イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

17-14で勝つチームじゃないです

2010-09-09 03:56:00 | イーグルス
 ファーストチームオフェンスの得点力に不安が残る、ディフェンスはそれなりに機能した。プレシーズンゲームの評価を簡単にするとこうなります。

 緒戦のJAC戦がレッドゾーンまで2回攻め込んだもののTDが取れなかった6-0で弟1Qで下がりました。
 2週目の@CINは前半終了まで出て、これまたレッドz-ンまで攻め込んでもTDが取れず6-7.
 1番長くファーストチームが出る3週目の@KC、第4Q最初のFGまでで13-14.ディフェンスのターンオーバーからしか点が取れずオフェンスは全く機能しませんでした。
 最終週のNYJ戦はファーストチームは出ませんでした、3試合合計で6Qプレイして25-21のスコアです。6Qで25-21を1試合分の4Qに直せば17-14になります、これだけを見てもディフェンスは頑張ったがオフェンスはダメ、こうなるのは当然です。

 オフェンスはダメなままなのか?レシーバー陣に怪我人が出た事の影響は少なくありません。OLの整備で今後少しはランパス両面で良くなるはずです。Kevin Kolbは去年の先発2試合と2008年のBAL戦が後半2Qの実戦経験しか有りません、1試合ごとに成長するでしょう。

 Andy Reidの12年で1番長いキャンプで調整した結果が調整不足で終る、怪我に関しては仕方が無いのですが、残念な結果です。Kolbの経験値に期待したばかりですが、プレシーズン3試合は後になればなるほどプレイの質が落ちたように見えます。経験不足のKolbを助けなければならないOL.他のスキルプレイヤーが不振なのですからKolbだけを責めてはいけません。
 足は遅くないのにパスラッシュから逃げるのが下手なのですから、OLがしっかり守ればパスの選択肢は広がります。ディープに放ってフィールドを広く使うのがReidのオフェンスなのですから、ブリッツを恐れているうちは真価を発揮できません。まあ、Kolbの長所であるショート・ミドルのパスがピンポイントに行かないのは問題ですけど・・・
 DeSean Jacksonが居るか居ないかで相手のディフェンスはぜんぜん違います。Jeremy Maclinのキャッチミスが治らないようならばJason Avantのスターター起用も考えなければなりません。評論家でMaclinよりAvantの方が能力の高いWRと見る人が少なくないです。レシーバー陣の整備も重要です。
 LeSean McCoyとLeonard Weaverのランオフェンス、4回持たせると0.1.3.8.ヤードで平均4ヤード、安定しないのはKolbが不安定な事を考えると問題です。バルクアップしたとされるMcCoyですが、スクリメージに飛び込むスピードが無い(抜けた瞬間加速するプレイスタイル)は問題です。抜ければLBやSを簡単に置いて行く代わりにスクリメージを抜ける瞬間躊躇する場面が目立ちます。
 WeaverもOLが開けてくれなければパワーでルートを破壊する事が出来ません。1ヤードを確実に取るパワーランナーではなく、Sなら弾き飛ばせるパワーで抜ければ一発が有るタイプの重量級です。ブリッツのピックは上手いですし、今年もワンバックから持たせる使い方になるでしょう。
 1ヤードを取る為にRFAを引き抜いたMike Bellが怪我で使えなかった、プレシーズン不振の一因はここにも有ります。McCoy,Weaverが苦手とする確実に押し込んで1ヤードを取る・ゴールラインをこじ開ける仕事をしてくれれば3rd&2辺りでパスを投げなくて済みます。怪我が癒えた時にそれが出来るようになるのか、これも注目点です。

 悪い所が無いのに不振よりは、改善すべき点がたくさん有るのは希望が持てます。2010シーズンがKolbの経験値稼ぎで終るのか、プレイオフを狙う事になるのか、シンデレラチームになるのか、これはバイウイークまでの比較的楽な相手にどう対処するのかで分かるでしょう。

PS8人埋まりました

2010-09-07 21:47:00 | イーグルス
 空いていたPS枠2つが埋まりました、去年NOの4巡指名S Chip Vaughnと今年のルーキーFAでSDと契約していたWR Jeremy WilliamsがPSに入りました。

