすと予想します。ディフェンスではLBが6人だと思いますが、最後の1人はST枠でしょうしLB以外を増やすかもしれません。OLではWinston Justice,Fenuki Tupou RBではLorenzo booker LBはJoe Mays, Tracy White辺りが最後もイスを得ると考えています。


フロント迷走中

2009-07-20 07:57:00 | イーグルス
 1996年にルーキーFAで入団して以来2005シーズンまで10年間チームに在籍したDT Hollis Thomasがチームに復帰するかもしれません。フィジカルチェックをする為にチームの施設に呼んだようです。

 スターターと言うよりも3番手のDTで起用されていた時期が長かったのですが、公称6-0 335ポンド、実際は350ポンド以上有る割に通算で20サックを記録しているフットワークも併せ持ち、ランストッパーでもパスラッシャーとしても起用出来る動ける重戦車として活躍しました。Corey Simon,Darwin Walkerが大金を貰っている割に怪我などで不調の中、フロントお得意の安価な長期契約に縛られていたThomasは契約更改を求め、NOへ移籍しました。NOではスターターとして2年間起用されましたが去年はウエイトオーバーで調整不良の中、腕の怪我でシーズン序盤IR行きとなりFAになっています。

 精神的に幼く、体重管理が出来ず、スターターに成れない事に不満を持ったりと問題も多いですし、すでにフットワークは衰えています。そんなThomasを今更起用しなければならないのだとすればDT陣が余程信用されていないと言う事になります。
 ドラ1コンビが不動のスターターを務め、去年2巡でTrevor Lawsを加えています。必要なのは4番手5番手ですし、ベテランの経験を加える必要も有りません。ここでThomasを呼ぶのであればなぜドラフトで補強しなかったのかが問題になります。ショートヤード用のランストッパーを探しているのだとは思いますし、確かにチームの弱点ではあります。ただ、4番手のDTはFB兼任だったDan Kleckoを起用する事で内定していたはずです、270ポンド程度でこれまでDT/LB/FBとしてプレイしてきたKleckoにランストップが出来るはずがありません。キャンプ直前になってランストッパーを探すのはフロントの怠慢です。

 4年前チームに居た時はShawn Andrewsと力比べて唯一相手が出来る怪力の持ち主でした。腕の怪我でパワーが落ちているようならば獲得する意味は有りませんが、怪我から回復しているのであれば4,5番手として使ってみようとフロントが考えたのかもしれません。若手揃いと言う事も有りますがここ数年DT陣は怪我と無縁でした、しかしデプスは常に薄く怪我人が出た時のレベル低下は大きな問題点でした。パスラッシュタイプのKleckoはDE/DTのDarren HowardやVictor Abiamiriで代用出来ますし、4番手のDTにはランストッパーを入れた方がチーム力の向上には役立つはずです。ただそれが36歳で体重管理が出来ずに怪我をしたThomasなのは間違っていると思います、引退前の1日契約という形以外での契約はして欲しくありません。