 6-1 221ポンドの大型DB Vaughnは去年のドラフトで欲しかった人材なので少し嬉しいです、コンバインで40ヤード4.51、3コーン7.04、シャトル4.12、垂直飛び37インチ、ベンチプレス21回を記録しています。Wake Forest大では2年間スターターで192タックルを記録しています。ストレートスピードが素晴らしく、サイズも有る為に素晴らしいST要員と評価されています。Sとしてはサイズを考えれば素晴らしい運動能力を持つが、嗅覚はイマイチでSとしては熟成されていない、INT出来るボールをこぼす、ドラフト時の評価を見るとFSよりはSS向きの印象です。
 去年のドラフト時にTEカバー要員として欲しかったのですが、1年半でカットされた所を見ると余程悪かったのでしょう、評価されていたST要員としても残れなかったのですから。戦術が違えば生まれ変わる可能性も有りますし、素晴らしい身体能力でチームに貢献して欲しいと思います。

 WilliamsはTulane大出身で6-0 206ポンド、コンバインでは40ヤード4.58と酷い記録を残してしまいましたがプロデイでは4.48を記録しています。3コーンは6.73と素晴らしい数字ですし垂直飛びは36インチを記録しています。
 トップスピードが足りないがポゼッションレシーバーに必要な機敏さとキャッチ力は素晴らしいと3番手4番手のWR向きと評価されています。ランブロックでも貢献出来るパワーも持っているようですし、STでも貢献出来るでしょう。ただ、WR不足と言われるSDでカットされていますしドラフト時の評価よりも実力的に低いのかもしれません。

 これでPS8人が決まりました。デプスの薄い所をしっかり埋めていますし他所から取った3人はいずれもドラフト時の評価は高い選手です。当面は53人枠PS8人共に今のメンバーで行く事になりそうです。


PSに置けて実績有るS急募

2010-09-07 02:05:00 | イーグルス
 あと3個あるPS枠の1つが埋まりました、NEに2006年4巡指名され、翌年からMINに3年間在籍したTE Garrett Millsと契約しました。
 ノーネームでも4巡指名くらいされると、ドラフトから2-3日でちゃんと調べてくれるTSNのデータに名前が有りません。カレッジの成績を調べると4年生の時87キャッチで1235ヤードとTEとしては凄い数字を記録しているのですけれど・・・6-1で235ポンド(カレッジの時はもっと軽かったでしょう)のサイズがNFLのTEとして評価を下げたのかもしれません。
 MINでは3年間で9試合に出場し、7レシーブ91ヤードを記録しています。PS入りの規定の中に1シーズン9試合以上出場のシーズンが無い事、と言う規定が有りますが微妙な所で潜り抜けています。去年1試合も出ていないのは気になりますが、PSに置ける選手の中では実戦経験豊富な選手ですし2人しかTEを確保しなかった事を考えると怪我などの緊急事態で即戦力になるのはCornelius IngramよりもMillisが上かもしれません、言うまでも無くMINならシステム同じようなものですし。

 
 本音を言う必要は無いにせよ、HCとGMが揃ってSは3人で大丈夫と言っていますし、週末試合な事を考えると本当に53人枠はこのまま行く事になりそうです。ルーキーを2人も53人枠に入れましたし素材よりも実績ある選手が欲しい所です。上記のMilisのような経歴の選手が居ると良いのですけれどね。
 
 FAでの動きが無かったので今年は引っ張り出さなかった過去のドラフト雑誌をここ数日のトレード連発で引っ張り出しています。Brodrick BunkleyがDTのベストパスラッシャーと評価されているのを久しぶりに目にして、パスラッシュでOL突破してるの見た事が無い(ランディフェンスは押し込めるのに・・・)とドラフト時の評価がいかにいい加減かを思い知らされたりします。
 

 新加入のReggie Wellsのプレイを見ようとプレシーズン3週目のARI@CHIを見ました。ファーストチームでしたが2Q途中から変わってしまったのですが(放出要員なのがこの辺りからもうかがえます)パスプロは完璧にこなしていました。問題はランで押せるかどうか、左側がほとんどでWellsの力押しのランはほとんど無く1回だけ有ったランプレイはノーゲインでした。機動力は有りそうですし、小刻みなフットワークを見ても足は悪くないようですがRGとしてのパワーはちょっと足りない印象です。本来LGの選手ですし、Todd HerremansがOTでプレイする時にLGとして真価を発揮してくれる事になるかもしれません。

17回もトレードしたのね

2010-09-06 07:05:00 | イーグルス
 ファイナルカットから5人がPSとしてチームに帰ってきました。Jeff Owens,Dallas Reynolds,A.Q. Shipley,Chad Hall,Martell Mallettの5人です。13人ドラフトして10人が53人枠に入りRicky SappがIRにOwensがPSに入っています、ARIにトレードされたCharles Scottはカットされました。


 13人も指名して10人残った、この数字だけを見ると物凄い成功のドラフトと言って良いです。が、私にはそう見えません。
 Andy Reidと球団社長Joe BannerそしてGM Howie Rosemanらが協議して選手選択を行っているのですが、前任のGM Tom Heckertの晩年以降Reidの権限が軽くGM・フロント側の発言力が増している印象が有ります。中堅・ベテランをばっさり切り落としたオフシーズンの動きの結果実績の無いルーキーが大量に残る事になっただけだと思う訳です。Rosemanの傘下にある若手は優遇されHeckert時代の遺産を排除したと言う事です。
 これまでもこのチームは30歳過ぎのベテランは容赦なく切り落とすチームでした、しかし25-8歳くらいの中堅はシステム理解を理由に能力がやや劣ると思われても保護してきました。今年は油の乗った生え抜きの中堅をトレードで放出して行きました、オフシーズン17ものトレードをしたRosemanの取引がプラスかマイナスか、若返りと言う大義名分を考慮しても戦力と言う点ではマイナスと判断しています。
 Rosemanの権限が大きくなる、これが良いか悪いかRosemanが有能かどうかはシーズンが終るまで分かりません。ルーキーの評価には2年は掛かります。が、コーチ陣の変化が無い(入れ替わったのはSTCだけ)のにこれだけ選手を入れ替えたのはRosemanの意向によるものと考えます。
 フロント内部の暗闘があるようなチームは強くならないでしょう。実力よりも派閥優先の人事をすればチーム内部の力関係はともかく他チームとの戦いで有利なはずがありません。結果を見る前に良い悪いを言っても仕方が無いのですが、GM引き抜きからのフロントと現場の関係が変わってきているのは事実でしょう。


 4人目のSはDimitri PattersonをCB兼任で練習させていく事になりました。ディープで競り負けるのが仕事のDimitriにSやらせるのはどうかと思うのですが、サイズから見てもCB陣の中ではDimitriしか出来ないでしょう。PSに1人はSを入れる事になります。
 背番号59で被っていたJamar Chaneyは57に変更しNick Coleは59のままです。新加入組みはAntwan Barnesが51、Reggie Wellsが76、Jorrick Calvinが38を付けています。
 Cornelius IngramをPSで戻したいようですが、膝の怪我に目を瞑るチームが有れば他所に行くでしょう。残る3個のPSにTEとSは入る筈です。

暫定2010ロスター

2010-09-05 12:47:00 | イーグルス
 現地時間4日午後6時までに53人以下にしなければならないファイナルカットの作業がひとまず済みました。Stacy AndrewsがSEAにトレードされKelley Washingtonがカットされています。そしてMax Jean-Gillesもカットされました、Andrewsのトレードが時間までにまとまらなかった為に一旦カットしてすぐに再契約するそうです。そして、昨日カットされたTracy WhiteはNEにトレードだったようです。AndrewsをトレードしたSEAからは来年の下位指名権、WhiteをトレードしたNEからは再来年の下位指名権が貰えるようです。

 これで52人(Gillesを入れれば53人)になりました。唯一バランスが悪いのはCB6人S3人のDBですが、CBは1人リターン専用ですしCB5でS3の8人編成になります。ここで問題なのはCBとS両方出来る(練習している)選手が見当たらない事Sに何か有った場合の事を考えると、まだこのメンバーで決定と言うわけではないのでしょう。JACとCINの間でReggie NelsonとCBのトレードが有りました、これに割って入る事は出来なかったのかなあと済んでしまってから思ったりもします。

 暫定2010シーズンロスターです
QB 
先発 Kevin Kolb   
控え Michel Vick   Mike Kafka
 例年通り3人体制を維持しました。が、KafkaはSの補充、実績有るバックアップQBとの入れ替えなどロスターをいじる際には真っ先にカットされる事になるでしょう。

RB/FB 
先発 LeSean McCoy   Leonard Weaver
控え Mike Bell   Eldra Buckley
カット J.J Arrington   Martell Mallett
トレード Chalies Scott   
 リターナー候補でも有ったArringtonをカットしました、Buckleyが好調ですし仕方が無いです。問題は怪我で調整が遅れているBellがどの程度回復しているかです。

WR
先発 DeSean Jackson   Jeremy Maclin   Jason Avant
控え Riley Cooper   Hank Baskett
カット Kelley Washington   Dobson Collins
カット Chad Hall   Jordan Norwood   Jared Perry
 ST兼大型WR枠はBaskettが勝利しました。システムへの慣れをSTでの働きよりも優先したようです。リターナー候補HallもPRで判断が悪かったですし特別速くも無かったです。

TE
先発 Brent Celek
控え Clay Harbor
カット Cornelius Ingram   Nate Lawrie
 元WRのTEにも関わらずブロック型と言うドラフト時に意味不明の評価だったHarborですが、やっぱりレシーブ型みたいです。3WRセットを増やすでしょうが、2TE時にチームに貢献出来れば上出来です。

OL
先発 Jason Peters   Todd Herremans   Jamaal Jackson
先発 Nick Cole   Winston Justice
控え Reggie Wells   Max Jean-Gilles   Mike McGlynn
控え Austin Howard   King Dunlap
カット Jeraill McCuller   A.Q. Shipley   Dallas Reynolds
カット Fenuki Tupou   Zipp Duncan   Greg Isdaner
トレード Stacy Andrews
 公式デプスチャートの通りに並べましたが、JamaalとColeが開幕戦出れるのかは不明です。6,7番手をGillesとWellsにMcGlynnで争う事になりそうです。TupouとDunlapは逆になると思っていましたが、Wells加入でOTを残す事にしたのかもしれません。

DE
先発 Trent Cole   Brandon Graham
控え Jaqua Parker   Darryl Tapp   Daniel Te'o-Nesheim
控え Antwan Barnes
PUP Victor Abiamiri
IR Ricky Sapp
カット Pannell Egboh   Eric Moncur
 大きく入れ替わりました、1巡指名Grahamが期待に答えるプレイを見せていますしCole,Graham共にダブルチームを必要とする働きをしてくれれば素晴らしいコンビになります。

DT
先発 Brodrick Bunkley   Mike Patterson
控え Trevor Laws  Antnio Dixon
カット Jeff Owens   Boo Robinson
 結局去年と同じメンバーになりました。Lawsがバルクアップで生まれ変わったと好評です。

LB
先発 Ernie Sims   Stewart Bradley   Akeem Jordan
控え Omar Gaither  Moise Fokou   Keenan Clayton
控え Jamar Chaney
トレード Tracy White
カット Simoni Lawrence
 7人残しました、ChaneyがST枠なのか入れ替え要員なのかは不明です。Bradley復帰で去年よりは間違いなく良いです。

CB
先発 Asante Samuel  Ellis Hobbs
控え Joselio Hanson   Travard Lindley   Dimitri Patterson
カット Geoff Pope   David Pender   
 順当に5人残りました、元NEコンビがスターターで並びます。3番手以降の序列は不確定です。

S
先発 Quintin Mikell   Nate Allen
控え Kurt Coleman
IR Marlin Jackson   Antoine Harris
カット Quintin Demps   Victor"Macho" Harris Ryan Hamilton
カット Anthony Scirrotto
 30歳のベテランとルーキー2人、中堅所をばっさり切り捨てました。どこかから一人入れる事になるでしょう。

ST
K David Akers   P Sav Rocca   LS Jon Drenbos  KR Jorrick Calvin
 トレードされてきたばかりのCalvinがリターナーとして残る事になりました。が、HobbsとDeSeanを使うと言っています。リターナーのバックアップ不在として怪我が無ければインアクティブのままかもしれません。